2022-12-06

何故リベラル対立者を社会的に黙らせたがるのか(Colabo事案を例に)

Colaboを告発してる者に対する対応マスコミ国会議員対応ちょっと異常に感じたので備忘録がてらに書いていく。(Colaboの批判ではないよ)

現状の整理

俺の把握している現状は以下のとおり

(0)Colabo代表の仁藤さんが「温泉むすめ」というキャラクターを燃やす

(1)創作物を燃やされることが大嫌いな暇空茜さんがColabo周辺を探り始める

(2)暇空茜さんがColabo告発動画を作り、Youtube投稿し始める。この時に「貧困ビジネス」と評する

(3)暇空茜さんから東京都に、不正会計があるとして住民監査請求がなされ、監査が行われることが決定する

(4)Colaboが弁護団を結成し、暇空茜さんに対して名誉棄損にかかる民事訴訟を提起し、衆議院議員会館において記者会見を行う。記者会見にはNHK朝日新聞東京新聞毎日新聞をいった大マスコミが集う。

(5)上述のマスコミは一斉にColabo擁護記事掲載する。特に朝日新聞など、被告(暇空茜さん)に取材無しのもの複数あった。

(6)国会においてColaboの主張のとおりの主張を立憲民主党岡本議員が質疑する。

では順を追って見ていこう。

(1)創作物を燃やされることが大嫌いな暇空茜さんがColabo周辺を探り始める

動機が不純だという意見もあろう。ただ、行政監視100%善意からでなければならない理由はない。

(暇空茜さんの内心に1%でも税金の使い方を正したいという気持ちがあったら、それで十分に理由になるのでは?

 Twitterでも「俺の税金こんなことに使ってほしくないんですけど」という発言をしており、十分に監査請求動機になると思われる)

もちろん、同じ情報公開請求監査請求を何十何百も出して行政を停滞させるのは濫用と指摘されるだろうが、本件についてそのような事実は今のところ確認されていない。

(それを言い始めると全国で左派団体がやっている情報公開請求等の方がよっぽど濫用と言われかねないよね?)

(2)暇空茜さんがColabo告発動画を作り、Youtube投稿し始める。この時に「貧困ビジネス」等と評する。

そもそもこの文言不適切との意見もあろう。現に、Colaboは(4)の民事訴訟理由として、「『貧困ビジネス』と虚偽の記述をされた」ことを挙げている。

「『貧困ビジネス』と虚偽記述された」 少女支援団体Colaboの仁藤夢乃代表男性提訴

東京新聞WEB 2022年11月29日 21時34分)

しかし、一方で仁藤さんは他の団体に対して、特段の根拠を示さずに「ビジネスとして自殺対策を謳う団体」と評しているため、「貧困ビジネス」と評されることは受忍の範囲内ではないかと思う。(俺は使わないけどね)

仁藤夢乃 Yumeno Nito@colabo_yumeno

踏みつける側は、踏みつけられている側の声を意図的嘲笑い、矮小化し続けてきた。今まで相手にするのも馬鹿馬鹿しくて言及しなかったが、こんな人に子ども支援に関わらないでほしいし、ビジネスとして自殺対策を謳う団体を国が利用していることにも失望している。

2022年10月8日

(3)暇空茜さんから東京都に、不正会計があるとして住民監査請求がなされ、監査が行われることが決定する

監査請求が行われるということは、東京都監査委員会が、東京都がColaboに委託している事業について、少なくとも違法又は不当な疑いがあると判断したということだ(監査請求の大部分はここまでたどり着かず却下される)。

その意味で、本件監査請求濫用というのは失当だろう。

(4)Colaboが弁護団を結成し、暇空茜さんに対して名誉棄損にかかる民事訴訟を提起し、衆議院議員会館において記者会見を行う。記者会見にはNHK朝日新聞東京新聞毎日新聞をいった大マスコミが集う。

Colaboによる訴訟の提起は権利だ、それは分かる。

たった一私人に対する名誉棄損訴訟で7人もの弁護団を組むのか?といった驚きはあるが、まぁそれは良いとしよう。

(Colaboの財力がすごいのか、人脈がすごいのかは知らない)

ただ、

なんで私人同士の名誉棄損訴訟会見が、議員の協力がないと使えない議員会館で行われているんだ?

なんで私人同士の名誉棄損訴訟会見に大マスコミが勢ぞろいするんだ?

しかもその会見でColabo側から出た発言が、情報公開請求監査請求について、「リーガルハラスメント」「対行政暴力」と。

少なくとも暇空茜さんは正規手続きを守って情報公開請求監査請求を行っている。それに対してこの物言いはないだろう。

情報公開請求監査請求を委縮させようとしているとしか思えない。

(本件についてコメントしてこなかった弁護士たちが一斉に反発したのはこのせいだろう)

加えて「女性差別」との文言も出てきた。

本件で女性差別なんて行われたか?なんでそんなレッテルを貼るんだ?

(5)上述のマスコミは一斉にColabo擁護記事掲載する。特に朝日新聞など、被告(暇空茜さん)に取材無しのもの複数あった。

はっきり言って一私人に対する名誉棄損訴訟がここまで大マスコミに取り上げられ、一方に肩入れするのは異常だ。

暇空茜さんが金はあるけど守るべき地位がない者だから受け流しているが、会社勤めや公務員ならこの時点で心が折れる

(6)国会においてColaboの主張のとおりの主張を立憲民主党岡本議員が質疑する。

これももっと異様だ。

岡本議員の質疑は完全にColaboの言い分を飲んだものだ。

2022年12月6日衆院総務委員会

立憲民主党 岡本議員

今ほど紹介した事例で行きますと、動画に関してはもう短期間に100万を超える視聴になっている。それからデマの部分の拡散でも17万に及んでいる。

まだ被告のもとに訴状が届いていない段階でデマと断定し(それをこれから訴訟で争うんじゃないの?)、私人同士の名誉棄損訴訟について、国会の場で原告立場に立って質疑。

被告を黙らせようとしているのではないかと思ってしまう。

国会議員って凄い権力者だよ?

まとめ

暇空茜さんが誹謗中傷したというなら、Colaboや仁藤さんは大いに反論し、訴訟を提起する権利がある。

ただ、国会議員や大マスコミがよってたかって糾弾し、黙らせにいくのは、それは違うでしょ。

産経新聞が、情報公開請求した一私人に『非国民』なり『売国奴』なり言うか?

今回は最後まで争う覚悟のある暇空茜さんだから何とかなっているけれど、会社勤めであったり公務員であったりしたら情報公開請求監査請求すらできないことになる。

もしかしてリベラルって情報公開請求監査請求は自らのみの権利であり、対立者の権利ではないと思ってるの?

余談

そういえばオープンレターもこのような構造だった。

当事者同士の示談訴訟で済ませればいいものをつるし上げのようにしてしまった。

リベラル左派にはそのような文化があるのだろうか。

余談2

政権に近いと目される企業や団体がこれまで何を言われてきたかを考えると、本件名誉棄損訴訟なんて軽いもののように思えるけどね(繰り返すが俺は使わないけど)

  • リベラル左派にはそのような文化があるのだろうか。 リベラルって昔からそうなんじゃないの? ネットやフェミニストに始まった話じゃないと思う。 世界史で、昔の中国で紙の長い...

  • 昔はそういうのは 『糾弾会における差別主義者!』(部落差別) 『総括における反革命分子!』(新左翼) って言ったりしたよね。 レッテルを貼って完全に降伏するまで叩き潰すやり...

  • 山長養魚有限会社

    • 誰やねん

      • とりあえず「俺の税金こんなことに使ってほしくない」旨の発言をしておくので、税金の使い方を正したいという十分な理由になる。 同じ情報公開請求や監査請求を何十何百も出して行...

  • もしかして、リベラルって情報公開請求や監査請求は自らのみの権利であり、対立者の権利ではないと思ってるの? 当たり前だろ リベラル以外のする情報公開請求はリーガルハラス...

  • そもそも暇空氏、 若年層の個人売春の一番の原因はホストやメンカフェからの搾取だろ みたいな考察もしていて、社会正義に全く興味ない訳じゃないよね 灯火に気付いたときのリアク...

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