現役官僚インタビュー 文部科学省

人の持つ「価値」と「可能性」を信じて日本の未来を創る

堀家 健一さん
Profile

堀家 健一さん

Kenichi Horiie 高等教育局高等教育政策室室長補佐
併)大学評価専門官
併)総合教育政策局政策課専門官
命)総合職事務系リクルート特命チーム

入省後の略歴と職務内容

・2011年 大臣官房政策課
                 東日本大震災を受けた文部科学省全体の政策の企画立案に係る調整に取り組む。
・2012年 文化庁長官官房政策課
                 文化行政全体の政策の企画立案に係る連絡調整。
・2014年 初等中等教育局初等中等教育企画課
                 教員に関する各種法令改正や「チーム学校」(答申)とりまとめ
・2015年 初等中等教育局教育課程課教育課程企画室
                 10年に1度の学習指導要領の改訂。日本全国で説明会も実施。
・2017年 内閣官房まち・ひと・しごと創生本部事務局
                 法制担当として東京23区の大学の定員増を抑制する新法の制定。
・2018年 育児休業(6カ月間)
                 1人の市民、1人の親として行政の重要さを実感。
・2018年 大臣政務官秘書官
                 大臣政務官の国会答弁のフォローや省内各部署とのパイプ役に。
・2019年 研究振興局振興企画課
                 基礎研究・学術研究を振興する局の筆頭として約4,000億の予算を総括
・2020年 高等教育局高等教育企画課高等教育政策室(現職)
                 魅力ある地方大学の実現や質保証システムの見直しの企画立案

Q1 国家総合職(入省先)を志した理由を教えてください。

 変化が激しく不確実性が大きいこれからの社会の中、我が国において最も重要になるのが「人」の持つ可能性と「人」が生み出す価値です。そうした「人」の持つ価値と可能性を信じ、人を育てることで日本の社会経済を発展させていく、そのための学びの仕組みづくりがしたいと思い文部科学省を志望しました。
 特に、学校教育は全ての国民が経ていく仕組みです。そういう意味で、学校教育は社会経済システムの根幹です。そうした教育現場で、無限の可能性を秘めた子供たちや子供たちのために一生懸命働く現場の先生たちがより一層輝き、力を発揮できる環境を整備したいという思いを持って入省しました。

Q2 今まで経験されたお仕事で、最も心に残っていることはなんですか?

 これまでのキャリアで経験した仕事はどれも魅力的で充実感溢れるものでしたが、あえて1つ挙げるとすれば学習指導要領の改訂でしょうか。約10年に1度の大改訂で、各学校段階、各教科に関する会議が立ち上げられ、白熱した議論が連日繰り広げられました。
 改訂指導要領を告示した際には全国紙の1面や全国ニュースでも大々的に取り上げられました。改訂内容を周知するために日本全国を飛び回り、現場に改訂の趣旨を届けるためのパンフレットや広報動画の作成など、まさに全国規模の一大プロジェクトに身を投じることができました。その中で、日本全国の学校での学びがこれで変わっていくのだと感じると、影響力の大きさと責任の重大さを感じました。
 また自身の手で改訂した指導要領に基づき、自分の子供が小学校で教育を受けることになりますので、その感慨はさらに一入(ひとしお)です。

Q3 これから取り組みたいお仕事はどんなことですか?

 これからの社会には、DX(デジタル・トランスフォーメーション)やCN(カーボン・ニュートラル)の実現をはじめ、多くの課題が山積しています。その解決の鍵を握っているのも、学びとイノベーションを所管している文部科学行政です。また激動かつ多様性が求められる世の中にあっては社会経済を根幹から支える次世代の学びの仕組みが必要になってきます。そのためには、個別最適化された学びと協働的な学びの一体的な実現など、新たな学びの在り方を追求していく必要があります。これまで身に付けてきたことを生かしつつ、常に新しいことを吸収しながら、人の持つ可能性を花開かせ、新たな価値を生み出していくシステム作りをしていきたいと考えています。
 特に、これから先は管理職になっていきます。個人の力だけでなく、部下や関係課室と上手く連携する中で、チームとして力を最大限に発揮していけるような仕事の仕方をしていきたいなと思っています。

Q4 キャリアをめざす受験生へ熱いメッセージをお願いします。

 文部科学省の仕事は「教育」「文化」「スポーツ」「科学技術」という4つの分野を通じて、これからの社会を作っていく仕事です。4つの分野に共通するのは、「人」の持つ可能性を信じ、「人」が生み出す価値を大切にしているということです。
 社会を支えるのは人であり、その人を育む営みが「教育」です。人が生み出す心の豊かさが「文化」であり、人の身体を健やかに育むものが「スポーツ」です。人の持つ知恵によって社会変革をもたらすものが「科学技術」です。ぜひ文部科学省の門を叩いていただき、一緒にこの国の未来を支える仕組みづくりに取り組みましょう。

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