(野営地に持ち込んだナイフのうちの一部)
野営地からの帰宅後、まず何をするかと
いうと、使用したナイフの完全洗浄と消毒、
清拭とオイルアップだ。
ナイフの保管は、たとえステンレス製で
あろうとも、革シース物はシースから抜い
て、シースは別場所に保管する。
シースに入れっぱなしにしているナイフ
好きなどはいない。
革製品の塩害はかなりのものだからだ。
ナイフを大切にする人たちは、革物のシー
スにナイフを入れたまま保管はしない。
お店の展示ナイフがシースに入っていない
のは展示の為に抜いているだけではない。
塩漬け皮革による塩害予防のため、革の
シースにナイフを入れっぱなしのナイフ
ショップなどはこの世に無いのです。
刀は刀箪笥に。ナイフはナイフ箱に。
それが良いだろう。

刀掛けに掛けて、埃除けのために薄手の
風呂敷を被せている日本刀7口と刀箪笥。
3段の箪笥の中にも日本刀を収納している。
我が家、鋼の総重量はかなりになるかと
思う(笑)。
今回、汎用実用ナイフとして多用したの
はIC-CUTシースナイフとマルティーニ
のプーッコだった。
そして、一番多発的に使用したのは、
やはりこれBR277だった。
やはりこれBR277だった。
パンツのポケットにクリップ差しで携帯
して、食材のパッキングやその他の開封
場面で大活躍した。大車輪。
いや、ホントに便利。
廃番となった事が実に惜しまれる。
長さ、重さ、手さばき、切れ味、開閉の
アクション、全てに隙が無い。
アクション、全てに隙が無い。
本当に良いナイフだと思う。
参加メンバーの一人が、やはり同モデル
を持ち込んで使っていた。
を持ち込んで使っていた。
ブローニング277フォールダー、最高だ。
一人、これでもかという程に使い倒した
モーラ・コンパニオンを持って来ている
人がいた。
ブレードが痩せる程に使い倒している。
しかし、バッチリ刃が付いている。
渋い。
シャプトン「刃の黒幕」愛用なのだそう
だ。いいすね〜。
使い込んであげることと手入れを怠っての
使いっぱは別物だ。
小学生時代から愛用しているオピネルの
人や山海でモーラを使い倒している人とか
他にも刃物通の人が研ぎ上げた刃物等、
多くのいい物を見せてもらった。
その空気がとても良い。
ちとショックだったのは、オピネルで、
私は小学生の時、あそこまでは研げなか
ったことを目の当たりにした事だ。
今でこそ、刃物の研ぎは何とかそこそこ
できるようにはなったが、それは時間を
かけての研究と努力による。
「小学生の時にこの研ぎしたの?」と、
正直目を丸くした。
子どもの時以来、ほとんど使ってなかっ
たのを引っ張り出して来たので、刃は
基本的に約四半世紀前のままだそう
だ。清拭した程度。
基本的に約四半世紀前のままだそう
だ。清拭した程度。
これは唸っただよな。まじで。
誰に教わるでなく、自分で工夫して研い
だのだそうだ。
しっかりと社会勉強としての林間学校の
成果が出ている。
子どもたちが自分で試行錯誤しながら自分
で前に進む。
自然から人間学を学ぶブッシュクラフト。
彼の周囲には良い教育があったのだなあ、
と感じた。
ピシッとセカンダリーとマイクロベベル
の止め刃を付ける研ぎをしている。
私などは小学生の時は、簡単なベタ研ぎ
しか出来なかった。
10才の子がこれ。
改めて森の学校は有意義だと感じた。
