現役官僚インタビュー 防衛省

自衛隊は日本人の生き方を映す鏡

川西 貴史さん
Profile

川西 貴史さん

Takashi Kawanishi 防衛省大臣官房秘書課 防衛部員(課長補佐級)

入省後の略歴と職務内容

・2010年 運用企画局国際協力課
                  PKOや海外の災害への自衛隊派遣、東日本大震災での物資輸送の調整。
・2011年 内閣官房副長官補(安全保障・危機管理担当)付
                  原発対応のための日米協議や武器輸出三原則等の見直しの省庁間調整。
・2012年 大臣官房秘書課付(研修)
                  防衛研究所での理論研修、防衛関連企業や部隊での現地研修。
・2013年 防衛政策局防衛政策課
                  国家安全保障戦略、防衛計画の大綱、中期防衛力整備計画の策定。
・2014年 財務省主計局地方財政係(出向)
                  国と地方の財政状況を踏まえ、地方交付税交付金や地方債の総額決定。
・2016年 バーミンガム大学留学(国際関係論専攻)
                  多様な国籍の教授・留学生と、業務で抱いた問題意識を学術的に探求。
・2017年 整備計画局情報通信課
                  サイバー・電磁波領域での攻防を踏まえ、陸海空自衛隊の変革の推進。
・2018年 防衛政策局国際政策課
                  外国軍隊との協力を深化・制度化するための協定や法令の整備。
・2020年 大臣官房秘書課  現職

Q1 国家総合職(入省先)を志した理由を教えてください。

 私が5歳の頃、PKO法が国会で採決される様子をテレビで見ていました。そして、カンボジアで地雷除去や道路補修をする自衛隊員の勇姿に憧れ、保育園の発表会で「自衛隊に入って世界の困っている人を助けたい」とフタコブのヘリコプターを操縦する自分の絵を掲げました。防衛省を選んだ理由はたくさんありますが、原点はここだと思います。

Q2 今まで経験されたお仕事で、最も心に残っていることはなんですか?

 自衛隊が電磁波領域を一層有効に活用するにあたって、導入する装備品やシステムの優先順位やスケジュールを具体化するという、入省8年目に携わった仕事です。陸海空自衛隊からのボトムアップだけでは自衛隊全体として最適なものにならず、トップダウンだけでは現実性を欠き絵に描いた餅になってしまいます。25万人に及ぶ組織の認識を統一することの難しさとともに、掲げたコンセプトを実現することの重要性を認識させられました。最終的に、協力した統合幕僚監部、陸海空幕僚監部の自衛官の方々等から頂いた言葉は、防衛省に入って良かったと思えるものでした。

Q3 これから取り組みたいお仕事はどんなことですか?

 ある国が、どのような軍事力・防衛力をどのように運用するかということは、その国が国際社会の中でどのように存立し繁栄を遂げようとしているのかを端的に表していると言えます。民主主義国家である日本の安全保障政策は、国民の価値観やアイデンティティを反映したものであり、自衛隊も日本人の価値観やアイデンティティとともに変化してきました。今や、防衛省・自衛隊が必要とされる領域は、陸・海・空にとどまらず、宇宙・サイバー・電磁波といった領域や、同盟管理、世界各国との防衛協力など、多岐に渡ります。刻々と変化する安全保障環境の下で、我が国の平和と独立を守り、国益を最大化するために、国際社会の中での日本人の生き方を映す鏡と言える自衛隊を、磨き続けたいと考えています。

Q4 キャリアをめざす受験生へ熱いメッセージをお願いします。

 ある国の国民がどの程度自らの価値観に根差した生活を営めるかはその国の国力の影響を受け、軍事力・防衛力はその重要な要素であり続けてきました。安全保障のような大きな営みも、個々のパーツは、不完全な個々人の良いところが少しずつ積み重なって形になっています。各国がしのぎを削る安全保障という領域を日本の弱点とすることは許されません。だからこそ、防衛省には、熱意ある多様な人材を歓迎し、力を合わせて働く風土があります。安全保障という領域において、日本や日本国民、そして世界の平和のために働きたいと考える学生さんは、ぜひ一度説明会に来てみてください。

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