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2022年12月 6日 (火)

表現の自由を謳う人は、なぜ自分と違う表現の自由を否定するのだろう

私への誹謗中傷は、言論封殺に他なりません。
それは私だけの話ではなく、全ての少数派(議員)あるいは反体制派(議員)に言えることです。
                             
フェミ議連として千葉県警にこのことを相談に行った時
「放っておくのが一番。反応しないこと」と言われて、可能な限りそうしました。
                                  
でも、結局彼らがターゲットにしたのは私、増田薫なので、私が集中砲火を浴びることになりました。
維新の会の音喜多駿さんまで私を一緒に批判しています。
                                  
フェミ議連の、警察に対する抗議の仕方そのものに批判があるかもしれませんが、だからと言ってネット上でよってたかってやって良いことではないと思います。
私のような何も組織を持たない地方議員を潰すことなど、容易いことでしょう。
                                    
表現の自由を謳う人たちは、自分とは違う意見の表現の自由を認めず、
本当に表現の自由が必要な社会的なものには関心がないようですね。                             

言論を封殺し黙らせる表現の自由などあり得ないし、それは成熟した民主主義社会とは言えないのではないでしょうか。
                                                 
人の人権を侵害してまでやってもいい表現の自由などあり得ません。
                                
                                   
立憲民主党の前衆議院議員の尾辻かな子さんが、先日地下鉄御堂筋駅のコンコースに貼り出されたエッチな女の子のイラストに対して、ため息混じりのツイートをしたらこれまた大炎上していることは周知のことと思います。
                               
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このような絵を楽しみたい方は、こっそり自分だけで楽しんでいただきたい。楽しみたくない人にまでなぜ強要されなければならないのか分かりません。
これは公共空間を使ったセクハラです。
                              
                                      
日本は可愛い子ちゃんのエロ系アニメ野放し国家であり、海外では絶対にあり得ない光景です。
アンケートをしても『問題ない』とする女性が多いじゃないか」ということを根拠に、日本では非常に緩く許されている実情もありますが、日本においては、以前からの慣習で肌の露出や性的表現に慣らされている国なので、海外とは感覚が同じにはなっていません。
                           
国連人権委員会から幾度も指摘されているのは、
「女性を固定的に描いている」
ということです。
                            
痩せ型、大きい胸の強調。
体は大人なのに話し方は幼稚。
                               
なぜこれがいけないかというと
「女性は幼稚で意思が弱く(男性に)従う生き物だ」
と知らないうちに刷り込んでいく可能性があるからです。この考え方は世界の常識です。
                                      
実在する女性たちは、男性と同じで様々な人がいますよね?
特に公的機関が扱う場合には「女性とはこういうものだ」と、固定的に描くことに注意が必要です。
                                     
戸定梨香さんの場合は、一見エロティックではないので「え?この程度もダメなの!?」と言われることが多いです。

フェミ議連が抗議した一番の理由は、交通安全啓発動画を見せる相手が“小学生(3年生くらい)“だということでした。
                                 
セーラー服風のコスチュームは女子中高生をイメージさせます。大きめの画面で見ると胸が揺れます。
Vtuberは実在する誰かが裏側にいるので、出来るだけリアルな表現をしたいのでしょうが、「女の子ってこういうものだ」と子どもたちに刷り込まないように、性被害を扱う警察であればなおのこと気をつけなければならないのです。
何よりも交通安全啓発が一番の目的なのに肝心の動画は交通安全啓発にはほとんどなっていませんでした。
                                       
前のブログにも書きましたが、警察が戸定梨香さんを採用するのであれば、コスチュームの変更、胸は揺らさない、交通安全啓発になるよう作り変えてもらう、などの指導をするべきでした。
                                     
私のフェミ議連の活動に対して
「余計な活動をしないで市議の仕事をしろ」
と言われたこともあります。確かに戸定梨香さんの動画と市議の仕事は直接の関係は無さそうに見えますが、私は続いている問題だと感じています。
                                     
女性によって"ゲタを履かされてきた"男性には気付かないことに気付くことができました。
松戸市に女性の管理職がほとんどいないこととも、実は地続きの話です。
                              
                                   

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