南国鹿児島の夏といえば、やっぱりそうめん流し。一般的な“流しそうめん”ではなく、専用のそうめん流し器を使ってグルグルとそうめんを流します。鹿児島のそうめん流しは一部、通年で営業している店舗もありますが、多くは暑い時期だけオープンし、特にお昼時などは家族連れなどで賑わいます。
今回は鹿児島市内にありながらまるで避暑地のような「慈眼寺そうめん流し」を紹介します。
慈眼寺公園に噂の「そうめん流し」がある
JR鹿児島中央駅から指宿枕崎線で15分ほど、3月に高架化され駅舎も新しくなったJR慈眼寺駅。
↑谷山駅から慈眼寺駅間が高架化されました
改札窓口とトイレがあるだけの小さな駅ですが、あの豪華クルーズトレイン「ななつ星in九州」や九州新幹線などのデザインで知られる水戸岡鋭治氏による設計ということで、天井には新幹線つばめと同じ絵柄があしらわています。
そんな慈眼寺駅から線路沿いに慈眼寺公園方面へ歩くと10分たらずで樹々が茂り、その昔、立派な“慈眼寺”があった「慈眼寺公園」に到着しました。
ADVERTISEMENT
この公園の中央を流れる和田川沿いに遊歩道を上流へ向かうと、そこに目的地の「慈眼寺そうめん流し」が現れました(※車の場合は公園横の県道を進むと駐車場があります)。
↑和田川沿いの遊歩道、上流に向かって進みます
↑車は左側の道を登っていくと駐車場があります
↑駐車場側の入口
ADVERTISEMENT
なんと江戸時代にはすでにこの辺りで“流しそうめん”を楽しんでいたと文献にも記されているそうです。