募る不信「終始あいまい」 裾野の私立保育園、説明会出席の保護者
2022.11.30
さくら保育園は29日夜、園児に対する不適切な指導について保護者説明会を裾野市内で開いた。出席した保護者からは「あいまいな説明に終始した」などと不信の声が聞かれた。
説明会は冒頭を除いて非公開で行われ、約30人が出席した。桜井利彦園長は「大切なお子さんの尊厳を傷つけてしまったことを深くおわび申し上げる」と謝罪した。
出席者によると、桜井園長が児童への行為について報告した。不適切な指導をした3人は出席せず、誰かも明かされなかったという。服を脱がせたり、脚を持って宙づりにしたりする行為もあったといい、保育士は「反応が面白い子にやってしまった」と説明したという。長女が通う30代の男性は「報道で知っていたよりもひどい内容。ショックだった」と語った。
運営法人の桜愛会の代表は29日、市役所に村田悠市長を訪ね、一連の経緯や再発防止策を説明した。同会は30日以降に1歳児以外の保護者を対象にした説明会を開いた後、今週中にも記者会見を開く方針を明らかにした。