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2022.12.02 ニュース
裁判に関するご報告
裁判に関するご報告
中野善之(株式会社蔵元中野商店)が株式会社MIKURA(現:株式会社トーエー)と係争しておりました訴訟について、下記のとおりご報告いたします。
原 告 中野 善之
被 告 株式会社MIKURA(現:株式会社トーエー) 同代表者取締役 伊藤 志乃
被 告 神谷 文彦
<訴訟までの経緯と各人の関係性>
弊社「株式会社蔵元中野商店」代表の中野善之は、三重県にある「合資会社中野商店(みふね酢醸造」の出生であり、親族とともに伝統製法によるお酢の製造販売事業を行っていました。中野は、平成20年2月に「株式会社中野御蔵(当時)」(その後、株式会社MIKURAに社名変更し代表者取締役に伊藤志乃氏が就任、現在は実体を株式会社トーエーに移行されているようです。)を設立、あわせて醸造蔵を新設し、自身が代表取締役に就任してお酢の製造販売を開始しました。
その後、経緯詳細は省きますが、株式会社中野御蔵(株式会社MIKURA /現:株式会社トーエー。※以下、「現:株式会社トーエー」とする)の経営権は神谷文彦氏に譲渡し、中野は百貨店の催事場などでの販売事業を専念しました。しかし、「現:株式会社トーエー」から、譲渡時に取り決めをした中野へ販売奨励金及び経営指導料(顧問料)が支払われることがなく、また新設した醸造蔵も占拠されたため、今回の訴訟に至り、最終的に株式会社MIKURAが中野に解決金を支払う形で裁判が終結しました。詳細はお伝えできませんが、以上が、この度の裁判の終結までに至る経過の概要であります。
中野は、係争期間中に営業を継続することが困難だったため、実家であるに「合資会社中野商店(みふね酢醸造」で酢を製造し「御船富蔵商店」「蔵元中野商店」の屋号で酢の販売を行っていました。また、「現:株式会社トーエー」も「MIKURA」の屋号にて、中野とは別の販路にて酢の販売を行っておりました。このことにより、三重県の酢であること、屋号の名称が似ていることから、多くのお客様の混乱を招く結果となりましたことをお詫び申し上げます。現在、株式会社MIKURAは、実体を「株式会社トーエー」に移行されているようであり、「MIKURA Vinegary」の屋号で酢の製造販売を継続されていますが、これまでの経緯並びに現在は株式会社蔵元中野商店及び中野善之は株式会社MIKURA及び株式会社トーエーには一切関与していないことをご理解いただきますようお願い申し上げます。
結果として、中野が創業した株式会社中野御蔵(当時)と醸造蔵、また酢の製造ノウハウは、返還されることなく現在も「株式会社トーエー(MIKURA Vinegary)」にあります。しかし、この度の裁判の勝訴的終結により長年の係争に区切りがつきましたので、前を向き、より多くの皆様に本物のお酢をお届けできるよう精進していく所存です。弊社は現在、大きなプロジェクトに着手しております。このプロジェクトが形になれば、より多くの皆様に伝統製法仕込みの美味しいお酢、さらにこれまでになかった新しい形のお酢をお届けできるようになりますので、是非ご期待ください。日本のお酢を世界へ。
2022年12月2日 株式会社蔵元中野商店