余生を送っていた101歳の「ナチス戦犯」に禁錮刑、ドイツ司法機関が懸命の追跡 親衛隊の大物はみな死亡、残るは下級隊員

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 アウシュビッツ・ビルケナウ強制収容所(第2収容所)に貨車で到着し、ガス室に行くかどうか選別を受けるユダヤ人たち。制服姿で手前に立つのはナチス親衛隊員、左手前の縦じまの服の人々は収容者。左奥は「死の門」と呼ばれた入り口。1944年、親衛隊撮影(エルサレムの記念館「ヤド・バシェム」提供・共同)

 今年6月、ドイツの首都ベルリン近郊の地方裁判所。地元に暮らす101歳の男に禁錮5年の判決が下った。…

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