「立皇嗣の礼」を天照大神に奉告、伊勢神宮で奉告祭
安田琢典
秋篠宮さまが皇位継承順位第1位の「皇嗣(こうし)」になったことを内外に示す「立皇嗣の礼」を天照大神に奉告する「立皇嗣の礼につき奉告祭」が8日、三重県伊勢市の伊勢神宮であった。皇居・宮殿で5日にあった「勅使発遣の儀」で天皇陛下から託された「御祭文(ごさいもん)」を携えた勅使らが、五色の絹などの「幣帛(へいはく)」を奉納した。
内宮では8日午前11時から、アワビや伊勢エビなどの神饌(しんせん)を天照大神に供える「大御饌(おおみけ)」が執り行われた。午後2時からは、幣帛が入った「辛櫃(からひつ)」を先頭に、黒い衣冠の勅使や伊勢神宮の黒田清子祭主ら神職が参列した「奉幣(ほうへい)」があった。
立皇嗣の礼につき奉告祭は、14日までに伊勢神宮の内宮や外宮をはじめ全125宮社で行われる。(安田琢典)