チューリップの花が終わっても、水やりで葉を長持ちさせると球根が大きくなる!
花摘みから収穫・掘り上げまでの春・夏管理
開花を楽しんだ後は葉を残し、花の下で茎を折ります。ハサミで行うとウイルス病が他の球根に伝染する可能性があるので、手で折るようにします。花がらが葉等に落ちると病気の原因になりますので花が散る前に摘み取るか、落ちた花がらや雌しべを拾い、葉を洗い流します(詳しくは「褐色斑点病(病害虫の予防と対策)」)。
花が終わった後も葉が緑色しているうちは水やりを行います。これにより新しい球根が肥大します。その後気温が高くなる6月には葉の緑色が抜け、黄色くなると収穫のタイミングとなります。試し掘りをして、球根の外皮が茶色くなり始めていたら掘り取ります。なお品種によりこのタイミングは異なってきます(詳しくは「チューリップ球根の掘り上げ方」)。この時期の病害水管理は非常に大切で、これが上手にできれば翌年も咲く球根や種球も増やすことができます。
球根に傷をつけないように掘り上げ、土を落とします。すぐに自然乾燥させ表面を乾燥させます。茎や古い皮、根をはずし、網ネット等に入れ風通しの良い。秋まで雨の当たらない日陰の涼しい場所で保管します。
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球根植付は「紅葉が見ごろの時期から」
特に今年は、10月になっても暖かい日が続いていることから例年よりも植付時期を遅くしなければいけません。球根の根が伸びる最適温度は10~15℃くらい、20℃以上の暖かい土では根がうまく育ちません。でも土の温度を温度計ではかるのは面倒ですね。
日本は縦に長く紅葉の見頃が北から南へと移動していきます。実は“紅葉の見ごろ”の時期が”球根の植えごろ”にピッタリなのです。最近はこのフレーズがいろんなサイトで使われてきて、嬉しい限りです。とってもわかりやすいのでもっと多くの人に覚えてほしいなと思います。逆にいつまで球根を植えたら良いかという質問には、チューリップは寒さには強いため、雪が積もるまでもしくは霜が降りるまで大丈夫です。しかしより立派な花を咲かせるためには紅葉が終わる頃まで(紅葉の見ごろから約1ヶ月)が一番良いでしょう。
- 北海道・東北・・・・・10月中旬~11月下旬
- 北陸・中国日本海側・・10月下旬~12月上旬
- 関東・東海・・・・・・11月上旬~12月中旬
- 近畿・瀬戸内海側・・・11月上旬~12月中旬
- 九州・・・・・・・・・11月下旬~12月下旬
涼しく・換気の良い所で保管する
見た目にはわかりませんが、チューリップ球根の中では来春に咲くチューリップが成長しています。
【6月収穫時の球根】新しくできた球根の中はりん片と小さな葉の原基のみです。
【7~9月貯蔵時の球根】この時期の球根は休眠期ですが新たに花弁、おしべ、めしべ、茎といったすべての器官の原基が作られていきます。 また栄養がつまったりん片の基部には、わき芽や外側球芽といった子供の球根も作られます。球根の中では活発に成長しており、涼しく・換気の良い所で保管することが大切です。
【10~11月植付時期】涼しくなり、球根は気温の低下を感じると、根の出る部分(発根部)が膨らんで植え付けてもいい状態になります。今年のように10月になっても涼しくならない時は、いつもより半月程度植付を遅くした方が良いでしょう。チューリップは新しい根をつくる能力はないので、発根部は傷つけないように気を付けてください。
チューリップ球根の植付方法
鉢植えの場合は高さが30cm位ある深めのプラスチック鉢が育てやすく、根が充分張ってくれますのでボリュームのある草姿になります。浅いプランターに植える場合は球根一個分の土がかかる程度の浅植えにして根が張るスペースを確保してください。
花壇植えの場合、水はけを良い土環境にすることが大切です。あまり深く耕すことができない場合は無理して深く植える必要はありません。また植付の間隔もあまり気にする必要なく、自由な感じで植えてみてください。
球根の形と葉の出る方向の関係
きれいな花壇をつくるコツの一つに球根の植える向きをそろえる方法があります。実は一番大きな葉が出る方向は球根の形と関係があります。球根を上から見て平らな部分から一番大きな葉が出る傾向があります。丸い鉢植の場合は、外に向かって平らな部分を並べていけばバランスの良い鉢植になります。
植付け時期から水やりの秋・冬管理
大事なのは水やりのタイミングです。植え付け後2週間は根が伸びる大事な時期なので、たっぷりと水やりをすること。また、冬場の水やりを怠ると根が乾燥してしまい、その後いくら水をあげても吸収する力がなくなって、葉は育つけれど花が咲かない原因になります。そこでおすすめなのが、花苗と混植すること!これなら、芽の出ていない球根の水やりも忘れません。また、軒下の雨水の当たらない場所は避けましょう。
水やりの仕方も大切です。ポイントは“ゆっくり”と水をあげることです。たくさん水をあげれば良いと思って一気にあげてしまうと土が充分に水分を吸う前に流れ落ちてしまいます。ずーっと同じ場所に水を掛けるのではなく数分間時間をあけて、数回に分けて水やりを行ってください。鉢植えなどは土の量が花壇に比べ少ないのでこの点はしっかりと行うことが大切です。
水を充分吸ったかどうかの目安は鉢を動かしてみるとその重さで水を吸ったかどうかわかります。また冬場も水やりが必要ですので雨や雪のかかる場所に置いておくことで水やりの負担も少なくなります。
チューリップの一生
チューリップは中央アジア(カザフスタン他)、トルコ原産の植物で秋植え球根の仲間に属します(詳しくは「カザフスタンの野生のチューリップ」)。富山におけるチューリップ球根生育の年間サイクルは10~11月に植付を行い、12~2月に発根し、低温に遭遇します。3~4月に生育・開花し、 4~6月に新球肥大、6月に収穫され、7~9月に休眠します。
チューリップの開花には低温が必要
開花のメカニズムは低温を遭遇した球根内部では植物ホルモンが作られ、様々な生長活動が引き起こされます。球根の中のデンプン粒が分解され、小さな糖になり花茎に送られます。 次に細胞の中の液胞にこの糖が貯まっていくと、水も液胞の中に入っていきやすくなります。 そして細胞が大きくなり、結果として茎や花が成長していくのです。いかに低温が大切かわかりますね!
開花時期はどのように決まるの?
weather map「さくら開花予想」より https://sakura.weathermap.jp
チューリップの開花のメカニズムは桜の開花と似ています。暖冬だからといって早く咲くわけではありません。逆に、ずっと暖冬が続くと開花は遅れます。開花に必要なのは暖かさに加えて、一定期間の寒さも必要なのです。冬に一定期間低温にさらされると、花芽は開花の準備を始めます。そして春に気温が上昇すると花芽が一気にのびはじめ開花します。また品種によって開花時期も異なります。桜の場合はソメイヨシノが80%を占めますが、チューリップは色んな品種があり早生から中生、晩生と様々です(詳しくは「チューリップの15分類」)。ちなみに一定期間低温にさらされれば、植付の時期を変えても開花時期は変りません。
花摘みから収穫・掘り上げまでの春・夏管理
開花を楽しんだ後は葉を残し、花の下で茎を折ります。ハサミで行うとウイルス病が他の球根に伝染する可能性があるので、手で折るようにします。花がらが葉等に落ちると病気の原因になりますので花が散る前に摘み取るか、落ちた花がらや雌しべを拾い、葉を洗い流します(詳しくは「褐色斑点病(病害虫の予防と対策)」)。
花が終わった後も葉が緑色しているうちは水やりを行います。これにより新しい球根が肥大します。その後気温が高くなる6月には葉の緑色が抜け、黄色くなると収穫のタイミングとなります。試し掘りをして、球根の外皮が茶色くなり始めていたら掘り取ります。なお品種によりこのタイミングは異なってきます(詳しくは「チューリップ球根の掘り上げ方」)。この時期の病害水管理は非常に大切で、これが上手にできれば翌年も咲く球根や種球も増やすことができます。
球根に傷をつけないように掘り上げ、土を落とします。すぐに自然乾燥させ表面を乾燥させます。茎や古い皮、根をはずし、網ネット等に入れ風通しの良い。秋まで雨の当たらない日陰の涼しい場所で保管します。
簡単スタート!球根の水耕栽培セットを楽しむ
私たちはこれをインテリア球根と呼んでいます。球根から根が伸びて花が咲く姿はいとおしくもあり、生命力を感じさせてくれます。このように球根付きチューリップを花屋さんでも見かけるようになりましたが、冬期しか流通していません。そこで皆さんのご家庭でも育てている季節咲の鉢植えチューリップを使った楽しみ方をご紹介したいと思います。
鉢植え栽培で「つぼみが色づいたら」バケツで根洗いする
原種系のミニチューリップは秋の植え付けの時にもう一工夫すると良いでしょう!