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YouTubeの“ボーナスタイム”は終了? 登録180万人超ラファエル氏「広告収益10分の1」発言が物議

日刊ゲンダイDIGITAL / 2022年12月13日 9時26分

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ユーチューバーのラファエル氏(C)日刊ゲンダイ

〈広告収益は10分の1に落ちてます。ほとんどのYouTuberがそうだと思います〉

■登録者数180万人超えでも…

 一時、過激な動画配信で人気を集め、垢バン(アカウント停止)も経験しているYouTuber、ラファエル氏の告白が物議を醸している。仮面にパーカ姿でおなじみのラファエル氏は、チャンネル登録者数180万人超えの人気YouTuberだ。

 6日更新のYouTube「令和の虎CHANNEL」にゲスト出演したラファエル氏は、次のようにも語っている。

〈YouTubeは残ると思うんですけど、YouTuberっていうビジネスモデルはそのうち終わると思っています〉

 子どもがなりたい職業にランクインされているYouTuber。この現状が事実であれば驚くべきことだが、その要因について、ITジャーナリストの井上トシユキ氏はこう言う。

「最近ツイッターで話題になったのが、海外でスキップできない広告が5回、10回と連続で流れるテストが行われ、非常に評判が悪かったということでした。これはコンバージョン(購買)につながらないなどの理由から、大手企業の広告出稿が減っている影響が考えられます。日本でも単価が比較的安い健康や美容系、情報商材系の広告が増えている印象があります」

 チャンネル数自体の増加による競争激化、若者を中心に「TikTok、インスタグラムストーリーズなどのショート動画を好む傾向も影響しているのでは」と井上氏は指摘する。

「チャンネル登録者数を維持している人気YouTuberでも、再生回数や再生時間が落ちてきているといいます。Netflixや漫画アプリも含めて、視聴者の可処分時間の奪い合いが激化する中、今後、専業で生き残れるのは自力でスポンサーをつけられる一部のYouTuberのほか、専門性があって中身の濃いコンテンツを配信している人に限られてくると思われます」(井上氏)

 稼げなくなった影響か、このところ目につくのが、人気YouTuberの相次ぐ活動休止やメンバーの脱退、解散だ。ヴァンビとゆんの人気YouTuber「ヴァンゆん」(チャンネル登録者数217万人)も1日、無期限活動休止を発表したばかり。

 YouTubeの“ボーナスタイム”は終わろうとしているようだ。

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