スクウェア・エニックスより、2022年11月11日にNintendo Switch、プレイステーション5、プレイステーション4、PC(Steam)用ソフト『タクティクスオウガ リボーン』が発売された(※Steam版は11月12日発売)。
本作のプロモーション映像には、爆笑問題の太田光さんが出演している。太田さんと言えば、2021年12月にテレビ朝日系列にて放送された番組『国民5万人がガチ投票! テレビゲーム総選挙』にて、1位予想に『タクティクスオウガ』を挙げたことでも知られる、大の『タクティクスオウガ』好きだ。
そんな太田さんが語る『タクティクスオウガ』愛が詰まったインタビューを掲載するとともに、撮影現場の模様もお届けしよう。
太田光が語る『タクティクスオウガ』愛
※ファミ通.comでは『タクティクスオウガ リボーン』関連記事を掲載中。
太田光 さん(おおた ひかり)
1988年に大学の同級生、田中裕二と爆笑問題を結成。現在もテレビやラジオに出演するかたわら、新作漫才を披露。また、9月からは公式YouTubeチャンネル『テレビの話』を開設し、新作コントも公開している。
爆笑問題 太田光×『タクティクスオウガ リボーン』
――『タクティクスオウガ』の収録のオファーが来たとき、どんな気持ちでした?
太田(タイトルを聞いて)懐かしいなーという気持ちが来て、そして『タクティクスオウガ』がまた出るんだ! って、うれしくなりましたね。
――『タクティクスオウガ』を遊んだきっかけは?
太田『伝説のオウガバトル』が好きだったから、その『オウガバトル』をさらに発展させたゲームが出ると聞いて、当時すごく楽しみにしていましたね。『伝説のオウガバトル』もそうなんだけど、いちばん惹かれたのはストーリー性。ここまで緻密に物語を考えられる人がいるんだ、と。もちろん、ゲーム自体もおもしろいんだけど、やっぱストーリーだね。
――太田さんは、当時あまり仕事がない時期で、家でかなりゲームをプレイしていたとか。ほかのゲームと『タクティクスオウガ』は何が違いました?
太田当時は『ファイナルファンタジー』シリーズや『ドラゴンクエスト』シリーズ、そして『MOTHER』も俺ら夫婦は好きで、ふたりで夢中になってプレイしていたんだけど、『タクティクスオウガ』は話の緻密さが図抜けていた。もちろん、“大ボス”がいて、“悪いヤツ”がいて、それをみんなで力を合わせて倒すという、シンプルな話はそれはそれでおもしろいんだけど、『タクティクスオウガ』は、人間どうしの戦争の話ですよね。何が悪で、何が善ということではなく、その設定にすごく引き込まれましたね。
――ストーリーが分岐しますが、夫婦でいっしょにプレイしていたらなおさら悩みませんでしたか?
太田あんまり意見は分かれなかったかなー。そのつど、場面場面によって「こっちを選んでみる?」みたいな感じだったですね。
――物語の感想を当時、奥さまと語り合ったりしましたか?
太田いっしょにプレイしているからね。とにかく、「わぁ、すごいね」と話しながらプレイしていたと思うけど。ただ『タクティクスオウガ』は俺のほうが好きだったかな。男心をくすぐるというかね。
――今回、『タクティクスオウガ リボーン』を実際にプレイしてみた感想は?
太田全体的なグレードはすごく上がっているけど、いい意味で“変わっていないな”と。物語もシステムもこれだけ緻密なのに、手触りが取っつきやすく入りやすい。“簡単”と言う言葉が、果たして合っているかわからないけど、エンターテインメントとして間口が広いというところは、すごいなと思いました。
――最後に『タクティクスオウガ』ファンへのメッセージをお願いします。
太田『テレビゲーム総選挙』では、「『タクティクスオウガ』の支持者はなかなかいないだろうな」と、ちょっと思いながら名前を挙げたんだけど、ゲームファンが盛り上がってくれたのは、俺もうれしかったし、『タクティクスオウガ』のファンがいっぱいいたこと自体もうれしかった。
これは当時から思っていたんだけど、『タクティクスオウガ』は映画化など、もっと発展していく可能性を感じるんですよ。ひとりひとりの物語が全部ドラマになりそうな気がしていて、そういうのもちょっと期待しちゃうね。もちろん、その一方でゲームだからいいという思いもあるんだけど。
ファンの皆さんが望めばもっと発展する可能性もある作品だと思うので、ぜひ今回の発売を期に盛り上がってほしいと感じますね。