酒に酔った女性に性的暴行を加えたとして「準強制性交」の罪などに問われていた神戸市の元職員の男に、神戸地方裁判所は、懲役4年6カ月の実刑判決を言い渡しました。
神戸市環境局の元職員、中根聖敬被告(38)は、今年7月、酒に酔った女性(30代)がタクシーに乗るのを見かけて後をつけ、介抱を装って女性の自宅に入り、性的暴行を加えるなどした罪に問われています。
中根被告は、翌月にも同じ女性の自宅に侵入し、わいせつな行為をしていて、神戸市は懲戒免職処分としていました。
6日の判決で神戸地裁は、「泥酔した被害女性が、見ず知らずの中根被告との性的な行為に同意できるはずもない」と指摘。その上で、「悪質な犯行で、精神的な被害も大きい」として、懲役4年6カ月の実刑判決を言い渡しました。