F2戦闘機の後継 曲折の末、日英イタリアと共同開発 そのわけは?
相原亮
2030年半ばに投入される航空自衛隊F2戦闘機の後継について、政府は9日、英国、イタリアとの3カ国で共同開発すると発表した。戦闘機の開発は「数兆円規模の国家プロジェクト」と言われる。日本は当初、国産をめざしたが、曲折を経て、英伊との共同開発に落ち着いた。政府が掲げる「日本主導の開発」となるのか。
9日、日英伊3カ国は首脳共同声明を発表した。
「共通の価値に基づく、長年にわたる緊密な関係がある」と強調し、今回の開発が「今後数十年にわたって世界の安全、安定及び繁栄の礎となることを期待する」と結んだ。
日本にとってみれば、30年越しの「リベンジ」が決着した。
1980年代、日本はF2戦…