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海上決戦、大天使ラミエル(作者 犬塚ひなこ
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#TOKYOエゼキエル戦争  #葛飾区のラミエル、台東区海上決戦  #葛飾区  #台東区  #ラミエル 

●境海上の大天使
 TOKYOエゼキエル戦争、台東区。
 ディアボロスの活躍によって光の調停者イーリスは撃破され、この区は最終人類史に奪還された。TOKYOエゼキエル戦争内においての台東区は海へと変わり、この区で改竄された歴史や状況は跡形もなく消え去っている。
 夕暮れの色彩が水面を染めていく最中、ある大天使が漂っていた。
「ここは……」
 それまで気絶していた大天使『ラミエル』は濡れた翼を広げ、暮れなずむ空へと飛び立つ。
 ラミエルは自分の身体にそれほど損傷がないことを確かめながら、意識を失う前のことを思い出した。イーリスが撃破された直後、背浅草寺も周辺地域も消えた。
「あれが『奪還』……。ディアボロスが、台東区を文字通りに奪ったのですか」
 奪還という現象のことを詳しくは知らなかったラミエルは台東区に留まり続けていた。そのため、奪還される台東区と一緒に一時的に最終人類史に引き寄せられたようだ。
 しかし、そこでラミエルは弾かれてしまい、TOKYOエゼキエル戦争の時代に戻されてきた。
 翼を羽ばたかせ、更に上空へ飛翔したラミエルは考えを巡らせる。
「奪われた区は海に変えられる、ですか。報告には聞いていましたが、自ら巻き込まれるのとはやはり違いますね。どうやら、私以外は戻って来れなかったようですが……」
 葛飾区から出立した際には護衛代わりの軍勢を引き連れており、ディアボロスの会話の時は身を潜めさせていた。
 だが、どの配下も奪還に巻き込まれて何処かへ消えてしまったようだ。もしかすれば違う場所に漂着しているかもしれないが、今のラミエルにその行方は分からない。ただ、周囲に配下がひとりもいないことだけは確かだ。

 結果、ラミエルは『台東区がディアボロスの土地に統合された』ということを、本能的に知った。
 奪還の実態を知らなかったとはいえ、これは失態だ。
 沸々と湧き上がる感情には怒りと焦燥が混じりはじめている。されど、ラミエルは自分が冷静さを欠いていることも自覚していた。彼女は焦りを抱きながらも、ディアボロスと交わした会話や、これまでに得た情報を思い返す。
「ですが、全く収穫が無かったわけではありません。あの瞬間、垣間見た光景……奪われた区は、ディアボロスが支配するディヴィジョンに統合されただけで、おそらく消滅させられてはいない……」
 意識を失うまでの僅かな間ではあるが、ラミエルは最終人類史の景色を見ていた。
 其処から導き出されるのは、ある可能性だ。
「それならば……ディアボロスがやってみせたように、私達が奪われた区を奪い返す事も可能ということ……。台東区を奪い去った余波が残っているうちに、ディアボロスのディヴィジョンへの手がかりを探さなければなりませんね」
 ラミエルは台東区だった場所の上空を飛ぶ。
 何かひとつでも手掛かりを見つけ、葛飾区に持ち帰るために――。

●決戦か、撤退か
「みんな、聞いて! 大天使ラミエルの消息が掴めたわ!」
 時先案内人のひとり、東城・リリカ(デーモンのレジェンドウィザード・g01222)は集った仲間に現状を告げていく。
 先日、台東区の支配者であるジェネラル級大天使『光の調停者イーリス』を撃破し、台東区を奪還することが出来た。これによりTOKYOエゼキエル戦争の台東区は海となった。
 それまで台東区にいたクロノヴェーダは、消滅するか隣接区に漂着したようだ。
 しかし、決戦時に台東区に居た大天使『ラミエル』だけは違う経緯を辿り、海上に取り残されたらしい。
「ラミエルは台東区の奪還に巻き込まれたときに、最終人類史についての断片的な情報を得たようなの。台東区奪還の余波について調査を始めようとしているらしくて、今は海上を飛翔しているわ」
 このままでは、これまで大天使に知られていなかった情報が持ち帰られる可能性が高い。
 とはいえ、ラミエルが考えている調査方法は的外れなものでもある。放っておいても、かつて文京区が新宿海を散々探して何も手がかりを得られなかった二の舞いになるだろう。
「奪還の際にどうなるか、といったこと以外の情報的な被害はあまりないわ。だけど調査の邪魔はしておく方が良いはずよ」
 今こそラミエル撃破のチャンスだ。
 さっそく台東区の海上に向かって欲しいと願ったリリカは、仲間達に信頼の眼差しを向けた。

 ラミエルは海上に孤立している状態なので、こちらも飛翔すれば戦いを挑むことが出来る。
「もうエゼキエルの台東区に地面はないから、つまり――空中戦ね!」
 まずは何よりも先に【飛翔】の効果を持つパラドクスで攻撃を仕掛けるのが良いだろう。
 今回、ラミエルを撃破しても『葛飾区の奪還はできない』が、ジェネラル級を討ち取る好機であることは間違いない。
「以前までのラミエルはディアボロスとの融和を望んでいたわ。だけど、目の前でTOKYOエゼキエル戦争の大地が奪われたことで前よりもディアボロスへの敵意を強めているようなの」
 そのため以前のように交渉は行えず、情報を教えてくれることもない。
 ある程度の時間が経てばラミエルは冷静さを取り戻すだろうが、戦いの中では友好的な会話は期待できないだろう。だが、今回はラミエルを倒さず撤退させる選択もありえる。
「融和交渉や、友好的な返答はもう期待できないわ。だけど、ラミエルと会話を行ったディアボロスのおかげもあって、聞く耳を持たない状態ではないの。だから、こちらからの意志を告げておくことだけはできるわ」
 葛飾区の支配権や、ミカエルの件。
 そういった諸々の情報から、敢えてラミエルを葛飾区に撤退させておく戦法だ。ラミエルの頭が冷えた後に思い出して貰えるように、会話を通じてディアボロスの意志を示しておくのも良いかもしれない。

 イーリスに引き続き、ラミエルも撃破できれば大天使勢力に大きな打撃を与えられる。
 敢えて撃破せずにこちらの意志を伝えて撤退させれば、新たな可能性が広がるかもしれない。しかし、これまでのようにラミエルがディアボロスとの融和路線を取るかどうかは不明だ。
「憂いを断つなら、このままラミエルを撃破した方が良いわ。でも、ここで撃破した場合は墨田区のミカエルが葛飾区を併合して二区の支配者となる可能性が高いわね」
 リリカは現状を整理していき、可能性の話をしていく。
「墨田区のミカエルは、アルケー亡き後に大天使を纏められる唯一の実力者――という情報もあるの。このままミカエルに力を持たせすぎるのは悪手かもしれないわ。だけどラミエルが生きて戻ったら、ミカエルと一緒にディアボロスへの対策や、奪われた区を奪い返す作戦を練るかもしれないし……難しいところね」
 複雑そうな表情を浮かべたリリカは仲間達を見渡す。
 ラミエルを撃破するか、見逃すか。
 究極の選択は今、台東区に向かう者達の意志と行動に託されている。



 台東区だった海上で、ラミエルと言葉を交わそうとします。
 台東区奪還までの経緯により、ラミエルはディアボロスと敵対的な関係となっており、会話を試みても、まともな返答は期待できず、情報収集なども行えないでしょう。

 この選択肢では、一方的にラミエルにディアボロスの意志を伝えます。
 ラミエルを撤退させた場合は、ここで伝えたディアボロスの意志が、撤退後のラミエルの行動に影響を及ぼすかもしれません。



特殊ルール この選択肢には、特殊ルールはありません。
👑5


 ラミエルを葛飾区に撤退させます。
 ディアボロスとの融和を考えていたラミエルの存在は、生かしておく事に価値があるかもしれません。
 また、ラミエルを撃破すると、ラミエルが支配していた葛飾区が、墨田区のミカエルに統合されてしまうので、それを避ける事もできるでしょう。

 ただ、今回の事件の影響で、ラミエルがディアボロスとの融和の考えを捨てる可能性もある為、検討が必要です。
 撤退したラミエルがミカエルに従属して、ディアボロスと完全に敵対するようならば、撤退させる意味は少ないかもしれません。



特殊ルール 【完結条件】この選択肢の🔵が👑に達すると、安全に撤退でき、シナリオは成功で完結する(作戦目的は一部未達成となる)。
👑2


POW  サイフォスの裂言

技能:斬撃/投擲/連射 (各20LV)

『力ある言葉』で亀裂と引き裂く幻を無数に具現させ地形破壊と精神負荷をかけると同時に、雷霆を思わせる巨大な『形ある斬撃』を次々と叩きつける。
(元パラドクス:三明の剣)

SPD  クシフォスの斬言

技能:解体/連撃/衝撃波 (各20LV)

『力ある言葉』で雷鳴のような轟音と衝撃の幻を息つく暇もなく発生させて動きを封じ、凄まじく鋭い『形ある斬撃』を縦横から雷撃のような軌道で迫らせる。
(元パラドクス:螳螂千刃)

WIZ  スパスィの刈言

技能:祈り/光使い/制圧射撃 (各20LV)

『力ある言葉』で祈りを紡ぎ五感にすら作用する膨大な稲光の幻で一帯を覆い尽くした後、細かい無数の『形ある斬撃』を雷光よろしく全方位へ乱れ放つ。
(元パラドクス:セイクリッドクロス)

特殊ルール 【撃破】【完結条件】この選択肢の🔵が👑に達すると、宿敵を完全に撃破し、シナリオは成功で完結する。ただし、この選択肢の🔴が🔵より先に👑に達すると、シナリオは失敗で完結する。
👑30 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​

●残留効果

 残留効果は、このシナリオに参加する全てのディアボロスが活用できます。
効果1
効果LV
解説
【飛翔】
5
周囲が、ディアボロスが飛行できる世界に変わる。飛行時は「効果LV×50m」までの高さを、最高時速「効果LV×50km」で移動できる。
【一刀両断】
1
意志が刃として具現化する世界となり、ディアボロスが24時間に「効果LV×1回」だけ、建造物の薄い壁や扉などの斬りやすい部分を、一撃で切断できるようになる。
【フライトドローン】
1
最高時速「効果LV×20km」で、人間大の生物1体を乗せて飛べるドローンが多数出現する。ディアボロスは、ドローンの1つに簡単な命令を出せる。
【避難勧告】
1
周囲の危険な地域に、赤い光が明滅しサイレンが鳴り響く。範囲内の一般人は、その地域から脱出を始める。効果LVが高い程、避難が素早く完了する。
【アイテムポケット】
1
周囲が、ディアボロスが1m×1m×1mまでの物体を収納できる「小さなポケット」を、「効果LV個」だけ所持できる世界に変わる。

効果2

【命中アップ】LV2 / 【ダメージアップ】LV1 / 【反撃アップ】LV3 / 【先行率アップ】LV1 / 【アヴォイド】LV2

●マスターより

犬塚ひなこ
 今回の時代は『TOKYOエゼキエル戦争』!
 台東区の奪還に巻き込まれていたジェネラル級大天使『ラミエル』が見つかりました。
 ラミエルは現在、海上を飛翔しています。彼女と接触して撃破するか、意志を伝えて撤退させるか、どちらかひとつの選択が迫られています。

●⚠️特殊ルール⚠️
 このシナリオは、以下の方法でトミーウォーカーが特別な判定を行います。

【⏰『12月20日の朝8時30分』⏰時点で届いている『確定済プレイング数』でシナリオの展開が決まります】

・選択肢②の20日の朝までの確定済プレイング数
・選択肢③で20日の朝までに執筆されたプレイング数+確定済プレイング数

 上記を比較し、②のプレイング数が上の場合はラミエル撤退のリプレイが執筆され、シナリオは完結します。そうでなかった場合(同数を含む)は戦闘を続行し、ラミエルの撃破を目指す展開になります。

●戦闘選択肢について
⏩③👿台東区海上決戦『ラミエル』
 戦場は海になった台東区上空。まずは【飛翔】の効果が必要な空中戦です。

 こちらのシナリオは撤退の判定が決まる12月20日以前に完結させることはございませんが。
 それまでにラミエルとの戦闘を行うプレイングが届いていた場合、書ける範囲で執筆していきます。

 飛翔などの残留効果を重ねたり、ラミエルの力を削っておくのは悪いことではありませんので、遠慮なくどうぞ!
 また、この選択肢では戦闘内の軽い会話はできますが【情報収集はできません】。戦いの中に情報収集を入れ込んでもラミエルは一切答えません。情報収集がメインのプレイングも不採用とするしかないため、どうかご理解ください。

●撤退選択肢について
⏩①ラミエルにディアボロスの意志を伝える
 こちらは20日以降にしか、採用・執筆を行いません。
 ②の撤退が決まった際、完結までに間に合うように①へプレイングを送って頂いていた場合に採用を行います。

 告げる内容次第で大天使陣営との関係が変わるかもしれません。
 ディアボロスが今後に大天使に何を望むかや、しっかりした意志を伝えておくと、ラミエルが改めて融和を考え直すきっかけになる可能性があります。逆にここで敵対する言葉を向けていれば、完全なる決別となります。
 すべては皆様の判断とお言葉次第です。
 この選択肢でも【情報収集はできません】のでご注意ください。

(撃破ルートに決定した場合も一応はこちらにプレイングをかけることができますが、採用率は低めです。死にゆくラミエルに言葉をかけるだけの行動になり、作戦の成功に影響はありません)

⏩②ラミエルを葛飾区に撤退させる
 上記の特殊ルールで撤退が判定された場合、一名様または一組様が採用されます。
 ラミエルをあえて見逃し、撤退を見送るシーンとなります。それまでにラミエルとの戦闘が行われていても展開が不利になるようなことはありませんので、戦闘を行いたい方を止めるようなことはしなくても大丈夫です。

●その他
 こちらは『決戦、光の調停者イーリス』から続くシナリオです。
 https://tw7.t-walker.jp/scenario/show?scenario_id=4686
 イーリス決戦にご参加された方はもちろん、されていない方も大歓迎です。ぜひ皆様の意志をお聞かせください。

 今回は特殊ルールが適用されています。シナリオ選択肢の説明や、事件の概要欄もよくお読みくださると幸いです。
 また、このシナリオでは20日まで『採用宣言』は行わずに運営していきます。
 特殊ルールにある『確定済みプレイング』とは、こちらに内容が確定状態で送信されている状態かつ、失効していない(20日朝8時30分時点で流れていない)プレイングのことを指します。
 とても大切なことなので、お間違いのないようお願い致します。
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 現在「34人」が挑戦中です。
 このシナリオに挑戦すると、他の挑戦中のプレイングが確認できます。



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システムメッセージ  12月18日08時
ネフェリア・フリート(g05427)、フィーア・オルリア(g05428)、マユラ・テイル(g05505)、クロセル・ノートリア(g01918)、八百陣・葵漆(g01007)、ティベルデ・バルツァー(g06493)、真紅堂・乎乎那(g02399)、カイ・ハイデッガー(g03134)のプレイングが確定しました。

システムメッセージ  12月18日10時
ラキア・ムーン(g00195)が、③👿台東区海上決戦『ラミエル』に参加しました。

システムメッセージ  12月18日11時
百鬼・運命(g03078)が、②ラミエルを葛飾区に撤退させるに参加しました。

百鬼・運命  12月18日11時
戦争の結果で何か新情報が出るかもしれないので様子を見つつ、
とりあえずこちらに

システムメッセージ  12月18日11時
フェリシティ・マーノット(g03901)が、②ラミエルを葛飾区に撤退させるに参加しました。

百鬼・運命  12月18日11時
さて音羽さんのいうバビロニア騙し討ちの件だが…結論からいうと問題ないと考える。

まあそもそも騙し討ちを提案したのは俺なんだが、前回イーリスの決戦で音羽さんが言っていたようにラミエルも騙し討ちをサリエルにしているからな

それとサリエルにラミエルを倒す約束をしたということだが、あの依頼に俺も参加していたが、他のメンバー個人はともかく、別に俺は一言もラミエルを倒すなどと言わなかったからなあ…

フェリシティ・マーノット  12月18日11時
送るのは今日で良えやんな?(ハラハラ)
よろしゅう。

葛飾区の支配権は今はミカエルが持ってるさかい、ミカエル的にはどうとでも潰しは効くんやろね……。
それでも後ろ盾のミカエルに逆らって、危険を承知で、それでも話をしに来た。
俺はまだ、ちょっとずつでも話を聞けたらと思うよ。

システムメッセージ  12月18日13時
白戸・もがり(g02018)が、③👿台東区海上決戦『ラミエル』に参加しました。

システムメッセージ  12月18日13時
クレイ・ロックウェル(g03894)が、②ラミエルを葛飾区に撤退させるに参加しました。

システムメッセージ  23時間前
秋風・稲穂(g05426)が、③👿台東区海上決戦『ラミエル』に参加しました。

クレイ・ロックウェル  22時間前
今日で良いはずだ。

…バビロニアの件は戦士としては非難されることではないと考える。戦略的に正しかった。
だが、戦士以外の部分が傷つき、悲しむ者がいたとしても不思議ではない。
人間なのだからな。悲しむのを咎める者はいまい。

だがそれをもって、共闘(敵をおだてて別の敵にけしかけたのを共闘と呼ぶかは少し疑問ではあるのだが)しても
いずれ自分達は全て裏切ってしまうのだと考えるのは過度な一般化ではないか。
フローラリアと一時的に共闘しているキングアーサーでも、フローラリアの砦に向かうドラゴンの多くは倒されていると聞く。
いずれ剣を交えるとしても、互いに納得できるだろう。そう信じている。

それにバビロニアの件は3か月前だな。
隠すのが難しいと思うならば既に知られていると考えるのが妥当だろう。
それも承知で話にきたのだと。俺はまだ話を聞きたいと願う。

フェリシティ・マーノット  21時間前
新宿島見られたて、第一次東京奪還戦の時に港区上空に浮かんだやんな。
千代田区から見えてたそうやから、台東区や墨田区、中央区からも余裕で見えてたと思うで。

システムメッセージ  20時間前
蓮水・イチカ(g03802)が、②ラミエルを葛飾区に撤退させるに参加しました。

蓮水・イチカ  20時間前
ごきげんよう。またとない機会ですから、悔いのないよう動かせていただきます。皆様におかれましても心のままに。

>見られていた
それもそうですわね。天使側がなんらかの操作でもされていないかぎり、あの時の情報は既に共有されているのではないでしょうか。新宿島へ攻め込むならとうにしておりますわね……。でも現状は……。難しいところですこと。

システムメッセージ  20時間前
八栄・玄才(g00563)が、②ラミエルを葛飾区に撤退させるに参加しました。

八栄・玄才  19時間前
前回の偶然もあったんで、オレも②に行くぜぇ。
なんか②に行く人の中でオレだけ対話しようって感じじゃないけど、まあ、色んな形の交流があるということで。

システムメッセージ  18時間前
カイ・ハイデッガー(g03134)が登場する、③👿台東区海上決戦『ラミエル』のリプレイが公開されました。

システムメッセージ  17時間前
曖明・昧(g06110)が、③👿台東区海上決戦『ラミエル』に参加しました。

システムメッセージ  17時間前
御須統・昴(g06997)が、③👿台東区海上決戦『ラミエル』に参加しました。

システムメッセージ  17時間前
冰室・冷桜(g00730)が、②ラミエルを葛飾区に撤退させるに参加しました。

システムメッセージ  17時間前
マルケト・キサウェ(g03412)が、③👿台東区海上決戦『ラミエル』に参加しました。

システムメッセージ  17時間前
西堂・千衛蔵(g01901)が、②ラミエルを葛飾区に撤退させるに参加しました。

システムメッセージ  16時間前
レイア・パーガトリー(g01200)が、②ラミエルを葛飾区に撤退させるに参加しました。

システムメッセージ  16時間前
デシェル・サジ(g03096)が、②ラミエルを葛飾区に撤退させるに参加しました。

百鬼・運命  16時間前
やはり戦争で多少とはいえ情報が出てきたか…

ラミエルが握っている情報の価値は高い可能性があるのでやはりこのまま撤退させる意見で行こうと思う

百鬼・運命  15時間前
なおラミエルを倒さないことによる戦力増強が出来ない事の補填案になるが…

 現在、エゼキエルの攻略旅団にて『豊島区の地下道などを奇襲用に整備する』提案を出している。
これが通れば、現在行われている『第一次ディアボロス撃滅作戦』内のメンゲの本拠地探索作戦と合わせ、二月にはメンゲの本拠地を奇襲して豊島区を奪還することも可能になると思われる
 豊島区を奪還すればサリエルやラミエルの様に豊島区内のジェネラル級のアークデーモンは配下を失い孤立した状況ではじき出されるから、現在のラミエルの様に暗殺するチャンスが訪れると推測できる
 豊島区は3体のジェネラル級が確認されているが、攻略旅団で流している『欺瞞情報で豊島区に戦力を集める』が通ればもう少し増えることが予想できるな

 またラミエルに対する保険として『投降や戦闘不能にしたクロノヴェーダを捕獲するためのパラドクス開発』を同じく攻略旅団で具申中だ、良かったら確認してみてくれ

https://tw7.t-walker.jp/club/thread?thread_id=27182&mode=last50

システムメッセージ  15時間前
ア・ンデレ(g01601)が、③👿台東区海上決戦『ラミエル』に参加しました。

システムメッセージ  15時間前
ロキシア・グロスビーク(g07258)が、②ラミエルを葛飾区に撤退させるに参加しました。

フェリシティ・マーノット  15時間前
戦争お疲れ様や。何かすごい情報飛び込んできたなあ。
ずっと前から融和しようて言うてたんも何か関係あるかもしれへんし、話聞きたいやんな。

システムメッセージ  15時間前
夢幻・天魔(g01532)が、③👿台東区海上決戦『ラミエル』に参加しました。

音羽・華楠  14時間前
皆さん、戦争お疲れ様でした。
無事にエジプトを奪還出来て何よりです。

そして、数日前に私がした発言へ、ご自身の考えを述べられた皆さんの貴重なご意見に感謝を。
私からはそれらに特に返信は致しませんが、全てに目を通しました。
ラミエルを討ちたい人たちも、ラミエルを逃がしたい人たちも、それぞれ自分なりの信念を以ってそれを行ってると思います。
である以上、腹を括って選んだ選択肢へプレイングを送っている皆さんに、これ以上私の考えを主張するのは無粋であると思いましたので。

泣いても笑っても、選ばれる道は片方だけ。
恨みっこなしで全力を尽くしましょう。

システムメッセージ  14時間前
レオニード・パヴリチェンコ(g07298)が、②ラミエルを葛飾区に撤退させるに参加しました。

百鬼・運命  14時間前
了解だ。音羽さんはじめ、意見に対する発言できつい言い方をしてしまった方は申し訳ない<恨みっこなしで全力を尽くしましょう

しかし…「神たるクフ王が、ディアボロスに滅ぼされるか……。だが、覚えておくが良い。ディアボロスが全てのクロノヴェーダを滅ぼしたとしても、先には、絶望しかないという事を……」とはどういう意味なのだろうな?
単に「クロノヴェーダを倒したら裏ボスが出てくる」という意味か。或いは「クロノヴェーダを殲滅する事が罠で最終人類史に何か致命的なことでも起こる」のか。それとも「取り戻してもまた刻逆を使われて元の木阿弥だ」という意味か…他にもいろいろと考えられるが…

か…

ロキシア・グロスビーク  13時間前
運命さん。きっとね、相談所で話してる限りどうにもならないってことだよ。
全力を尽くすっていうのはね。アンデレさんが今所属旅団で人員を募ってるように。
人脈もフル活用しろってことだと思うな。

システムメッセージ  13時間前
呉守・晶(g04119)が、②ラミエルを葛飾区に撤退させるに参加しました。

システムメッセージ  13時間前
園田・詠美(g05827)が、②ラミエルを葛飾区に撤退させるに参加しました。

システムメッセージ  12時間前
音羽・華楠(g02883)が、③👿台東区海上決戦『ラミエル』に参加しました。

百鬼・運命  12時間前
ロキシアさんは助言感謝。ただ俺の知り合いはアンデレさんの知り合いとかなりダブっているからなあ…多分ここを覗く人間はほぼ同じだな

まあようやく「本当の黒幕」の尻尾…の影程度かな?が見えた所。できればラミエルから話を聞きたい所ではあるかな

クレイ・ロックウェル  11時間前
……?
運命が華楠に言いたかったのは、騙し討ちを考えたのは自分だから気にしなくて良い、ということではないのか?
サリエルに関しても同様に、一人で背負わなくて良いと。
ちなみに俺が伝えたかったのは、悲しいのは仕方ない、悲しい気持ちでいると考えが悪い方に行きがちだからな、元気を出して欲しい、話はまだ出来ると思うぞ、だ。

システムメッセージ  10時間前
八百陣・葵漆(g01007)、真紅堂・乎乎那(g02399)が登場する、③👿台東区海上決戦『ラミエル』のリプレイが公開されました。

システムメッセージ  6時間前
八百陣・葵漆(g01007)が、③👿台東区海上決戦『ラミエル』に参加しました。

システムメッセージ  6時間前
望月・八千代(g08649)が、②ラミエルを葛飾区に撤退させるに参加しました。

システムメッセージ  5時間前
白水・蛍(g01398)が、③👿台東区海上決戦『ラミエル』に参加しました。

システムメッセージ  5時間前
辰・いろは(g02570)が、②ラミエルを葛飾区に撤退させるに参加しました。

システムメッセージ  5時間前
藤原・東子(g08398)が、②ラミエルを葛飾区に撤退させるに参加しました。

百鬼・運命  5時間前
なんか俺がものすごい殊勝な人物の様になっているが、特にそんなことなくはなく。単に懸念に対する反論として述べているだけなんだが…>クレイさん

システムメッセージ  5時間前
アルマロス・サクリフィキウム(g05234)が、②ラミエルを葛飾区に撤退させるに参加しました。

システムメッセージ  5時間前
全28名のプレイングが確定しました。

システムメッセージ  1時間前
一里塚・燐寧(g04979)が、⓪おまかせに参加しました。

秋風・稲穂  1時間前
戦争お疲れさま
しょーじき、断片の王ですら知らない事…そこらのジェネラル級が知ってる訳ないよねって感じた
めーつ!


リプレイ


レイア・パーガトリー
ラミエル、初めまして…よね?
私はイーリスに用があったし、イーリスを許せなかったから
貴公の意に添える形に物事を運べなかったわ
人生がままならぬものなのは人だけでなく、大天使もそうみたいね

無防備な状態で本気を出されたら死んでしまうから
精一杯抵抗させてもらうけど
挑発せず、敵の飛翔を止めることを最優先で考えて
竜翼翔破で組み付いて足止めを行うわね
相手はたいへんな強敵なので、わずかにはなるでしょうけれど
少しでも時間を稼いでおきたいの

反撃には一撃離脱の要領で直撃を避け、重傷を負わないように回避を試みるわ
どうか、落ち着かれますように


●交戦開始
 元台東区・上空。
 TOKYOエゼキエル戦争におけるこの場所は最終人類史に奪還され、海へと変わった。
 奪還という現象をその身で体験した大天使ラミエルは、土地をこの時代に戻すための手掛かりを探そうとしている。その姿を捉え、レイア・パーガトリー(毒棘の竜騎士・g01200)は竜翼を広げた。
 ラミエルへと素早く飛翔したレイアは身構え、その名を呼ぶ。
「――ラミエル」
「あなたは……ディアボロスですか」
「ええ、そうよ。私とは初めまして……よね?」
「イーリスを討ち、この地を奪った者の中にいたのは見かけましたが……」
 レイアに敵意を向けたラミエルの眼差しは鋭い。しかし、問答無用といった様子ではない。それこそが奪還の前にラミエルと言葉を交わしていたことで生まれた僅かな変化だ。
 いつでも攻勢に移れるように備えながら、レイアはそっと頷く。
「私はイーリスに用があったし、イーリスを許せなかった。だから貴公の意に添える形に物事を運べなかったわ」
「……ええ」
「人生がままならぬものなのは人だけでなく、大天使もそうみたいね」
「そうですか」
 イーリスのことについてレイアが語ると、ラミエルは否定でも肯定でもない言葉を返した。自分もイーリスのように討たれると考えているのか、ラミエルはレイアの話にそれ以上答えようとしない。
 レイアは奪還を目指し、大天使は融和を求めた。
 条件が重ならず、折り合いもつかなかった今、こうして対立構造が出来ている。ラミエルも歩み寄ろうとしたゆえに帰還せずにこの地に残ったのだろうが、ディアボロスの意志とは相反するものになった。
 レイアは挑発などはしないと決めていたが、戦う意思を持っている。このまま無防備な状態で大天使に本気を出されたときに、死が待っていることも知っていた。
「交渉はもう難しいのね。だったら、私は精一杯に抵抗させてもらうわ」
 竜翼を広げたレイアは其処から翔破を放つ。
 相手の飛翔を止めることは至難だが、体力そのものを奪っていけばいずれ彼女は地、もとい海に落ちるだろう。レイアが組み付くように急襲していく中、ラミエルは力ある言葉を紡ぐ。
「幻に抱かれて堕ちなさい」
「そうなるわけにはいかないの……!」
 ラミエルが具現化させたのは空中に浮かぶ亀裂、レイアを引き裂く鋭い幻。無数に出現した力に対抗するレイアは両腕をクロスさせ、襲ってきた衝撃に耐えた。
 雷霆を思わせる巨大な形ある斬撃は容赦なくレイアを斬り裂き、刃のように迸る。
「まだ終わりませんよ」
「こっちだって、あなたをそう簡単に倒せるとは思っていないわ。だけど、やられるわけにもいかないから!」
 相手は強敵。しかし、少しでも時間を稼いでおきたい。
 レイアは更に翼を羽撃かせていき、ラミエルの翼を貫く狙いで一撃を繰り出す。たとえ僅かであっても構わない。
(「どうか、彼女が落ち着かれますように」)
 静かな願いと共に、レイアは力を揮った。だが、おそらくラミエルはこの戦いが終わるか、葛飾区へ帰還した後にしか普段の冷静さを取り戻すことはないだろう。それでもレイアは意思を強く持ち、勇敢に戦い続ける。
 此処から繋がっていく未来はどんなものなのか。
 未だ誰も知らぬ先へ、思いを馳せて――。
 
成功🔵​🔵​🔴​
効果1【飛翔】LV1が発生!
効果2【反撃アップ】LV1が発生!

秋風・稲穂
へえ、大天使様…か
逃がしても面白い展開になりそうだけど…頭が回る敵はあんまり残って欲しくはないかな
そういう訳だから悪いね、積極的に攻撃させて貰うよ

飛翔し『空中戦』の為の戦闘態勢
Burn the darkとL・デルフェスを抜刀
最大速度まで加速し、『一撃離脱』の戦法を取る!
一気に此方の射程まで『突撃』して【ダイブアンドズーム】発動
2剣による『連撃』で攻撃を与えた後、即離脱
敵の攻撃に備えよう

私に雷撃のような軌道は迂闊だよ
『電撃使い』としての経験則で、形ある斬撃の軌道を予測
全部回避する必要は無い、致命傷になりかねない起動のものを予測してそれだけは回避
残りは『念動力』で威力を殺し受けきる!

アドリブ等歓迎


●夕暮れよりも深く
 台東区の海上に舞う白い影。
 その正体は三対六枚の翼を羽撃かせて飛ぶ、大天使ラミエルだ。
 夕暮れ時特有の橙の光を受けて舞う姿は美しくも思える。神々しいとはこのような光景を指すのかもしれない。
 されど、此処は今から激しい攻防が巡る戦場になっていく。
「へえ、大天使様……か」
 秋風・稲穂(剣鬼・g05426)は大天使が飛ぶ天空を見上げ、自らも飛翔した。
 ラミエルは今、瀬戸際に立たされている状態だ。
 ディアボロスによって倒されるか、見逃されて葛飾区に戻るか。その選択をするのは彼女ではなくディアボロス側。稲穂は仲間達が導いた今の状況について考え、敵影を追う。
「逃がしても面白い展開になりそうだけど……頭が回る敵はあんまり残って欲しくはないかな」
「……! またディアボロスが訪れましたか」
 おそらく稲穂が呟いた言葉をラミエルも聞いていただろう。稲穂は漆黒の刀身と同時に、光の力を宿す剣を抜き放った。彼女の敵意を受け止めたラミエルも魔力を渦巻かせ、迎撃体勢を取る。
「そういう訳だから悪いね、積極的に攻撃させて貰うよ」
 言葉と共に最大速度まで加速した稲穂。
 彼女が狙うのは一撃離脱の戦法だ。一気に射程まで突撃していった稲穂はダイブアンドズーム発動する。二振りの剣による連撃がラミエルの腕を斬り裂き、痛みを与えた。
 そのまま即離脱しようと試みた稲穂だったが、相手はジェネラル級でもある。孤立しているとはいえどかなりの力を持っている者であり、油断は禁物だ。
「やっぱり反撃は来るか。受けて立つしかないね」
「轟け、我が力。大天使に仇成す者を貫きなさい」
 身を翻した稲穂に向けられたのはクシフォスの斬言。力ある言葉によって、雷鳴のような轟音と衝撃の幻を巡らせ、息つく暇もなく発生させ続けていく技だ。
 縦と横、凄まじく鋭い形ある斬撃はまさに雷撃の如く。激しく揺らめきながら迫る軌道をしかと見つめた稲穂は、二刀を交差させていき、攻撃を受け止めに掛かった。
「私に雷撃のような軌道は迂闊だよ」
 此方とて電撃使いだ。ジェネラル級が圧倒的な力を持っていても、稲穂にもこれまでの経験則がある。斬撃の軌道を予測しながら稲穂は果敢に立ち回った。
 全てを回避する必要はない。寧ろ完全な回避を狙い続けることは無理な動きに繋がり、致命傷を招くことになりかねない。僅かでも威力を殺し、受けきること。それがこの戦いにおいて重要になっていくはずだ。
「まだまだ、私の攻撃は終わっていないよ」
 此処からも立ち向かい続けることを宣言した稲穂はラ・デルフェスの切っ先をラミエルに向けた。そして、もう片手に握った漆黒の刀身に強い魔力を込めることで、その刃は紅く輝きはじめる。
 本番はこれからだと告げるかの如く。
 突撃していく稲穂の剣閃は眩い煌めきを宿し、夕陽よりも紅い斬撃が大天使の翼を散らした。
 
成功🔵​🔵​🔴​
効果1【飛翔】がLV2になった!
効果2【アヴォイド】LV1が発生!

リューロボロス・リンドラゴ
アンデレ(g01601)と共に。

我はリューロボロス。
ラミエルよ。
貴様は命を賭け、言葉を尽くし我等との対話に望み……そして決裂した。
選んだのは貴様であり、我等である。
ここで貴様の賭けそのものを無かったことになどせぬ。
貴様を討つことが……命を賭けたぬしへの我が誠意と知れ。

アンデレと共に【飛翔】し《空中戦》よ。
我が強襲、受けるが良い!
『力ある言葉』か。
ふん、交渉にも使えそうな力だが……敢えて使わなかった、か。
動きを封じてからの斬撃、つまりは“来る”と覚悟はできるということ。
ならば我はこう応えよう。来い、と。
後は耐えるのみ、よ。

聞いたぞ、貴様の言葉。効いたぞ、貴様の斬撃。
決して軽いものではなかったよ。


ア・ンデレ
リューロボロスちゃん(g00654)と一緒に、ラミエルを殺しにきた。
アンデレちゃんはともだちパワーの翼で空を飛ぶ。
「ラミエルちゃん、ごめんね。ディアボロスと、はなしにきてくれたことはうれしいけど、でも、しんでもらうね。」
アンデレちゃんは、笑顔でラミエルに宣戦布告する。
「ラミエルちゃんは、なんで、イーリスちゃんといっしょにたたかわなかったのかな。
なんで、ミカエルちゃんといっしょにこなかったのかな。
けっきょく、ひとりで。けっきょく、ごうまんで。けっきょく、てんしだ。」
アンデレちゃんはともだちパワーを拳に集める。
突撃して、最強のパンチをラミエルに喰らわせる。
「うまれかわったら、ともだちになろうね。」


●言葉と意思
 台東区海上にて、ディアボロスはラミエルが飛ぶ領域に向けて飛翔する。
 此方を一瞥した大天使に向け、リューロボロス・リンドラゴ(ただ一匹の竜・g00654)とア・ンデレ(すごいぞアンデレちゃん・g01601)は名乗りを上げる。
「――我はリューロボロス」
「アンデレちゃんだよ」
「貴方がたもディアボロスですね」
 ラミエルは少女達に敵意を向けていた。
 奪還された海の上空まで訪れるのはディアボロスしかいない。それゆえにラミエルにとっては、此処に来る者すべてが退けるべき敵に思えているのだろう。
 リューロボロスは竜翼を広げ、アンデレはともだちパワーのパラドクスを巡らせる。
 飛翔の力が重ねられることでディアボロスは更に高くまで上昇できるようになった。この後がどのような展開に繋がったとしても、これならば不利にはならない。リューロボロスは身構えながらラミエルへと呼び掛けていく。
「ラミエルよ。貴様は命を賭け、言葉を尽くし我等との対話に望み……そして決裂した」
「そうですね、確かに決裂しました」
 少女から投げ掛けられた言葉に対し、ラミエルは事実だと認めた。リューロボロスは真っ直ぐな視線を向けたまま凛とした口調で言い放つ。
「選んだのは貴様であり、我等である。ここで貴様の賭けそのものを無かったことになどせぬ」
「――というと?」
「貴様を討つことが……命を賭けたぬしへの我が誠意と知れ」
「随分と身勝手な言い分ですね。ですが、戦いならば受けて立ちましょう」
 リューロボロスとラミエルの眼差しが交錯する。
 一触即発の雰囲気が漂う中、ア・ンデレも己の思いを声にしていく。
「ラミエルちゃん、ごめんね。ディアボロスと、はなしにきてくれたことはうれしいけど、」
 笑顔を見せたア・ンデレは拳に力を集め、一気に飛翔する。
「でも、しんでもらうね」
「我が強襲、受けるが良い!」
 宣戦布告と同時に放たれたのはア・ンデレによるともだちパワーを宿した一撃。それと同時にリューロボロスが高速で突撃していき、双方からの攻撃がラミエルに迫った。
 はっとしたラミエルは身を翻し、ア・ンデレの一撃をいなす。だが、直後に見舞われたリューロボロスの強襲にはうまく対応できなかったようだ。
 されど相手はジェネラル級。反撃に移ったラミエルは雷鳴のような轟音と亀裂、引き裂く幻を具現化した。
「轟け、雷霆。引き裂かれろ、ディアボロス達よ」
 リューロボロスとア・ンデレに向けて放たれた力ある言葉は激しく広がる。
 鋭い痛みの幻と共に形ある斬撃が叩きつけられ、リューロボロスの体勢が僅かに揺らぐ。ア・ンデレは何とか避けたようだが、相手の力が強大であることは十分に分かる。
「それがぬしの力か。ふん、交渉にも使えそうな力だが……敢えて使わなかった、か」
「そのような使い方をして融和が認められるのならばやっていましたよ」
 リューロボロスの言葉に対し、ラミエルは力には使い時があるのだと告げた。おそらく彼女が言いたいのは、戦いのための力を揮うのが今だということだ。
 その間、リューロボロスは相手の攻撃がどのようなものか確認した。動きを封じてからの斬撃。
 つまりは、来る、と覚悟はできるということ。それならば――。
「我はこう応えよう。来い、と」
 厳しくなることは承知の上。後は耐えるのみ。リューロボロスの覚悟は強く、再び突撃を見舞いに向かう。その際に斬言が振るわれようとも彼女は止まらない。
 ア・ンデレも攻勢に入り続けながら、ラミエルに疑問を向けた。
「ラミエルちゃんは、なんで、イーリスちゃんといっしょにたたかわなかったのかな」
「イーリスと共に滅ぼされる道を選べと?」
「なんで、ミカエルちゃんといっしょにこなかったのかな」
「それは貴女のお仲間に伝えてあります」
 ア・ンデレは自分がさいきょうだと信じる力を巡らせ、鋭いパンチを繰り出した。ラミエルの体勢が揺らぎ、痛みを堪えるような表情が見える。ア・ンデレは次の一手に備えつつ、感じたままの思いを言葉に変えた。
「けっきょく、ひとりで。けっきょく、ごうまんで。けっきょく、てんしだ」
「……好きに思っていなさい」
 ア・ンデレとのまともに会話することを諦めたのか、ラミエルは返答を放棄した。そして、其処へ迫り来るのはリューロボロスによるオーラ強襲だ。
「あれを受けてまだ動けるのですか」
「聞いたぞ、貴様の言葉。効いたぞ、貴様の斬撃。決して軽いものではなかったよ」
 それゆえに覚えている。
 リューロボロスの言いたいことを理解したらしいラミエルは、そっと頭を振る。
「成る程。貴女は武人のような方なのですね。しかし、私がその意志を受け入れると思わぬことです」
 更に力ある言葉を放ったラミエルはディアボロスを退けようとしてきた。
 攻撃は激しいが、戦うならば此方に勝機がある。そう感じたア・ンデレは別れの言葉を先に告げておくことにした。
「うまれかわったら、ともだちになろうね」
 生まれ変わりという言葉をクロノヴェーダである大天使は信じているのか。それすら分からない現状だが、ア・ンデレはただ真っ直ぐに伝えていた。
 そして――戦いは更に深く、激しさを増していく。
 
成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​
効果1【飛翔】がLV4になった!
効果2【アヴォイド】がLV2になった!
【反撃アップ】がLV2になった!

橡・広志
ラミエルとの融和は不可能ではないかもしれない…
だが東京の奪還を考えるのならいずれは倒さなければならない敵だ……なら倒せるときに倒したい
なにより、俺は最初から大天使との関わりが有益になるとは限らないと思っている
対して生かしておくデメリットは確実だ

だからラミエルはここで倒す!
仲間から【飛翔】の力を受け取り、不規則な動きで攻撃を回避しつつ距離を詰めていこう
至近距離まで接近して鉄パイプの打撃と、ピストルのゼロ距離射撃、ディガーパックの工事用アームを叩きつける、組み付いて250mmバールでの突き刺しと異空間から武器を次々と取り出し手を替え品を変えつつ攻撃を繰り出すぞ


音羽・華楠
残留効果の【飛翔】を使い、ラミエルに空中戦を挑みます。

ラミエルは雷使い……の振りをした幻使いですか!
本物の雷使いとして負けられない相手です!

そう自分を鼓舞し、雷鳴を模した轟音や衝撃、その後に来る『形ある斬撃』もまとめて斬り払ってラミエルに一撃を届かせるくらいつもりで、《雷幻想・斬鉄》を振るいます。
ラミエルが逃れようとしても、《斬鉄》の雷の刃は変幻自在!
伸びて曲がってラミエルを追いますよ!

ラミエルと敵対する私の意志は、イーリス決戦で既に彼女に伝えてますが……もう一点だけ。
私たちサリエルと戦った復讐者は、彼女から頼まれてるんです――

――あなただけは絶対に殺せと!

その約束、反故にする理由も無いので!


●可能性と選択
 ――ラミエルとの融和は不可能ではないかもしれない。
 それが橡・広志(理不尽への叛逆・g05858)が此度の交渉に抱いた印象だ。
 しかし、現実はそう簡単には進まない。どれほどに融和を望み、望まれようとも、超えられない壁があることも確か。それに東京の奪還を考えるのならば、大天使ラミエルもいずれは倒さなければならない敵となる。
「……それなら、倒せるときに倒したい」
「同感ですね」
 広志が出した結論はラミエルの討伐だ。
 彼の言葉を耳にした音羽・華楠(赫雷の荼枳尼天女・g02883)は頷き、自分も同じ考えだと語る。
 戦いをこの場で行っておくか、いつかどこかで後々に行うかの違いだ。加えて現状の冷静ではないラミエルを帰還させた場合、どうなるか不明だ。何より、広志は最初から考えていたことがある。
「大天使との関わりが有益になるとは限らない。対して生かしておくデメリットは確実だ」
「貴方はそうお考えなのですね」
 残念です、と言いたげな声が空から降ってきた。広志が言葉にしたことが聞こえていたのか、ラミエルは翼を羽撃かせた。頷いた華楠と広志は周辺に巡るディアボロスの力を使い、声の主のもとまで飛翔した。
「聞いていたなら話が早い。ラミエル、お前はここで倒す!」
「ならば、私は全力で抵抗します」
 ラミエルがいる高度まで一気に近付いた広志は宣戦布告した。対する大天使は他の復讐者からの攻撃を交わしながら、広志達にも警戒と敵意を向ける。
 華楠はこれまでに仲間に向けられた攻撃から敵の力を分析した。
「ラミエルは雷使い……の振りをした幻使いですか! 本物の雷使いとして負けられない相手です!」
 自分を鼓舞した華楠は身構える。
 ――雷幻想・斬鉄。
 それは陰陽木行に属する雷の術を妖精たちの補助で昇華した技だ
 雷鳴を模した轟音や衝撃、その後に来るはずの形ある斬撃すらも、まとめて斬り払ってラミエルに一撃を届かせる。心に決めた華楠は力を巡らせた。
 たとえラミエルが逃れようとしても、斬鉄の雷の刃は変幻自在。
「ラミエル、この力はどこまでも追いますよ!」
「成る程、貴方の力はこのようなものですか。私の力もじっくりと見せてあげましょう」
 華楠が強く呼びかけると、ラミエルは雷刃をいなしながら身を翻す。おそらく先程、華楠がパラドクスのことを聞いたので向こうも気に留めていたのだろう。今は何も押し隠すことなどなく、双方から全力のパラドクスが解き放たれている。
 広志は敢えて不規則な動きを取り、少しずつ距離を詰めていった。
 狙うは至近距離。
 ひといきに接近した広志は異空間に繋がる穴から鉄パイプを取り出す。打撃を与えるべく振るった一撃の直後、彼はもう片手に構えていたピストルの銃爪を引いた。
「……!」
 クシフォスの斬言が反撃としてラミエルから放たれ、雷鳴の如き轟音が響き渡る。
 斬撃が襲い来る中、広志は身を反転させながらディガーパックの工事用アームを叩きつけた。そのままラミエルに組み付く勢いで飛んだ広志は、バールの一閃を叩き込んだ。
「あのような宣戦布告をするだけのことはあるようですね」
 されどラミエルも抵抗を続ける。渾身の突き刺しが躱されても広志の手は止まらなかった。
 異空間から武器を次々と取り出した広志。彼は手を変え品を変え、打倒ラミエルを狙う。戦いは激しいが、続々と仲間が集っている。このまま押し切れば勝てるはずだ。
 華楠は仲間と連携を続けながら、ラミエルに声を掛けていく。
「ラミエルと敵対する私の意志は、イーリス決戦で既に彼女に伝えていますが……もう一点だけ」
「何ですか?」
「私たちは……サリエルと戦った復讐者は、彼女から頼まれてるんです」
「大天使との融和をよしとしない貴方が、サリエルの願いを?」
 ラミエルは一瞬、これまでとは違った表情を見せた。まずは疑問。更に別の感情が裡にあったようだが、ラミエルはすぐに思いを隠したようだ。そして、華楠は強く言い放つ。
「――あなただけは絶対に殺せと!」
 その約束を反故にする理由もない。宣言した華楠は更に高く舞い上がった。
 雷刀から伸びる斬撃は鋭く、見事にラミエルを穿つ。
 復讐者達はそれぞれの思いを抱いてこの場に訪れていた。戦いは徐々に此方の優勢になってきているが、此処からどのような展開に転ぶかはディアボロスの行動や思い次第。華楠も、広志も己の考えを貫くことを決意していた。
 しかし、誰にも『正解』は選べない。
 言い方を変えれば、今は正しいことを選ぶ場面ではない。
 決戦を成し遂げるか、帰還させるかか。どちらがよりよいことであるかはまだ誰にも断定できないからだ。

 選んだ道筋を、自らの手で正解にしていく。
 それこそがディアボロスとして――或いは、この世界に生きる者としての歩み方だ。
 
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【アイテムポケット】LV1が発生!
【一刀両断】LV1が発生!
効果2【先行率アップ】LV1が発生!
【命中アップ】LV1が発生!

カイ・ハイデッガー
今となっては、流石に見逃すことは難しいな
対話がイーリス決戦のタイミングでなければ……
或いは討伐が成された時点で他区へ移動していたなら、また違ったのかもしれないが

さて、【飛翔】を使っての【空中戦】だ
仲間と連携できそうなら敵の視界外からの【不意打ち】を検討、そう出来ない場合でも何とか一撃入れられるように努力しよう

何方が先に仕掛ける形になるかは判らないが、やる事は単純
雷霆を思わせる斬撃ならば、軌道を【電撃使い】の知識で割り出し【看破】
致命的なものは回避、それ以外はオーラで防御しつつ最高速度で突っ込む【捨て身の一撃】を行うまで
攻撃後はその勢いのまま離れよう(【一撃離脱】)。追撃が来るのは避けたいからな


●一撃離脱
 もし、あのような状況でなければ。
 復讐者と大天使の対話は別の可能性を経て、うまく巡っていたのだろうか。
 カイ・ハイデッガー(ユーバーシュライベン・g03134)の胸裏に巡るのは、もしもの話。だが――。
「今となっては、流石に見逃すことは難しいな」
 彼の思いは固まっていた。
 もし対話を持ちかけられたのがイーリス決戦のタイミングでなければ。或いは、討伐が成された時点で大天使ラミエルが他区へ移動していたなら、また違ったのかもしれない。
 されど、この過去はどうやっても変えられない。ディアボロスが変えていけるのはこれから続いていく未来や、行く先のみだ。しかし、それでいい。
 翅を広げたカイは高く飛び立ち、仲間達とラミエルが交戦する上空へと向かった。
 空中戦は激しいものになるだろうが、既に仲間が大天使への攻撃を仕掛けている。攻勢に対応するラミエルには隙が出来るはずだ。その瞬間を見極めたカイは不意打ちに入る。
「――ッ!」
「!?」
 武器である思念を全身に纏い、重心移動を利用した飛翔を行ったカイ。彼の一撃が直撃した瞬間、ラミエルはカイという新手が現れたことに気が付いた。翅を使った急加速はラミエルが捉えるよりも疾かった。カイは手応えを感じた直後、加速の勢いを殺さないように更に飛翔する。
「この攻撃はなんと忌々しい」
 対するラミエルは苦しげな声をあげる。悪態めいた言葉が聞こえたが、それはカイにとっての褒め言葉となる。ラミエルに強い一撃を与えられたからこそ、あのような反応を引き出せたからだ。
 続けて、大天使は力ある言葉を紡ぐ。
「引き裂かれて海に墜ちなさい」
 亀裂と引き裂く幻を無数に具現させたことで、ラミエルはカイを惑わそうとした。それと同時に雷霆を思わせる巨大な形ある斬撃が次々と叩きつけられる。
「く……ッ! さすがはジェネラル級ってところか」
 軌道を看破しようとしたカイだったが、斬撃は数え切れないほどのものだ。一撃目、二撃目は読めてもその後に迫ってきたものを見切るのはきりがない。だが、それでも致命的なものだけは回避できた。
 オーラを纏ったカイは痛みを堪らえ、果敢に次の一手を見舞いに向かう。翅で風を切り、今の自分が出せる最高速度で突っ込んでいくカイ。それは捨て身の一撃だ。
「いずれお前にも終わりが訪れる。分かっているだろ?」
「う……くぅ……っ! それが今ではないことを、願うのみです」
 カイの体当たりを受け、その言葉を聞いたラミエルは鋭い視線を返してきた。そうか、と答えたカイは突撃した勢いのままにラミエルから離れていく。
 追撃が来るのは避けたい。あの攻撃をまともに受ければラミエルの言葉通りに海に落下するだろう。そう考えて一撃離脱戦法を取ったカイは、そのままラミエルの攻撃が届かない視界外へ飛び立った。
 あの一撃が、確かにラミエルに効いていたことを確かめながら――。
 
成功🔵​🔵​🔴​
効果1【飛翔】がLV5になった!
効果2【反撃アップ】がLV3になった!

八百陣・葵漆
そもそものところで、ディアボロスというのはその全てがクロノヴェーダへの怒りを抱く復讐者だからね
融和なんて、土台無理な話というわけさ
そして最終人類史も見られた以上、逃がす手は無いね

残留効果の飛翔を利用して空中戦だ
とはいえ、基本は回避重視
残留効果のアイテムポケットで取り出した絡繰り道具を使おうとしつつ
攻めあぐねているように見せかけようか
といっても、ジェネラル級相手では本当に致命傷の回避で手一杯になるかもだけどね

まあ、それでこちらに敵の注意を引きつけられれば問題なし
『偽・足下注意』
本命の絡繰り兵器は敵の頭上に辿り着いた
後はそこから投射される爆弾等で、不意打ちさ


真紅堂・乎乎那
アドリブ連携歓迎にて。
そうだねェ……。勘の良いヤツだ。
再奪還という発想に至ったのは危険すぎる。
愛すべき隣人達をまた失う訳にはいかない。
というワケで、いざ灼熱の空へ。
・フム。攻撃チャンスはあって一度と予想。
なるべく早めに攻撃して、私より攻撃力の高い者へ命中アップを繋げよう。

・飛翔とフライトドローンを利用し、目標まで一直線だ。
そしてデモニックボム。旋回しながら突っ込んで爆破しろ。
私に空中戦の心得は無いが……この子達は優秀でね。

祈ってやるよ。
「せめて、私達の思い出と融和できますように。」


●いつかは倒すべき者
 対話と融和を求めていた大天使、ラミエル。
 彼女が望んだ交渉は決裂しており、現状はまともな返答は期待できない。
 しかし、八百陣・葵漆(勝利こそが正義・g01007)はそれでいいのだと感じていた。寧ろ変な方向に話が拗れていかないのならば、この状況は良いものだ。
「そもそものところで、ディアボロスというのはその全てがクロノヴェーダへの怒りを抱く復讐者だからね」
 融和など土台が無理な話だ。
 おそらく現在のラミエルも融和路線を前に出してこない。それ以上に重要なことを探り、知ろうとしているからだ。そのように葵漆が言葉にすると、真紅堂・乎乎那(埋火の魔創剣士・g02399)が頷く。
「そうだねェ……。それに勘の良いヤツだ。再奪還という発想に至ったのは危険すぎる」
「そして最終人類史も見られた以上、逃がす手は無いね。おそらくラミエルは今までのクロノヴェーダよりも更に先を見てしまっていて、その上でどうすべきか判断しようとしているかもしれないね」
「あぁ、愛すべき隣人達をまた失う訳にはいかない」
 既に取り返した区にはディアボロスを信じている人々がいる。
 彼らが住み、愛する土地を、もしも何らかの形で再びTOKYOエゼキエル戦争の地に戻されたとしたら――。其処に待っているのは今まで以上の地獄だろう。
 現状のラミエルをただ撤退させるということは、かなり危険なことだ。
 だが、もし逃したとしても勝算がなくなるわけではない。撤退までにラミエルの考えや復讐者への思いを変えるほどの言葉を掛けられたならば、未来は変わるだろう。
 それでも、どのような言葉がラミエルの心に届くかは誰にも分からない。
 それならば後はリスクに対してどう出るかだ。葵漆と乎乎那は此処でラミエルを倒すべきだと判断した。
「おっと、向こうもこっちに気付いたようだよ」
「フム」
 葵漆は一気に飛翔していき、乎乎那もそれに続く。
 ラミエルはディアボロスに抵抗しようとしており、熾烈な攻撃を解き放ってきていた。他にも強力なジェネラル級がいるといえど、ラミエルとて同じジェネラル級。
 彼女が放つ力ある言葉は形ある斬撃となり、容赦なく迫ってくる。
「攻撃チャンスはあって一度だろうか」
 そう予想した乎乎那は味方の配置を確かめるために周囲を見渡した。それならば出来る限り早く行動することで仲間に次の一手を繋げることが重要だ。
 葵漆は正攻法よりも搦手で攻めることを決め、共に戦う仲間の援護に入っていく。
 攻撃には敢えて転じず、葵漆はラミエルの攻撃を回避することを目指した。アイテムポケットから取り出した絡繰り道具を使おうとしていく葵漆だが、なかなかそれを使おうとしない。
 その様子に気付いたラミエルは怪訝な様子を見せた。
「……?」
(「よし、こちらが攻めあぐねているように見せかける作戦はいける」)
 葵漆の行動は敢えてのものだった。
 ただしこの行動は何度も使えるものではないだろう。それにジェネラル級相手では本当に致命傷の回避で手一杯になるかもしれない。だが、こちらに敵の注意を引きつけられれば問題はない。
 その間に乎乎那がパラドクスを巡らせた。
「私に空中戦の心得は無いが……この子達は優秀でね」
 コウモリの如く敵に向けて飛ぶ悪魔爆弾の群れが放たれていく。それらは目標まで一直線に飛び、旋回しながら突っ込んで爆破しろ、という乎乎那の命令を忠実に実行していった。
 爆発がラミエルの周囲で巻き起こり、ダメージが巡る。
 其処に生まれた隙を逃さなかった葵漆は攻撃を叩き込むに相応しい好機を掴み取った。
「足下注意……ふふ、本命はこっちさ」
 ――偽・足下注意。
 これで本命の絡繰り兵器は敵の頭上に辿り着いた。後は兵器から投射される爆弾で不意打ちを見舞っていけばいいだけだ。はっとしたラミエルが上を振り仰いだときには既に遅かった。
 反撃の余地も与えぬまま巡った爆風が大天使を貫く。
 葵漆は身を翻して飛び、乎乎那も戦いの行方を見据えるような眼差しを敵に向けた。
 祈ってやるよ、とラミエル告げた乎乎那は金の瞳を細め、心からの言の葉を紡ぐ。どのような結末になろうとも、此処からどんな未来が続いていこうとも、この思いだけは嘘ではない。
「――せめて、私達の思い出と融和できますように」
 
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【避難勧告】LV1が発生!
【フライトドローン】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】LV1が発生!
【命中アップ】がLV2になった!

葛飾区のラミエル、台東区海上決戦

 ディアボロスは、台東区の支配者である『光の調停者イーリス決戦』との決戦に勝利し、台東区を最終人類史に奪還する事に成功しました。
 同時に、イーリスの身柄の引き渡しを要求してきた、葛飾区のラミエルを撃破するチャンスを得られています。

 ラミエルは葛飾区の支配者でしたが、イーリス決戦の前に支配者としての権限を一時的に墨田区の熾天使『ミカエル』に移譲しています。
 そのためラミエルを撃破しても、すぐに葛飾区は奪還出来ず、ミカエル勢力に組み込まれます(ザドキエルに品川区の支配権を移譲したハルファスと同様の状況)。
 ですが区の奪還が出来ないとしても、ここで決戦を挑み、孤立した有力なジェネラル級大天使を倒す意味は充分にあるでしょう。

!特殊ルール!

 ラミエルを帰還させるかどうかは、以下の方法で特別な判定を行います。
・12/20朝8時30分時点の「選択肢②『ラミエルを葛飾区に撤退させる』の確定済プレイング数」と、「選択肢③『台東区海上決戦』で既に執筆されたプレイング数+確定済プレイング数」を比較します。
・選択肢②のプレイング数が上の場合、プレイングの一部を採用してラミエル撤退リプレイが執筆され、シナリオは完結します。
・そうでなかった場合(同数を含む)は戦闘を続行し、ラミエルの撃破を目指します。

タグの編集

 現在は作者のみ編集可能です。
 🔒公式タグは編集できません。

🔒
#TOKYOエゼキエル戦争
🔒
#葛飾区のラミエル、台東区海上決戦
🔒
#葛飾区
🔒
#台東区
🔒
#ラミエル


30




選択肢『ラミエルにディアボロスの意志を伝える』のルール

 台東区だった海上で、ラミエルと言葉を交わそうとします。
 台東区奪還までの経緯により、ラミエルはディアボロスと敵対的な関係となっており、会話を試みても、まともな返答は期待できず、情報収集なども行えないでしょう。

 この選択肢では、一方的にラミエルにディアボロスの意志を伝えます。
 ラミエルを撤退させた場合は、ここで伝えたディアボロスの意志が、撤退後のラミエルの行動に影響を及ぼすかもしれません。


 オープニングやマスターよりに書かれた内容を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功 🔵🔵🔵
 成功 🔵🔵🔴
 苦戦 🔵🔴🔴
 失敗 🔴🔴🔴
 大失敗 [評価なし]

 👑の数だけ🔵をゲットしたら、選択肢は攻略完了です。
 なお、この選択肢には、特殊ルールはありません。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


選択肢『ラミエルを葛飾区に撤退させる』のルール

 ラミエルを葛飾区に撤退させます。
 ディアボロスとの融和を考えていたラミエルの存在は、生かしておく事に価値があるかもしれません。
 また、ラミエルを撃破すると、ラミエルが支配していた葛飾区が、墨田区のミカエルに統合されてしまうので、それを避ける事もできるでしょう。

 ただ、今回の事件の影響で、ラミエルがディアボロスとの融和の考えを捨てる可能性もある為、検討が必要です。
 撤退したラミエルがミカエルに従属して、ディアボロスと完全に敵対するようならば、撤退させる意味は少ないかもしれません。


 オープニングやマスターよりに書かれた内容を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功 🔵🔵🔵
 成功 🔵🔵🔴
 苦戦 🔵🔴🔴
 失敗 🔴🔴🔴
 大失敗 [評価なし]

 👑の数だけ🔵をゲットしたら、選択肢は攻略完了です。
 また、この選択肢には、
『【完結条件】この選択肢の🔵が👑に達すると、安全に撤退でき、シナリオは成功で完結する(作戦目的は一部未達成となる)。』
 という特殊ルールがあります。よく確認して、行動を決めてください。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


選択肢👿台東区海上決戦『ラミエル』のルール

 最終人類史に奪還した台東区の海上で、ジェネラル級大天使・ラミエルに攻撃を仕掛けます。
 ラミエルは、台東区の最終人類史への奪還の渦中に巻き込まれた事で、最終人類史に関する情報を断片的に手に入れ、その秘密を探るべく、奪われた台東区の残滓を探して探索を行っているようです。  ラミエルの配下は、最終人類史への奪還の余波で消え去っており、遮る者の存在しない海上で決戦を挑む事が出来るでしょう。


 記載された敵が「1体」出現します。敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」のパラドクスで反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功 🔵🔵🔵
 成功 🔵🔵🔴
 苦戦 🔵🔴🔴
 失敗 🔴🔴🔴
 大失敗 [評価なし]

 👑の数だけ🔵をゲットしたら、選択肢は攻略完了です。
 また、この選択肢には、
『【撃破】【完結条件】この選択肢の🔵が👑に達すると、宿敵を完全に撃破し、シナリオは成功で完結する。ただし、この選択肢の🔴が🔵より先に👑に達すると、シナリオは失敗で完結する。』
 という特殊ルールがあります。よく確認して、行動を決めてください。
※このボスの宿敵主は「ティベルデ・バルツァー」です。
※クロノヴェーダには、同じ外見を持つ複数の個体が存在しますが、それぞれ別々のクロノヴェーダで、他の個体の記憶などは持っておらず、個体ごとに性格なども異なっています。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

『相談所』のルール
 このシナリオについて相談するための掲示板です。
 既にプレイングを採用されたか、挑戦中の人だけ発言できます。
 相談所は、シナリオの完成から3日後の朝8:30まで利用できます。