□ 新規プロジェクト
前回作成した「VR_MOVIE.VRO」をドロップし作業エリアに持っていきます。
もしくは「タイトルの追加」から行います。
タイトルの追加/タイトルの編集
「タイトルの追加」で複数の「.VRO」ファイルを追加していく事が可能ですが画質が落ちます。タイトルの編集やプレビューの設定などが出来ます。家庭用DVD/HDDレコーダーで録画・編集を終えた物を「CPRM」非対応の機器で見ることが目的ですので今回は省きます。

□ 設定
「DVD Flick」は設定が面倒です。デフォルト設定では使えず、設定を変えても自動保存されません。「既定値に設定」をクリックし初期設定化しましょう。そうしないと新規プロジェクトごとにやり直しになります。
プロジェクト設定
「プロジェクト設定」をクリックします。 
一般設定
ターゲットサイズ
片面一層なら「DVD(4.3GB)」、片面二層なら「DVD DL(7.9GB)」を選びます。
「DVD DL(7.9GB)」はBD-Rとあまり値段が変わらず安定もしないので、初期設定として残すなら「DVD(4.3GB)」の方でいいと思います。
エンコード優先度
エンコード優先度が「Below nomal(やや下)」になっていますので、「Normal」に変更致します。「Above nomal(やや上)」にすればエンコードが高速になる代わりにPCの負荷が掛かります。安定しないPCなら厳しいですが、最近のPCなら大丈夫かと思います。
スレッド数
これはCPUのスレッド数です。自動検出されますのでいじる必要はありませんが、
正常に検出されていなければ変更致しましょう。

ビデオ設定
ターゲットフォーマット
TVの映像方式です。日本は「NTSC」なので「NTSC」にしましょう。
エンコード品質
デフォルトは「Normal」画質重視なら「Best」を選びます。
当方はデータが2GBの容量、高スペックPCなので「Best」を選びましたが、通常は「Normal」で良いと思います。
ターゲットビットレート
ビットレートの調整です。「Auto-Fit」は容量に合わせて自動調整してくれますので、デフォルトのままでOKです。

詳細設定
デフォルトでは「MPEG2はコピーする」のチェックが外れてしまっていますので入れます。
DVDの動画形式は元々「MPEG2」で、これを再度エンコードすると時間が掛かり画質も落ちてしまうデメリットがあります。 
オーディオ設定
「オーディオ設定」はデフォルト設定のままでOKです。 
再生設定
タイトル再生完了後の処理指定
ここは結構重要です。単数の動画を変換する目的の場合は「Stop Playing」か「Return to menu」を選びます。再生を止めるかタイトルに戻るかですね。私のよく見る映画のDVDはタイトルに戻る事が多いので、「Return to menu」を選択しました。
複数の動画を「DVD Flick」上で導入し複数タイトルがある場合は「Play the next title」を選び次のタイトルへ飛ぶようにします。
デフォルトだと「最後まで再生したら、最初からループ再生する」にチェックが入っていますので外しておきましょう。店頭用のアニメPVとかだったら良いかもしれませんが、今はそれ(リッピングした物)を放送してしまうと違法ですしね。

書込設定
ISOイメージを作成する
デフォルトでは何もチェックされてません。「ISOイメージを作成する」 にチェックを入れ、ISOイメージ化しましょう。
「DVD Flick」には「ImgBurn」という有名な無料焼きソフトが入ってます。有料の焼きソフトと比べてもトップクラスの性能を誇っています。
ただ「DVD Flick」は2010年頃から更新が止まっており、導入されている「ImgBurn」が2009年4月の「2.4.4.0」と5年近く前の物となり対応ドライブなど危ないので、イメージ化し後で焼いた方が良いでしょう。

「DVD Flick」は設定が自動保存されませんので時折「既定値に設定」をクリックし初期設定化してしまいましょう。
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