精神疾患者を「カモ」に 探偵業者からの発注に感じた「違和感」

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大山稜
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 精神疾患につけ込んで相談者から調査料を不正に得たとして、東京都内の探偵事務所運営会社が準詐欺容疑で摘発された。この会社が運営するサイトの改修作業を依頼されたことがあるというウェブデザイナーの女性が朝日新聞の取材に応じ、当時の「違和感」を語った。

 摘発されたのは、「マピオティブ」(東京都渋谷区)。「あなたの街の探偵社」「ストーカー・嫌がらせ被害対策室」といったタイトルのサイトを運営していた。

 女性が勤めていたWEBサイト制作会社は2021年、マピオティブから「ストーカー・嫌がらせ被害対策室」のサイト改修を委託された。担当になった女性は当初、「浮気調査」に関する内容の改修と聞いていた。しかし、実際に発注された掲載文章はこうだった。

 「私たちは集団ストーカー…

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