VTuber kson「私はにじさんじに嫌われている」発言の真意は 背景に“中国の影響”可能性も

VTuber kson「私はにじさんじに嫌われている」発言の真意は 背景に“中国の影響”可能性も

この度VTuber kson (所属:VShojo) が自身の配信内にて、自分自身がVTuberグループ にじさんじに嫌われているという内容の発言をしていたことが判明しました。

kson
画像引用元:Twitter
© VShojo, Inc.

以下、同タレントの配信内の発言内容 (日本語訳) を掲載いたします。

にじさんじは私を嫌っているので、私とのコラボレーションは許可されていない。

恐ろしいし、悲しいことだと知っている。ただのいじめだと思う。けれど、そこにいるVTuber (にじさんじ所属タレント) を攻撃するものではない。

私が文句を言っているのは「システム」だ。会社がそれをやっているのだ。

うまくいけば、時代が変わることを願っている。これは政治的な理由だが、私はこれまでも政治的な事を言ったことはない。

彼らは私を嫌っていて、誰もがそれを知っているので、彼らは“彼”を恐れているので、私と一緒に崩壊することは出来ない。

会社が私に何もしないように言ったとしても、彼らは私にとても親切にしているので、不快感は無い。

私は彼らを本当に愛している。彼らはとてもいい人だ。彼らのタレントに何の反対も無い。誰かは言いたくないが、彼らはプライベートアカウントを使って私に連絡している。

私が思うに、彼らは私をどれだけ尊重しているか、私のコンテンツをどれだけ愛しているかを言っていた。でも彼らが私は何もしていないことを知っているなら、私はただそこにいるだけだと思う。

それは単なるいじめだと思うが、ビジネスに関しては全てが重要であり (私はそれが嫌いだが)、それが真実でなくても、彼らは私を嫌うふりをしなければならない。

私は今彼らを愛している。彼らも私を愛している。誰も私を嫌っていないし、誰も会社ではない。しかし、彼らは (ビジネス上) そうしなければならない。

私が前向きであり続ければ、「5年」でこれは無くなるだろう。心配はいらない。5年で無くなる。時間がかかるだけだ。

Surviving the ICARUS together #VShojo #ksonONAIR #Vtuber

まず何より、今回の ksonの発言は にじさんじ及び同グループの所属タレントを非難するものではないと言えるでしょう。

自身が米国発のタレントであること、過去の様々な活動といった経緯から、中国展開 (中国現地事務所・タレントの展開、中国製ゲームソフトの案件受注、英語グループ「NIJISANJI EN (新)」の中国重視の活動、多く抱える中国の視聴者・ファンへの配慮など) に力を入れる にじさんじの所属タレント及び、ANYCOLOR社とはビジネス上、今は手を取り合うことが出来ないという現実を踏まえての発言であるとも考えられます。

そしてそれは、2020年 (令和2年) 秋に中国から完全に退き“西側 (日・英・中国除くアジアなど)”にシフトした ホロライブプロダクションなどとも表立った交流が行われていないほど、ksonにとって厳しい“枷”であることを今回の発言は示唆しているようにも映るでしょう。

ksonは「この先5年間前向きでいれば (制約が) 無くなる」としております。12月5日には ホロライブプロダクションの カバー社と にじさんじの ANYCOLOR社が所属タレントの誹謗中傷対策で手を取り合うことが発表されましたが、仮に今後、事務所・グループ・企業間において協力可能な領域における連携機運が高まっていく動きがあれば、ksonのように現状の活動に一部制約を受けているタレントの環境も改善が進むことが期待されるでしょう。

kson ONAIR / kson総長🍕(組長) / ksonsouchou / kson

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