兵庫県教育委員会は２５日、勤務する高校内で女子生徒にキスをし、自家用車内で体を触った播磨西地区の２０代男性臨時講師を懲戒免職とするなど、２件の処分を発表した。

　県教委によると、臨時講師は９月２５日、他の生徒がいなくなった校内の玄関口で女子生徒とキスをし、その後プール裏に移動してキスをした。１０月９日には遊びに行く約束をし、商業施設に自家用車を止めて車内で女子生徒の体を触ったという。

　保護者が女子生徒から事情を聴いて発覚。臨時講師は管内の警察署から任意で聴取を受けているという。県教委の聞き取りには「感情を抑えられなかった」と話しているという。

　また、三木市立中学校の男性主幹教諭（５９）は、副顧問を務める部活動の指導中、話を聞かずに他の生徒をからかうしぐさをした男子生徒の頭をたたいた。主幹教諭は２００５年と１８年にも体罰で三木市教委から指導を受けていたといい、今回は戒告となった。（大橋凜太郎）