社労士とは

社労士試験に合格したら事務指定講習を受けた方が良い?その内容や費用は?

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社労士試験に合格後、社労士登録するために必要なのが「事務指定講習」。

このコラムでは、「事務指定講習」について、その内容や費用、受けるメリットなどについて詳しく解説します。

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社労士の事務指定講習とは?

社労士試験に合格すると、スグにでも社労士として登録したくなりますよね。

しかし、試験に合格したからといって誰でも登録できるわけではありません。

社労士として登録するには、以下の2つの要件を満たす必要があります。

1 ,社労士試験に合格
2 ,2年以上の実務経験 or 厚生労働大臣がこれと同等以上の経験を有すると認める経験を有すること

つまり、実務経験が全くない場合や、実務経験があっても年数が2年に満たないのであれば、「事務指定講習」を受けなければなりません

事務指定講習の内容とは?

それでは、事務指定講習の内容を具体的にみていきましょう。

事務指定講習は、「通信指導課程」と「面接指導課程」の、2つの課程で構成されています。

通信指導課程

通信指導過程は、教材を使って具体的な手続き実務を学習します。

雇用保険の各種届出や労災保険の給付手続き業務など、実践的な内容です。

教材は例年1月末頃に自宅に届き、2月〜5月の間に提出しなければなりません。
課題を提出すると、添削指導を受けられます。

実際の提出課題のボリュームは多く、計画的に課題をこなしていく必要があります。

もし期日内に課題を提出しなかったら、事務指定講習を受けたことにはなりません。

面接指導課程

通信指導課程を修了すれば、4日間にわたって実施される「面接指導過程」に進みます。

「面接指導」とありますが、実際は講師が実際の事例を元に講義を行います。
一人ひとり面と向かって指導されるわけではありません。

講師は各都道府県社労士会の支部長・副支部長クラスの現役社労士の方になります。

そのため、実際に活躍する生の社労士の話が聞ける良い機会となるでしょう。

例年の開催場所は、東京・愛知・大阪・福岡の4都市。
東京は2回、その他の都市は年1回の開催です。

なお、2021年時点では、新型コロナウイルス感染症の感染リスクの拡大と感染防止のため、「eラーニング」が導入されています。
1科目3時間の講習をeラーニングで受講することで、面接指導課程を修了したと認定されます。

事務指定講習の費用

事務指定講習の費用は、77,000円です。

開催都市から遠い場所に住んでいる場合、さらに交通費や宿泊費がかかります。

※関連コラム:社労士の登録料はいくら?合格後の登録方法や更新について解説

事務指定講習を受ける2つのメリット

ここまで事務指定講習の概要を説明しました。

費用は安くないため、事務指定講習を受講するのか悩む方も多いのはないでしょうか。

そこでここからは、事務指定講習のメリットをご紹介します。

人脈を築ける

一つ目のメリットは人脈を築けること。

事務指定講習では、社労士試験を合格した仲間・同期と顔を合わせるため、同じ志を持つ人と交友関係を持てます。

このような人とのつながりが、今後社労士として活躍していく上で心強い味方となるかもしれません。

貴重な実務を学べる

二つ目のメリットは貴重な実務を学べること。

事務指定講習では、社労士が実際に行う具体的な手続き業務を学習します。
様式も実際に提出するものを使用します。

社労士試験の勉強では実務を学ぶことはできず、社労士事務所や企業の総務部・人事課などで働かないと、なかなか経験できません。

事務指定講習には、社労士試験だけでは学べなかった「実際に現場で必要な知識を吸収できるメリット」があります。

実務未経験で事務指定講習を受けない人はいるの?

社労士試験に合格すると自動的に事務指定講習の案内が届くため、「実務未経験であれば全員が受けるものなの?」と疑問に思うかもしれません。

しかし、実務未経験でも事務指定講習を受けない人もいます。
直近で開業する予定がない人」や「これから実務を経験できる人」です。

直近で開業する予定がない

スグに開業する予定がない方は、実務未経験でも事務指定講習を受けない傾向にあります。

社労士として登録するには、社労士会に加入しなければなりません。
加入すれば年会費がかかります。

例えば、東京都社会保険労務士会の場合だと以下の通りです。

登録種別入会金年会費
開業会員50,000円96,000円
勤務等会員30,000円42,000円

※引用:東京都社会保険労務士会

年会費は毎年かかるため、開業をしないのであれば、あえて登録を遅らせる方も珍しくありません。
開業する目処が立った頃に事務指定講習を受けるのも一つの方法です。

これから実務を経験できる人

今後実務を担当することが決まっているなら、2年経てば事務指定講習を受ける必要がなくなるため、受けない方もいます。

社労士資格を取得すると、転職して実務を経験する人もいます。
中には、資格を取得したことによって、人事課や総務課に異動になる方もいるでしょう。

実務を経験できるのであれば、事務指定講習を受ける必要はないので、事務指定講習を受けるメリットはないと言えます。

※関連コラム:社労士とは?仕事内容をわかりやすく解説!気になる将来性や需要はどう?

実務未経験ですぐに社労士として活動したいなら是非受講しよう!

今回は事務指定講習についてご紹介しました。

事務指定講習は実務未経験の方や経験が少ない方が受けるものであり、修了すると社労士として登録することができます。

社労士としての人脈を築けたり、貴重な実務を経験したりできる機会でもあるため、実務未経験でもすぐに社労士として活躍したいなら受講すると良いでしょう。

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