現役官僚インタビュー 環境省

世の中の多様な課題に「環境」という視点でアプローチ

香田 慎也さん
Profile

香田 慎也さん

Shinya Koda 大臣官房秘書課 人材育成専門官

入省後の略歴と職務内容

・2014年4月 環境省に入省。廃棄物・リサイクル対策部産業廃棄物課
                     廃棄物処理法の解釈・運用のほか、東日本大震災対応や水俣条約国内担保のための政省令制定作業などを担当。
・2015年6月 福島環境再生事務所中間貯蔵施設等整備事務所輸送課
                     中間貯蔵施設への除去土壌等の輸送の工程管理、地元市町村との調整に加え、本省・事務所間の調整などの総括業務を担当。
・2016年7月 廃棄物・リサイクル対策部指定廃棄物対策担当参事官室
                      放射性物質汚染対処特措法の解釈・運用、帰還困難区域関連の法令制定作業のほか、室の総括ラインとして室内外との各種調整
                     等を担当。
・2018年1月 地球環境局地球温暖化対策課地球温暖化対策事業室
                     脱炭素社会の実現に向けた技術開発・実証(水素、CCUS、再エネ等)を担当。
                     また、G20エネルギー・環境大臣会合の調整や現場での説明など、幅広い業務を任される。
・2019年7月 大臣官房総合政策課企画評価・政策プロモーション室
                      環境省の重点施策に加え、成長戦略・骨太の方針などの重要案件の取りまとめなど、省全体の政策立案の司令塔として省内外
                     との調整を担当。
                      また、環境大臣による国会での所信表明、寄稿文などの原稿案も作成。
・2020年8月 大臣官房総務課・秘書課(現職)
                     環境省所管法令の審査に加え、総合職事務系職員の採用を担当。

Q1 国家総合職(入省先)を志した理由を教えてください。

 国家公務員という仕事に関心を持つきっかけは、大学時代に国会議員事務所のインターンをさせていただいたことでした。国会議員の会議や打合せの現場を生で見て、政策の種が蒔かれる瞬間を目の当たりにし、国の施策はこんな感じで決まっていくんだ、と感じました。政治のリアルな姿に加え、政治と行政の関わり方を見る中で、国家公務員の仕事への興味が徐々に高まっていきました。
 そして、各省庁の説明会に参加する中で、環境省のミッションや職員の方のキャラクターが最も自分に合っていると感じ、官庁訪問に挑戦しました。官庁訪問の面接の際、環境問題がいかに自分たちの身近にあるものか、職員の方が熱意とともに語ってくださったのは今でも鮮明に覚えています。

Q2 今まで経験されたお仕事で、最も心に残っていることはなんですか?

 入省2年目で現場に異動し、東日本大震災からの復興の最前線に立ちました。周りの職員も地元自治体の方も工事作業員の方も一回り以上年上という状況の中、総括的な業務を担当しました。難しいポジションでの仕事でしたが、現場に足を運ぶたび、「前回来た時とちょっと変わっている」、「ここにこんな設備が新しく出来ている」などの感想を抱き、自分が関わっている仕事が前に進んでいるという実感を得られたことは、仕事の達成感を強く感じる経験でした。
 また、地球温暖化対策事業室では、世界で環境省のみが取り組んでいる水素の実証事業の担当をさせていただき、大きな責任とともにやりがいを感じました。こうした仕事ができるのは国家公務員ならではだと思っています。気候変動対策に役立つ新技術をいかに社会に広めていくか、自治体・事業者の方と議論を重ね、非常に楽しく充実した日々でした。

Q3 これから取り組みたいお仕事はどんなことですか?

 これまで自分が関わってきた仕事について、別の視点から見ることで視野を広げたいと考えています。
 例えば、私は産業廃棄物課で水俣条約国内担保のための制度設計(水銀が廃棄物になった場合に適切に処理するためのルールづくり)を担当していましたが、機会があれば、水銀を使用した製品の製造や管理などに関する対策を担当し、これまでと違った視点で水銀対策に触れてみたいと思っています。多様な視点で行政課題を捉えることは、今後の仕事の中でも大いに役立つ経験になると思うからです。

Q4 キャリアをめざす受験生へ熱いメッセージをお願いします。

 環境省は「環境問題と経済・社会課題の同時解決」を目指し、世の中にある様々な課題に「環境」という視点でアプローチしている組織です。たとえ環境行政と無関係に見える分野の課題であっても、「環境省が何か貢献できないか?」と考え、他省庁、自治体、企業、そして皆さん一人一人とチームを組んで立ち向かっていく。こうしたチームプレーに環境行政の醍醐味があると思っています。
 環境行政は、ここでは書き切れないほど幅が広く、また奥が深い分野である一方、人々の生活に非常に身近な行政分野です。そんな環境行政に少しでも関心を持ってくださった方がいらっしゃれば、採用担当としてこんなに嬉しいことはありません。是非、説明会など様々な場で環境省のことをもっと知っていただければと思います!

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