現実に現れるシオカライブ
“中の人”の発表。そして、世界中での大反響へ
――レコーディング中の動画の公開と合わせて、アオリとホタルの“中の人”が発表されましたが、そのときの反響はいかがでしたか?
菊間まず、名前を出してもらえるって思ってなかったんですよ。
keityずっと秘密なのかなって思ってましたね。誰にも言えなかったので、友だちに「『スプラトゥーン』おもしろいよ、シオカラーズっていうキャラがいて……」みたいなことを言われても、「そうなんだ。ふーん、かわいいね」って感じで返してましたし(笑)。
菊間娘にはどういう仕事なのかを説明していたんですけど、「学校で絶対に言っちゃダメ!」と止めていて。そうしたら、ある日スマホが鳴り止まなくなったんです。「なんだろう?」と思って開いてみたら、Twitterのフォローの通知で。それまでフォロワーは200人くらいだったのが急増していて、何か個人情報が漏れたのかと思ったんですが、そのあとkeityさんから「私たちのことが発表されてますよ!」ってメールが来て、そこで理解しました。
keity私のほうも、Twitterが大暴れしていたんです。私たちのことが発表されたこともTwitterで知りましたから(笑)。知り合いもびっくりしていて、「あれってkeityちゃんだったの?」って言われたりもしました。
――音楽業界でプレイされている方も多いですからね。そこからは胸を張って言えるようになったと。
菊間子どもにも「言っていいよ」って伝えました(笑)。楽しかった仕事なだけに、みんなに共有したいという気持ちもありましたね。
――(笑)。その後、シオカラーズのライブも行われましたが、現地でご覧になりました?
菊間はい。めちゃくちゃ感動しました。
keityふたりで、「シオカラーズがそこにいるぞ! 何だこの技術は!」ってビックリしてました。
菊間出てきた瞬間、会場全体がビリビリってなってたよね。
keity私たち自身、シオカラーズの大ファンなので、生で見られたことに感動しつつ、「彼女たちはこんな舞台まで上り詰めたのね」みたいな親のような感情も湧いてきて。そして、泣く。
菊間泣いてたね。ふたりとも大号泣してました。
――関係者も泣いている方が多かったです。
菊間シオカラーズのライブが観られるって、想像もしていませんでしたから。
keityとにかくすごかった! アレンジもよくて、大興奮でした。
菊間あと振り付けもよかったですね。しっかりと踊ってるのを観られてよかった。
keityMCもかわいかった!
――その後、海外でもシオカライブをやって、ハイカライブではテンタクルズと共演もして。
keityたとえば、シオカライブがシオカラーズの新人賞を取ったときだとしたら、ハイカライブのときは「ワールドツアーも終えて、ふだんはドームで演ってます」みたいな貫禄を感じましたね。最初にテンタクルズが出てきたときは、「ライブ感強いし、やっぱカッコいいな」って感じで観ていたんですが、シオカラーズの大物っぷりにも驚きました。
菊間「どうもお待たせしました、我々がシオカラーズです」みたいな(笑)。
keityそう(笑)。しかも、最初からは盛り上げないみたいなところもめっちゃカッコよくて。『あさってColor』でしっとり始まったりと、観客ののせかたも一流になってた。そんな余裕を感じて、すごいって思ったのを覚えています。ライブでも玄人感を感じましたね。
――観客も「待ってました!」とばかりに大きな歓声があがりました。
菊間私たちも肌で感じていました。
――ちょっとお聞きしたかったのですが、おふたりにとってシオカラーズの楽曲は、ご自分の曲を聴いている感覚なのでしょうか? それともほかのアーティストの曲を聴いている感覚に近いのでしょうか?
keity『スプラトゥーン』1作目のころは、シオカラーズはシオカラーズという感じで俯瞰して観ていました。でも、ソロ曲あたりから、ホタルもアオリも、私たちの声にかなり寄ってきていると感じたんですよ。声にかけているエフェクトが減ったのかどうかはわからないんですが、だんだんとシオカラーズにリンクするというか、わりと自分の歌だなって感じるようになってきました。
菊間私は、なんとなく「いまのは私の声っぽいな」とか思うところはありつつも、自分の分身というわけではなくて、ホタルちゃんはやっぱりホタルちゃん。でもちょっと力を貸せたかな、くらいの認識で見ています。「このセリフには聞き覚えある」、「この歌はたしかに歌ったぞ」みたいな。それが『スプラトゥーン2』では、自分の声だなって認識するところが増えたようには感じています。
――おふたりの中でも段々と変化があったわけですね。では、おふたりはアオリやホタルと似ていると感じる部分はあったりしますか?
keity私は、まりさんはホタルちゃんっぽいなって思いますし、私はホタルちゃんっぽくないとも思います。菊間さんは見ての通り、めちゃくちゃしっかりしていて、どんなタイミングでもどのレコーディングでも頼りきりなんです。お姉さんっていうか、引っ張ってもらってます。そういうのもあって、私はアオリちゃんに似ているのかもしれません。最初はアオリちゃんの性格までは知らなかったんですけど、私はピンク好きだし「ピンクだ、わーい」くらいの感じだったんですけど(笑)。
菊間もう、その感覚がアオリちゃんと同じだよね(笑)。
keityTwitterでも、ファンの方から「いまのツイート、めっちゃアオリちゃんぽいです!」みたいなことも言われます。最初は「そうかな?」くらいに思ってたんですが、いまでは「確かに似てるのかも」って感じてます。
菊間ファンの方の気持ち、わかる気がします。物事の考えかたや、アーティスト気質なところでアオリちゃんとkeityさんはすごく似ていると思いますね。
keityまりさんは、レコーディングでもプランをすごく練ってるというか、いろいろなことを綿密にやるタイプだよね。そこもホタルちゃんっぽいかも。私は、けっこう勢いでやっちゃうタイプなんで……。
菊間臆病なので、自分がある程度納得しないと世に出せないっていうのがあるんですよね。でも、ホタルちゃんほど、しっかりはしてないと思うけどなー、私。
keityいや、しっかりしてます!
菊間ありがとうございます(笑)。ホタルちゃんって、たまにおかしなことをやるじゃないですか。ちょっと天然ぽいというか。そこは共感できる気がするんですよね。私も、みんなが目を丸くするようなことを言ったりやったりしてるみたいなんで……。
――お話を聞いていると、ホントにシオカラーズのふたりそのままという気がします(笑)。
keityどんどん寄ってきている感じもあります。向こうが寄っているのかこっちが寄っているのかわからないですけど。そういうところも、最初のオーディションのところで任天堂のスタッフさんに見ていただいていたのかなーって思ったりもしますね。
――そうだとしたら、それはすごい観察眼ですね……。
菊間ここまで計算して? はー、すごい……。
おふたりがよく使うブキ、遊ぶモードは?
――『スプラトゥーン』でおふたりがよく使うブキは何ですか?
keityアオリちゃんと同じで、わたしはローラーが好きです。いちばん使っていて楽しいので。
――ローラーの中では、何を使いますか?
keityローラーは全部買っていて、いろいろ使い分けています。みんなが前線にいるとき、塗り残しを塗っていくのが大好きなタイプで、あんまり倒したりはしないですね。塗るのが好きなんです。
菊間わかるー! 私が好きなブキはホタルちゃんと同じでチャージャー……ではないんですねぇ。むしろチャージャーが苦手です(苦笑)。いちばん好きなのは、ほどよく塗れて攻撃できるプロモデラーです。私も塗り残しを許さないタイプなので、後からついて行きつつ振り向きながらブワーッとまわりを塗っていくんです。私には、ローラーじゃちょっと遅いんですよね。走りながらあちこち塗って、敵が来たら隠れて撃つみたいな立ち回りをしています。1作目からプロモデラーひと筋です。
――遊ぶルールはナワバリバトルがメインですか?
keityふたりで遊ぶときはよくサーモンランで遊んでます。
菊間勝ち負け関係なく、バイトするのが好きなんです。Twitterで「よしスプラやるぞ!」ってつぶやいたら、「私もやる!」ってkeityさんからLINEが来たりして。しゃべりながら遊んでますね。
――バイトの成功率はいかがですか?
keity一気に来られるとちょっと……。
菊間そうね。敵によりますね。グリル3体はキツい!
keityでも楽しい。
菊間楽しいよね! keityさんとか、知ってる人と遊ぶともっと楽しくなりますね!