渓流詩人の徒然日記

知恵の浅い僕らは僕らの所有でないところの時の中を迷う(パンセ) 渓流詩人の徒然日記 ~since May, 2003~

箱台 〜ビリヤードテーブル〜

2022年12月04日 | open


キャロム台もポケット台もすべて
箱台の広島市内の店(すでに廃業)。

箱台ポケット台の特徴は、レール
木部上面が床と水平のフラットで
あることと、穴の中の石板の奥が
深く、穴中にボールが残りやすい
ことだ。
それと、現在のリターン式と最大
の違いがある。
それは、現在のリターン式は、
穴から落ちた玉が外枠の下の鉄製
レールを通って手前に集められる
方式になっている。
ところが、箱台は、台を箱のよう
に覆った部分の台の中央に一本斜
めの木製の樋があり、そこに穴か
ら雨樋のように注がれた木製レール
の中を玉が通って手前に集められ
る方式なのである。
ディズニーのアニメ『ピノキオ』
で出てきたポケットビリヤードの
テーブルもセンターリターン方
で木製のドレーンだった。
わざと演出でS字にしたりしてい
たが。








ただ、この「ビリヤードなどや
ると不良になっちゃうよ」と物
語中で言われる『ピノキオ』の
シーンでは、辻褄が合わない事
がある。

↓それがこれ。まあこれは12番
ボールで合ってるのだが・・・。


あれれ?向きが違う。


あれれ?玉が違う。


ま、なんというか、こういう事
って実写映画でもよくある。

箱台の構造。


箱台の一種というかもろに形が
箱なのだが、テーブルの小型版
に7フィートのコイン式テーブル
というものがある。
これは日本国内では横浜元町の
カフェや原宿表参道のバーなど
に置いてあるのだが、一般では
日本では殆ど見かけない。


これはこれで楽しめるビリヤード
台だ。アメリカの店では普及し
ていて「バーテーブル」とも呼ば
ている。
9フィート並みのフルサイズとは
いかなくとも、かなり楽しめる。
1ゲームで25セント。
手玉がスクラッチしても手玉のみ
はゲーム中は戻って来る仕組みに
なっている。
よく構造を考えられている台で、
大昔の自動販売機のコイン識別の
ような仕組みのようだ。
最後は手玉をプレーヤーが穴に
落とす。

なお、アメリカでは半世紀以上
前では、ビリヤード場は台の所
にカラーボールはあり、受付で
手玉だけを受け取るシステムだ
ったようだ。
カラーボールを突っつく事はあ
り得ないので、手玉が無ければ
ゲームできないので、そうした
方式にしたのだろう。


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