2022-12-13 19:43政治

増税方針「内閣不信任に値」=自民保守系から岸田首相批判

 岸田文雄首相が防衛力強化の財源確保策として1兆円規模の増税方針を表明したことを受け、自民党の保守系有志議員が13日、衆院議員会館で会合を開いた。出席者によると、「内閣不信任に値する」「防衛費に悪い印象を与えるための財務省の陰謀だ」などと首相らへの批判が相次いだ。 
 会合は城内実、高鳥修一両衆院議員らが呼び掛け、宮沢博行副幹事長、杉田水脈総務政務官ら計20人程度が出席した。国債発行による財源確保を主張していた故安倍晋三元首相に近かった議員が多い。会合では、増税に向けて議論を進める党税制調査会幹部に対する反発も出た。
 城内氏はこの後記者団に対し、「(増税に)慎重な立場の議員が集まった。(党税調で)一任取り付けみたいな状況になったらどうしようか、という議論をした。それは絶対に認められない(との結論になった)」と説明した。14日も会合を開く可能性があるという。
[時事通信社]

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