A.セキスイハイム東海コールセンターからの回答
新型コロナの影響で、品薄で入手困難の1つに上げられているウォシュレットですが、日頃使い慣れているが故に、いざ故障となると不便に感じるもの。
しかも今年は例年に比べ寒い日が続いているとなると、1日でも早く修理、交換したくなるのも当然の事ですよね。
ウォシュレットは長年使い続けていると、水漏れや動作不良を起こすことがあります。
修理してもどうにもならないときは交換する必要がありますので、ご注意下さい。
ウォシュレットが古くなってくると、水漏れや動作不良などいろいろな問題が起こってきます。
特に水漏れは気づかないまま放置してしまうと床材の腐食や、水道代の高騰などにつながる恐れもあるため、できるだけ早めに気付くことが大切です。
定期的なお掃除やその際にセルフチェックをお勧めいたします。
そこで、ウォシュレットで起こりがちなトラブルと対処法をご紹介します。
ウォシュレットから水が出ない
水が出ない主な原因
- 水量が通常より少ない設定になっている
- フィルターが汚れている
- ノズルに汚れがたまっている
- 給水管から水漏れしている
電源がきちんと入っているのに水が出ないという場合は、上記のようなことが原因の可能性があります。
トイレの掃除はしていても、給水フィルターやノズルの掃除は全然していないという方は、これらの部品に汚れがつまっているかもしれません。部品の掃除も行って頂くことをお勧めします。
掃除を行っても水が出ないという場合は、水漏れが起こっているまたは、経年劣化による故障が原因の可能性があるため下記の項目をチェックしてみてください。
ウォシュレットから水漏れ
ウォシュレットが原因の水漏れ
- 給水管と止水栓の接続部分から水漏れ
- 給水ホースからの水漏れ
- 給水フィルターからの水漏れ
- 水抜栓からの水漏れ
- ノズルからの水漏れ
ウォシュレットの水漏れといっても原因はそれぞれ異なります。接続部分や給水ホースからの水漏れは、新しいパッキンやホースに交換することで改善することが可能です。
フィルターや水抜栓は掃除・パッキン交換などで改善することが可能ですが、ウォシュレットの方が古いものだと部品がすでに廃盤になっている可能性も考えられます。この場合は、本体の交換が必要です。
ノズルからの水漏れは、ノズル単体を交換することで水漏れを止めることができます。ただしメーカーによっては単体の販売を行っていなかったり、フィルター同様廃盤になっている際はウォシュレットごと交換する必要があります。
ウォシュレットが作動しない
ウォシュレットの一般的な耐用年数は7~10年といわれています。使用頻度にもよりますが長く使い続けているウォシュレットは、基盤が故障して突然動かなくなってしまうトラブルが起こります。
このような場合はメーカーへ修理依頼すれば、基盤のみの修理を行ってくれる場合もありますが、古いウォシュレットはまた別の場所が故障する可能性もあります。
また、メーカーによっては古い型の部品をすでに製造していないこともあるため、交換対応となってしまう可能性があることにもご注意下さい。
ウォシュレットの清掃方法
ウォシュレットの水が出ないときは、交換する前に掃除を試してみることがおすすめです。
*事前に取扱い説明書等で、お掃除の仕方のご確認をお願いします。
ウォシュレットの『ノズル』を掃除する方法
準備するもの
- ゴム手袋
- トイレクリーナーペーパー
- 歯ブラシ
- 中性洗剤
手順
- ウォシュレットの洗浄モードに設定して、ノズルを引き出す。
※ノズル洗浄モードがないときは、ゴム手袋をした手でゆっくりノズルをひっぱり出す。 - ノズルを引き出した状態で、電源プラグを抜いておく。
- ノズルに中性洗剤やクエン酸水をかけて、歯ブラシで汚れを落とす。
- 汚れが落ちたらトイレクリーナーシートで洗剤成分をきれいにふき取る。
- 電源プラグをコンセントに差し込む。
- 試運転を行い、問題なければ掃除完了。
ウォシュレットの『給水フィルター』を掃除する方法
準備するもの
- 歯ブラシ
- マイナスドライバー
手順
- 止水栓を閉めて、電源プラグを抜く。
- 給水フィルターをマイナスドライバーで反時計回りに回して取り外す。
- フィルターを歯ブラシで水洗いし、汚れを取り除く。
- フィルターをマイナスドライバーで時計回りに回して取り付ける。
- 止水栓を開けて、電源プラグを差し込む。
*無理なお掃除により、ウォシュレットの部品を破損しない様にご注意下さい。
ご不安なままお掃除しないで頂き、お気軽にコールセンターまでご相談下さい。