ペプロメノ
初投稿となります!
今までは見る専で他の方々の作品を楽しんでいたのですが、ギィリム好きな気持ちが爆発し、友達と喋っていた時のノリでここまで書きあげてしまいました…
もし、同じような作品を作られている方がいたら、ごめんなさい
拙い文章ですが、楽しんで頂けたら幸いですm(_ _)m
まあ、自己満足の作品ですので、読んでいただけただけで嬉しいですっ!
もし、誤字脱字や批評などがありましたら、こーっそりお願いします。
作者の心はミジンコ並に小さいので…
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「リムル・・・」
2人きりの部屋で久しぶりに会えた恋人とゆっくり過ごしていると、静かに、熱を孕んだ甘い声で名前を呼ばれた。
「ギィ・・・?」
俺は、恋人━━ギィの膝の上に座り、その胸元に寄せていた顔をゆっくりと上げる。
するとそこには、声と同じように、甘さを含んだ瞳で俺を見ているギィの顔があった。
数秒見つめあって、どちらからともなく顔を近づける。
自分の唇に合わさったソレに身を委ね、ただ、快楽の波に沈む。
薄く開いた唇の隙間から侵入したギィの舌が、俺の気持ちのいいところばかりを攻めてきて、すぐに頭がクラクラしてきた。
それは角度を変えて何回も何回も繰り返される。
そのまま横抱きにされ、ベッドまで、運ばれる。
そして俺たちはベッドに深く沈みあった━━
俺の名はリムル=テンペスト
ジュラ・テンペスト連邦国の盟主にして、人々に恐れられる八星魔王の一柱である。
地球で刺されて死んで、この世界にスライムとして転生して早数十年━━
この世で最弱の存在であるスライムの俺が、様々な紆余曲折を経てこの世の支配者である魔王へと上り詰めた。
そして、最古の魔王ギィ・クリムゾン 世界最初の魔王として君臨している男と恋仲である。
燃えるような真っ赤な髪に、引き締まった程よく筋肉のついた身体に長い手足、そして整った顔。1つ1つのパーツのバランスがよく、最初にコイツを見た時はイケメンすぎて普通に殺意が沸いた。うん。
だって最古の魔王で最強だし、長い時を生きてるからなんでも知ってる知恵者だし、招待を隠して地味な格好で街に出てもそこら中でキャーキャー言われてる。ギィの城、白氷宮でメイドやつてるミザリーとレインに聞いたら案の定、女に困ることはなく、今までに何百人もの女を泣かせてきたらしい。
本当にうらやま・・・ゴホン、けしからんヤツだ!!と思ってた。思ってたんだけどなぁ・・・
アイツに出会ったのは俺が豚頭魔王(オークディザスター)ゲルドを倒してからしばらくの事だった。
ギィと同じく最古の魔王であるミリムが突然やって来て、しばらく俺の所に居座ったあと、「仕事なのだ!」とか言って突然出ていった。これでやっとゆっくり出来ると思って久しぶりに俺の始まりの場所、暴風竜ヴェルドラが封印されていた所にやって来た。 そう言えば、前もここに自分の持っているスキルを試しに来て、その後にベニマル、シオン、シュナ、ソウエイ、ハクロウ、クロベエの6人に会ったんだ。その事を思い出して、ちょっと嬉しくなって思わず笑ってしまった。あの時みたいにここで練習してたらまた何かいい出会いがあるかも・・・なんて考えながら、スキルを発動させようとしたその時━━
「よぉ、こんな所でナニしてやがんだ?」
「・・・ッ!?」
突然、俺の背後から声が聞こえた。
驚いて、慌てて後ろを見ると、そこには見たことの無い男が立っていた。
誰だ・・・? 俺の魔力感知に引っかからずにここまで近づくことが出来るなんて・・・
妖気を抑えているようだが、それでも圧倒的なプレッシャーが俺の足を震わせる。ソイツが近づいてくるごとに俺の身体が震えて1歩も動けなくなり、気づいた時にはソイツはもう俺の目の前にいた。
遠くにいた時は分からなかったが、間近で見たら俺の身長の倍はあるかと思うほどデカく、更に威圧感が増したように思えた。
「(大賢者さん・・・ ここから逃げられると思うか?)」
自身のスキルである《大賢者》に声に出さずに問うたが、答えはもう分かりきっている。
《解。この場から逃走できる確率は、0.00000%です》
やはり。この場所から、この男から逃げるなんて出来ないよな。
となると、この男が何をしに来たか分からないが、出来るだけ機嫌を損ねないようにしてどうにかこの場を切り抜けるしかない。
そう思って少し震えながら口を開こうとした瞬間、
「お前が最近、ジュラの森で好き勝手やってるリムル=テンペストだな?」
と、男に問われた。
質問の形を取ってはいるが、俺がリムル=テンペストであることは確信しているのだろう。そう思って、
「そうだ。俺が、ジュラの森大同盟の盟主をやっている、リムル=テンペストだ。 俺になにか用でもあるのか?」
と、答えた。
すると男は、一瞬だけ目を瞬かせたあと、何を思ったのか笑い始めた。
「ほう・・・ この俺に物怖じせずに立っているだけじゃなく、問いかけまで返してくるとはなぁ やはりただのスライムって訳じゃねぇな。 面白ぇ」
・・・は? なんだコイツ。何を言ってんだ? 面白いって・・・ え、俺めっちゃ震えてると思うんだけど・・・
というか、まじで誰だ? 俺なんか一捻りで消せるくらい強いってことは分かる。すっごい偉そうな態度とってるし。
俺の中で《大賢者》がものすごいスピードで《解析鑑定》しているのがわかる。しかし、それを待たずして男が自らその正体を明かした。
「俺の名はギィ。ギィ・クリムゾンだ」
ギィ・クリムゾン? 誰だ?全っぜん分からん。《大賢者》ぁーー!
《解。個体名:ギィ・クリムゾンは、暗黒皇帝の二つ名をもつ、この世で最初に誕生した最強の魔王です》
マジかよ・・・ なんでそんな雲の上の存在がこんな場所にいるんだよ。しかも俺の名前なんか知ってるし・・・
ますますこの男には敵わない。逆らえないことが分かってしまった。
取り敢えず、この場をどうやって切り抜けるか・・・ 先ずはこの男の質問に嘘をつくことなんて待っての他だろうな。誤魔化すことなんて出来やしないだろう。
なんでも正直に答えて機嫌を損ねないようにするのが1番!うん。
「何者かがヴェルドラのいなくなったジュラの森に、街みたいなものを作って魔物と暮らしてるって話を聞いたもんでな。 しかもミリムのヤツが、ジュラの森の面白いスライムとマブダチになったとかわざわざ自慢しに来やがったんだよ。自分の目でそんなの確かめねぇ訳にはいかねぇだろ」
ミリムが原因か!!
クソ・・・ 次にアイツが来た時は軽々しく俺のことを喋った罰としておやつは抜きだな。
と、俺が考えていると突然、ギィに顎を掴まれ、無理やり上を向かされた。なんだ?
「へぇ・・・ お前、なかなか綺麗な魂じゃねぇか。 ヴェルダナーヴァのにも似てる気がするがそれとは少し違う・・・ 面白いな」
「・・・は?」
何言ってんだマジで。 魂?なんの事だ?俺の何が面白いんだ? 全く意味がわかんねぇよ・・・
《解。個体名:ギィ・クリムゾンは悪魔族であり、悪魔族は生物の魂を見ることができます》
なるほど、そりゃ便利だな。俺の魂ってどんな感じなんだろ。気になるな・・・ どうにかして見れないもんか・・・
と、考えていると、突然目の前が真っ暗になり、同時に唇に何か柔らかく、冷たいものが当たる感触がした。
へ?なんだ?何が起こってる?え? ちょっと待て・・・ これってもしかして、もしかしなくてもキスか?え、待て待て待て待てちょっと待て 俺のファーストキス、コイツに奪われてんの?え、なんで!?ちょ、この状況どうすりゃいいんだよ!誰か教えてくれ!!
俺の頭の中はパニックでぐちゃぐちゃになり、どうすることも出来ない。
すると唇に何か温かいものが当たって、無理やり口をこじ開けられる。それと同時に口の中に入ってくるものが。それはギィの舌で、抵抗も出来ずに舌を入れられた俺は、なすがままになっていた。
「ぅん!?・・・ンあ・・・・・・・・・はっ・・・・・・ん」
俺の声とは思えないほどの甘い声と、ギィの舌と俺の舌が触れ合う音だけがその場に響く。
逃げようともがくも、いつの間にかギィの腕が腰と頭に回ってがっちりと捕まえられているから動けない。せめてもと、ギィの胸を叩いたり押したりするけど、やはりビクとも動かなくて、その間にもずっとギィの舌が俺の口の中を侵し続ける。上顎、舌の裏、喉の奥まで。ギィの長い舌に色んなところがずっと侵される。
すると突然、俺の中にギィの魔素が流れ込んできた。ギィの強くて濃い魔素に、更に頭がクラクラして、どうしようもない。 反対に、流れ込んできた魔素と同じくらいの量の俺の魔素がごっそり抜かれていった。その感覚に背中がゾワゾワして、何も考えられなくなる。
どれくらいの時間が経ったのだろう。俺はすっかりクタクタになって、ようやく解放された時にはもう立てなくなっていた。
最初とはまた別の意味で足が震え、思わずギィの胸にもたれこむ。 頭上からくつくつと笑い声が聞こえてきて、そちらに目を向けたら、ギィが笑っていた。
「何だよ。お前、このくらいでそんなヘロヘロになってどうすんだ。 もしかして初めてだったのか?」
その言葉にちょっとムカついたが、事実だし、俺は声も出せなかったのでコクリと頷いた。
するとギィは更に笑って、悪びれる様子もなく、「そりゃ悪かったな」と言ってきた。
お前、全然謝る気ねーだろ!!反省してねぇじゃんか!
何なんだよマジで!クソッッ!!
俺が恨みを込めて精一杯ギィを睨むと、やっと笑うのをやめてくれた。 全く・・・
「悪い悪い。つい、な。 にしてもお前、なんか違和感あると思ったら、ヴェルドラの魔素が混ざってんな。ヴェルドラの封印の洞窟にいた事と言い、アイツとどういう関係だ?」
・・・ッ!?え、実はコイツ、それを確認するために来たのか?どうする?ここは正直に言うべきか、上手くはぐらかすべきか・・・・・ 《大賢者》、どう思う?
《解。個体名:ギィ・クリムゾンに嘘は通じないと考えられます。また、この場を切り抜けるためにも嘘はつかないことを推奨します》
そうだよなぁ。仕方ない・・・
「はぁ・・・ 俺に名付けをしたのがヴェルドラなんだよ。ここでヴェルドラと出会ったときに友達になって、名前を付けてもらったんだ。ついでに俺も魂にヴェルドラと同格であることを刻むために『テンペスト』っていう名前を考えたしな」
どうだ。ちゃんと答えたぞ?文句ないだろ?
「なるほどな・・・ それならヴェルドラの魔素が混ざってるのも納得出来るか・・・? だが何故その肝心のヴェルドラがいなくなってんだよ」
「ああ、それは俺の中にヴェルドラを隔離してるからだよ。あのままじゃヴェルドラが消滅するかもしれなかったから、封印を解くために俺がアイツを食ったんだ」
「ほう? それで世界からヴェルドラの気配が無くなったってわけか」
どうやら納得してもらえたようだ。よかった・・・
「もう良いだろ?全部話したぜ?」
そろそろお引き取り願いたいんだがな。もう良いよな?なにも無いよな?
「ああ、聞きたかったことは大体聞けた。邪魔して悪かったな。」
ほんとだよ全く!早く帰れ!
「んじゃあ、帰るか。なんかあったら・・・そうだな」
そう言うとギィは、俺の耳に手をかざした。するとギィの魔素がそこに集まって小さな宝石を創り出す。
俺の耳に、深い赤━ルージュのピアスが形成された。
「なんだこれ」
「俺の魔素で作った石だ。なんかあったら呼べ。すぐに来てやるよ」
「ふぅん」
なるほど。思念伝達が楽にできるってことか?
《解。それだけでなく、相手の位置を把握し、空間転移を行うことが可能になっております》
なんだそれ。じゃあ、ギィが俺のとこに来ようと思ったらいつでも来れるし、逆に俺がギィのとこに行くことも出来るってことか?
《解。その認識で間違っておりません》
うわぁ、世界最強の魔王が俺にGPS持たせてるみたいなもんじゃねーかよ。怖・・・ 盗聴とかはされないよな?
《解。そのような能力は確認されておりません》
よかったー。けど・・・
「ちなみに返品とかは・・・」
「却下だ」
ですよねー。
さすが世界最強の魔王。横暴だな。
「なんつーか・・・ やることなすこと全部規格外だよな」
「お前、俺のことなんだと思ってんだよ」
「俺に逆らうやつは皆殺しだーとか言いそうだなっと」
「何様だよ」
「俺様何様魔王ギィ様?」
「俺にそんなこと言うのはお前くらいだぞ」
知るかよ。この横暴魔王が。
というか、さっきからずっと抱き合うっていうか、ギィに抱きしめられてるような体勢なんだが・・・ いや、気にしたら負けか。何にとは分かんないけど。
「じゃあ、もうそろそろ行くぜ。いつでも呼べ。俺はお前が気に入ったからな。お前ならどんな時にでも来てやっから」
一生使わないようにしよう。コイツが来る時はきっととんでもないピンチだけだろ。
そう思っているとまたギィの顔が近づいてきて、またキスされる!!と、目をつぶった。すると額に感じる柔らかい感触。今度はデコチューされた。彼氏かよ。腹立つなぁ。
「じゃあな」
と言って、ギィは転移して行った。
やっと帰ってくれた・・・ それにしてもアイツ、結構な威圧感だったから気づいた仲間たちの誰かがミリムの時みたいにすっ飛んできそうだけど・・・
《解。個体名:ギィ・クリムゾンは、誰にも気づかれないように周囲に結界を展開しておりました》
ああ、それだったら納得だ。誰も来ないわけだよ。
取り敢えず《大賢者》にギィからもらったピアスを《解析鑑定》しておくように頼み、俺は色々と疲れたからスキルの練習を諦めて仲間たちのいる俺の街へと足を向けた。
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《あとがき》
いかがでしたでしょうか。
初めて小説(しかもギィリム作品!)をかいたので、おかしい所とかいっぱいあるかも知れません・・・
まあ、キャプションにもある通り、完全に自己満足の作品ですのでご容赦くださいm(*_ _)m
スマホで書いてるのでめっちゃ時間かかりました・・・小説かくのって結構疲れるんですね。もう書きたくないなーっていう気持ちと続き書きたいなーっていう気持ちがせめぎ合ってます。 どうしようかなー
でも取り敢えず、ここまで書きあげることが出来てよかったです!!
これの評価はどうなるのか・・・そもそも評価してもらえるのか!怖いけど楽しみです!!!!!!!!
ここまで読んでくださった方々!ありがとうございます!もし良ければコメントくだされば嬉しいですっっ!
ありがとうございました!!!!!!!!