愛犬が急に痩せた?!何が原因なの??

愛犬が急に痩せた?

こんにちは!トリマーの黒岩です(^^♪

 

 

みなさんの愛犬は急に痩せ始めたことはありませんか?

 

 

他の犬を見て、「あの犬痩せてる・・・」「細い」と一度は思ったことがあるかと思います。

 

 

いつ自分の愛犬が痩せてしまうかわからないので、今回は「犬が急に痩せてしまう原因」についてお話したいと思います!

 

 

犬が急に痩せてしまう原因

 

 

一言で「痩せる」といっても、理由や状況でさまざまです。

 

 

食欲がないから痩せる

 

 

食欲がなくなると摂取カロリーが少なくなります。もし食べないのにもかかわらず、いつものように散歩に行ったり遊ばせたりしていると、普段と変わらずカロリーを消費するため、消費カロリーが摂取カロリーを上回り、自然と痩せてしまいます。

 

 

まずは、その子がなぜ食欲がないのかという原因を考え、適切に対処してあげましょう。

 

 

食欲があるのに痩せる

 

 

食欲があるのに痩せるときというのは、消費カロリーが摂取カロリーを大幅に上回ったときに起こります。いつもの散歩以上にドッグランでしっかり遊ばせたり、フリスビーのようにハードな運動を行ったりするのであれば、しっかりと食べさせないと痩せてしまうでしょう。

 

 

一方で、実は潜在的に糖尿病や腎臓病などの病気があって痩せてくることもあるので注意が必要です。

 

 

季節要因

 

 

季節要因としては、寒暖差が大きくなり、体に影響が出ることがあります。

 

 

例えば、夏になると、暑くて食欲が落ち痩せることがあります。また、冬になると、雪の多い地域で屋外に生活している犬の場合、寒い中で体温を維持するため消費カロリーが多くなり、痩せていきます。

 

 

 

発情期

 

 

発情期中のメス犬は、やや落ち着きがなくなり、食欲が落ちることがあります。そうすると、発情期の間、痩せていきます。この場合は発情期中の一過性の変化なので、発情期が終わって様子が落ち着くと自然と体重が元に戻ります。そのため発情期中であれば、病気による体重減少ではないかもしれないという目安になります。

 

 

また、オスは発情期という性的な変化はないのですが、発情中のメスの近くにいると落ち着きがなくなり食欲が低下し、結果として痩せることがあります

 

 

 

老化に伴う筋肉量の低下

 

 

老化してきた時、特に老齢期の中でも14、15歳を超えてくると運動量が減ることから筋肉が衰え始め、筋肉量が少なくなります。

 

 

それに伴って痩せて見えることがあります。老化に伴って痩せるのは、痩せ方が緩慢で気付づかないうちに少しずつ減っていくことがほとんどです。

 

また、食欲は基本的に落ちずによく食べてくれるはずです。そのため、食欲と元気があって、少しずつ痩せてきたときには老化に伴う筋肉量の低下と考えられます。

 

 

犬が痩せる原因として考えられる病気

 

 

口内炎

 

 

口腔粘膜への刺激・ウイルス感染・細菌などが原因となり、自己免疫疾患を引き起こすことで口内炎が起きてしまいます。

 

 

犬がご飯を食べたいのに食べられない場合は、口の中に炎症があったり歯がぐらついていて痛みがあったりするのかもしれません。

 

 

ヨダレが多くなったり、口周りを触られることを嫌がるようになります。強い痛みがある場合には、鳴き続けたり暴れたりすることもあります。

 

 

 

歯周病

 

 

歯周病になると犬は食欲がなくなるだけでなく、口臭がとてもきつくなります。

 

 

犬も私たちと同じで毎日の歯磨きで予防できます。

 

 

歯肉が腫れたり、出血したり、歯がグラつくなどの症状がある場合、ドライフードなどの硬い食べ物を食べることができなくなってしまったり、痛みから食べることを嫌がるようになってしまいます。そのまま放っておくと、歯が抜け落ちてしまったり、顎の骨まで溶かしてしまったりなどとても危険です。

 

 

 

腫瘍

 

 

目に見えない犬の体内に腫瘍ができてしまう場合には進行するまで気付かず、病気の進行によって痩せていきます。

 

 

特に、肝臓や肺など生きて行くうえで重要な主要臓器に腫瘍ができてしまうと、痩せた症状が確認できるころにはかなり悪化している場合があります。

 

 

 

糖尿病

 

 

糖尿病の場合、犬には食欲があって食べているのに痩せていきます。同時に飲水量も多くなるので多食多飲である場合には糖尿病が疑われます。

 

 

 

心不全

 

 

心臓の機能が低下してしまうと、カラダに十分な血液や栄養を送ることができなくなってしまいます。不整脈を起こしてしまう可能性も高いです。

 

 

 

膀胱炎

 

 

細菌感染によって膀胱炎になる犬はとても多いです。頻尿になってしまい、排尿時の痛みから鳴く犬もいます。痛みによって食欲が低下し、元気が無くなってしまうことがあります。

 

 

寄生虫感染

 

 

主に寄生虫が消化管内にいる場合、腸内での栄養吸収を障害させるため痩せていきます。

 

 

 

肝炎

 

 

肝臓は、分解・解毒・合成・造血などの働きを担う、生命維持に欠かせない機能を持った臓器です。肝臓の細胞に炎症が起きていることや、細胞の多くが失われてしまった状態を肝炎と言います。食欲がなくなる、嘔吐する、元気がなくなるなどの症状がみられます。

 

 

 

腎臓病

 

 

腎臓病の場合は、病状がかなり進行していると痩せてしまいます。さらに進行すると脱水により痩せ方の程度がひどくなります。

 

 

 

 

ストレスでも痩せる?!

 

 

食生活に変化はないが、生活環境に変化があった場合など、ストレスによって痩せてしまう犬がいます。

 

 

また、ストレスによって胃潰瘍を発症してしまった場合、胃粘膜の防御構成がバランスを崩し、胃粘膜や筋層が破壊され、出血や腹膜炎を起こる可能性もあります。

 

 

 

犬が痩せてきた時の対処法

 

 

まずは、愛犬の日ごろの食事量や生活パターンを記録しておくことが大切です。そのうえで、元気があるのなら、なぜ痩せてきたのかを普段の生活記録と照らし合わせて食事量を調節してあげましょう。食事量や食事回数を増やすと食べてくれるかもしれません。

 

 

 

運動量が多い場合は、運動自体を減らす必要はありませんが、その分の消費カロリーを補うためにタンパク質や炭水化物の量を増やしてあげるといいでしょう。

 

 

 

また、愛犬がドライフードを嫌う場合は、ウェットフードをあげると食べてくれるかもしれません!

 

 

 

まとめ

 

 

いかがでしたか?

 

 

犬が急に痩せてしまう原因は、食欲がなかったり、季節要因などがありました。

 

 

食欲があるのに、何かしらの原因でご飯を食べられないという可能性もあります。

 

 

愛犬の口の中の様子をいつでも観察できるように、さわっても嫌がらないようにしましょう。