渓流詩人の徒然日記

知恵の浅い僕らは僕らの所有でないところの時の中を迷う(パンセ) 渓流詩人の徒然日記 ~since May, 2003~

映画『ハスラー』(1961)の中のエディ・フェルソン

2022年11月18日 | open
 
 
映画『ハスラー』(1961)では、
主人公エディ・フェルソンは疲労
困ぱいと酔いでミネソタ・ファ
ッツ
に負けた。玉撞き勝負の途中
で酔
い潰れて。6,480万円(1961年
ドルレートを現代相当額に換算)
も勝ってい
たのに取り返されて
パァ。
(実は負けていない。最初の賭け
分1,500ドル=560万円を相棒の
マネージャーのチャーリーが勝
ち分から抜いていたからだ。
つまりこの映画はミネソタ・ファ
ッツはエディに二度負けているの
である)
 
エディが使い走りのプリーチャー
に買って来させたバーボン
後年
ヘブンヒルズ蒸留所で作る
事にな
るJ.T.S.ブラウンのハー
フボトル
だ。この頃は別な蒸
留所での製造
だったが。
何本も空にしたのならともかく、
劇中では1本のみのようだし、
そもそも、通常ならばフルボトル
を買って来させる。
1961年時点のJ.T.S.のボトルは
一般瓶よりも太く、それは最初
に道中でハッスルをかます店で出
て来る。寸胴の筒瓶だ。

最初の道中での店のJ.T.S.ブラウン
のフルボトル。




NYのビリヤードの裏社会を取り仕
切るギャンブラーの胴元バート・
ゴードンがエディにスポンサード
をもちかけた時のJ.T.S.ブラウンの
フルボトル。


エディがNY(原作ではシカゴ)の
玉撞場エイムスで飲む平たいボトル
ハーフボトルだ。
たったそれだけを飲んだからとい
って、ぐでんぐでんになるとは、
どんだけエディは酒が弱いのか、
という問題が実は発生する。
演出としても、エディ(ポール・
ニューマン)は真上にボトルを
ひっくり返して飲みあける仕草を
する。まるで舞台劇のように。
最初から。
ハーフボトルであっても、中身が
入っていたらそれは現実には無い。
また、劇中、中身が入っている事
は映像から確認できるが、飲む
シーンではない。
飲むシーンは空瓶だろう。
そして、多分だが、ポール・ニュ
ーマンは酒が飲めないのでは。
ボトルの飲み方が現実的な酒飲み
の飲み方ではない演技だからだ。
よく知らないのでは。

役どころとしては、エディは
25年
後には、玉撞きはやめて密造
酒の
セールスをして小金持ちには
なって
いたが、やはり酒に溺れて
若い黒人
のハスラーにカモられて
しまう。

25年後のエディ。


エディ、実は滅法酒が弱いのでは?
私は酒には弱いが酒は弱くはない。
ウイスキーはフルボトルなど即空く。
ハーフなどは即行だ、即。
ハーフボトルでエディのようになる
事は無い。無論、エディと同じく、
ストレート、ノーアイス、ノーチェ
ーサーで飲んで。私の場合いつも
それだし。
 
これ、ビールをジョッキで12杯飲
んだ直後の撞きである。ビールを
きっかり4.2リットル。腹思い切
出てる(笑
ノーマルソリッドシャフトで逆ヒ
ネリ使いまくり。
飲んだら撞くな、撞くなら飲むな、
が原則なのだが、プレミアムモルツ
が殊の外美味い夏の休日なので、
飲んだ。

 
 
 
 

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