(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】2020080840
(43)【公開日】20200604
(54)【発明の名称】からすみの製造方法
(51)【国際特許分類】
   A23L 17/30 20160101AFI20200508BHJP
   A23L 17/00 20160101ALI20200508BHJP
【FI】
   !A23L17/30 Z
   !A23L17/00 C
【審査請求】未請求
【請求項の数】1
【出願形態】書面
【全頁数】2
(21)【出願番号】2018231185
(22)【出願日】20181122
(71)【出願人】
【識別番号】318016984
【氏名又は名称】水原 清晃
【住所又は居所】東京都港区赤坂7−6−45−110
(72)【発明者】
【氏名】水原 清晃
【住所又は居所】東京都港区赤坂7−6−45−110
【テーマコード(参考)】
4B042
【Fターム(参考)】
4B042AC03
4B042AC05
4B042AD07
4B042AG12
4B042AG27
4B042AG29
4B042AH09
4B042AK01
4B042AP17
4B042AP30
(57)【要約】      (修正有)
【課題】うまみ成分を増加させ、舌触りの良さ等の食感を向上させたからすみの製造方法の提供。
【解決手段】魚類の卵巣の血抜きを行う血抜工程と、血抜きした卵巣の塩漬けを行う塩漬工程と、塩漬けした卵巣の塩抜きを行う塩抜工程と、塩抜きした卵巣を乾燥する乾燥工程とを有し、塩抜工程と乾燥工程の間に、からすみ内部の水分量が十分に残った状態で真空パックにかけ、1週間〜数ヶ月熟成させる工程を有するからすみの製造方法。
【選択図】なし
【特許請求の範囲】
【請求項1】
魚類の卵巣の血抜きを行う血抜工程と、
該血抜きした卵巣を塩に埋没させて塩漬けを行う塩漬工程と、
該塩漬けした卵巣の塩抜きを行う塩抜工程と、
該塩抜きした卵巣を乾燥する乾燥工程と、
を有するからすみの製造方法であって、
前記塩抜工程と乾燥工程の間に、卵巣を、卵巣内部の水分量が十分に残った状態で真空パックにかけ、一週間〜数ヶ月熟成させる工程を有することを特徴とするからすみの製造方法
【発明の詳細な説明】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0001】
うまみ成分を増加させ、舌触りの良さ等の食感を向上させたからすみの製造方法を提供すること。
【課題を解決するための手段】
【0002】
魚類の卵巣の血抜きを行う血抜工程(S1)と、血抜きした卵巣の塩漬けを行う塩漬工程(S2)と、塩漬けした卵巣の塩抜きを行う塩抜工程(S3)と、塩抜きした卵巣を乾燥する乾燥工程(S5)とを有し、塩抜工程(S3)と乾燥工程(S5)の間に、からすみ内部の水分量が十分に残った状態で真空パックにかけ、1週間〜数ヶ月熟成させる工程(S4)を有するからすみの製造方法である。
【発明の効果】
【0003】
乾燥工程を完了した後ではなく、製造途中の水分が十分に残った状態のからすみを真空パックにかけることで、からすみの水分を一定量に保ったまま長期保存することが可能になり、加水分解反応による熟成期間を持たせることでうまみ成分を増加させ、また真空パックによる水分の均一化と、圧縮効果により、からすみの舌触りの良さ等の食感を向上させる。