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厚生労働省

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たたかれていい子どもなんて、いないんだよ。

児童虐待防止月間について

11月は「児童虐待防止推進月間」です

「もしかして?」 ためらわないで! 189(いちはやく)

こどもの権利が尊重される子育ての実現のために
ママも、パパも、一人でかかえこまないで

厚生労働省では、毎年11月を「児童虐待防止推進月間」と定め、児童虐待問題に対する社会的関心の喚起を図るため、集中的な広報・啓発活動を実施しています(平成16年度から実施)。

てぃ先生と考える 子育て相談室

  • Comming Soon
    11月以降順次公開!

児童相談虐待対応ダイヤル「0120-189-783」 親子のための相談LINE 2023年2月開設予定です。 児童虐待相談ダイヤル「189」
映画「189」

映画『189』公式サイト

子供がもっている4つの権利

子供がもっている4つの権利イラスト

全ての子どもは、健やかに成長・発達し、その自立が図られる権利が保障されることが、平成28年の児童福祉法の
改正によって明確化され、保護者は、子どもを心身ともに健やかに育成することについて、
第一義的責任を負うとされています。
また、全ての国民は、子どもの最善の利益を考え、
年齢や成熟度に応じて子どもの意見が考慮されるように努めることとされています。

しつけと体罰の違いって?

体罰が許されないものであることが法定化されました。

子どもの権利が守られる体罰等のない社会を実現していくためには、一人ひとりが意識を変えていくとともに、
子育て中の保護者に対する支援も含めて社会全体で取り組んでいかなくてはなりません。

「しつけ」とは

子どもの人格や才能などを伸ばし、社会において自律した生活を送れるようにすることなどの目的から、
子どもをサポートして社会性を育む行為です。

「しつけ」とは

「体罰」とは

子どもの身体に何らかの苦痛を引き起こし、
または不快感を意図的にもたらす行為(罰)です。

「体罰」とは

体罰等が子どもの成長・発達に悪影響を与えることは科学的にも明らかになっており、
「しつけ」と称した暴力なども含め、
体罰等が繰り返されると、心身に様々な悪影響が生じる可能性があります。

子育て中の方へ 体罰等によらない子育てのための 工夫のポイント

体罰等はよくないと分かっていてもいろいろな状況や理由によって、それが難しいと感じられることもあります。
一方で、安心感や信頼感、温かな関係が心地よいのは、子どもも大人も同じです。

子どもの気持ちや考えに 耳を傾けましょう

子どもの気持ちや考えに
耳を傾けましょう

  • 相手に自分の気持ちや考えを受け止めてもらえたという体験によって、子どもは気持ちが落ち着いたり、大切にされていると感じたりします。
  • 子どもに問いかけたり、相談をしながら、どうしたらよいかを一緒に考えましょう。
「言うことを聞かない」にもいろいろあります

「言うことを聞かない」にも
いろいろあります

  • 保護者の気をひきたい、子どもなりに考えがある、言われていることを子どもが理解できていない、体調が悪いなど、様々な理由があります。
  • 「イヤだ」というのは、子どもの気持ちです。こうした感情を持つこと自体はいけないことではありません。
子どもの成長・発達によっても異なることもあります

子どもの成長・発達に
よっても異なることもあります

  • 子どもの年齢や成長・発達の状況によって、できることとできないことがあります。
  • それぞれの子どもによって成長・発達の状況にも差があることを理解しましょう。子ども自身が困難を抱えているときは、それに応じたケアが必要なこともあります。
子どもの状況に応じて、身の周りの環境を整えてみましょう

子どもの状況に応じて、
身の周りの環境を整えてみ
ましょう

  • 乳幼児の場合は、危ないものに触れないようにするなど、「触っちゃダメ!」と叱らないでよい環境づくりを心がけましょう。
  • 子どもが困った行動をする場合、子ども自身も困っていることがあります。子どもが自分でできるように教えてあげたり環境を整えてあげましょう。
注意の方向を変えたり、やる気に働きかけてみましょう

注意の方向を変えたり、
やる気に働きかけてみましょう

  • 子どもはすぐに気持ちを切り替えるのが難しいこともあります。時間的に可能なら、待つことで子どもの気持ちや行動が変化するかもしれません。
  • 難しければ、場面を切り替えること(家から出て散歩をする等)で注意の方向を変えてみてもよいでしょう。
肯定文でわかりやすく、時には一緒に、お手本に

肯定文でわかりやすく、
時には一緒に、お手本に

  • 子どもに伝えるときは、「ここでは歩いてね」など、肯定文で何をすべきかを具体的に、また、穏やかに、より近づいて、落ち着いた声で伝えると、子どもに伝わりやすくなります。
  • 「一緒におもちゃを片付けよう」と共に行うことで、やり方を示したり教えたりすることもできます。
良いこと、できていることを具体的に褒めましょう

良いこと、できていることを
具体的に褒めましょう

  • 子どもの良い態度や行動を褒めることは、子どもにとって嬉しいだけでなく、自己肯定感を育むことにもなります。
  • 子どもの態度や行動を褒めるときは、何が良いのかを具体的に褒めると、子どもにより伝わりやすくなります。

保護者自身の工夫のポイント

否定的な感情が生じたときは、まずはそういう気持ちに気付き、認めることが大切です。そして、それは子どものことが原因なのか、自分の体調の悪さや忙しさ、孤独感など、自分自身のことが関係しているのかを振り返ってみると、気持ちが少し落ち着くことがあるかもしれません。

深呼吸して気持ちを落ち着けたり、ゆっくり5秒数えたり、窓を開けて風にあたって気分転換するなど、少しでもストレスの解消につながりそうな自分なりの工夫を見つけられるとよいでしょう。

体罰等によらない子育てをみんなで応援しましょう

周囲の親族や地域住民、NPO、保育等の子育ての支援者、保健・医療・ 福祉・教育現場等で子育て中の保護者に接する方は、子育て中の保護者が孤立しないようにサポートしていくことが大切です。保護者だけで抱え込まないように、声かけや支援を行い、市区町村や児童相談所等とも連携をして、社会全体で支えていくことが必要です。

相談窓口一覧 相談窓口(児童相談所)

全国の児童相談所の所在地、電話番号の確認ができます。
携帯版ホームページでも、全国の児童相談所をご案内しています。

出産や子育てに悩んだ時は、こちらにお電話ください。

相談窓口一覧 相談窓口(児童相談所)

●24時間子供SOSダイヤル(文部科学省)

●子どもの人権110番(法務省)

電話番号
0120-0-78310なやみいおう
受付時間
24時間受付(年中無休)

いじめやその他の子どものSOS全般について、子どもや保護者などが夜間・休日を含めて24時間いつでも相談できる、都道府県及び指定都市教育委員会などによって運営されている、全国共通のダイヤルです。

電話番号
0120-007-110
受付時間
平日8:30〜17:15 ※土・日・祝日・年末年始は休み

「いじめ」や虐待など子どもの人権問題に関する専用相談電話です。
※一部IP電話からは接続できません。
※接続できない場合はこちらの電話番号をご利用ください。
(通話料有料)

「体罰等によらない子育てのために」ポスター・リーフレット・パンフレット

広報・啓発活動にご活用ください。 ※画像をクリックいただくと、PDFファイルをご覧いただけます。

令和2年度
「体罰等によらない子育てを広げよう!」

■ポスター(B2)

体罰等によらない子育てを広げよう!ポスター

■リーフレット(A4)

体罰等によらない子育てを広げよう!リーフレット(A4)

■パンフレット(A4)

体罰等によらない子育てを広げよう!パンフレット(A4)

令和3年度
「たたかれていい子どもなんて、いないんだよ。」

■ポスター(B2)

たたかれていい子どもなんて、いないんだよ。ポスター

■リーフレット(A4)

たたかれていい子どもなんて、いないんだよ。リーフレット(A4)

■パンフレット(A4)

たたかれていい子どもなんて、いないんだよ。パンフレット(A4)

●ポスター、リーフレット、動画等の使用について

  • ・WEBページや、公式SNS、広報誌などでの掲載、イベントでの掲出・配布、広告媒体での使用も可能です。ぜひご活用ください。
  • ・ただし、動画、ポスター、リーフレットのデザインの中身を加工することはできません。
  • ・また紙媒体など印刷が発生する場合にはデザインの解像度が悪くならないように注意願います。
  • ・使用につきましてご確認の問い合わせは必要ございません。

●厚生労働省の利用規約・リンク・著作権等について