エムケー精工、パンづくり家電の新ブランド
生活家電などを手掛けるエムケー精工は、パンをつくる家電の新たなブランド「BRENC(ブレンク)」を立ち上げた。生地をこねる「ニーダー」と、生地を発酵させるため温度と湿度を保つ「発酵器」を同社のウェブサイト限定で販売する。パン作りにこだわりを持つ人の需要を取り込む。
ニーダーは、生地をこねる羽根の回転する速さを20段階で調整できる。細かな速度設定により、様々な種類のパンを作れるようにした。発酵器は酵母菌の働きに影響する温度を一定にして、程よい発酵具合に仕上がるようにした。湿度も保つことで生地の表面が乾燥するのを防ぎ、焼いた際に生地が膨らみやすくする。
同社はこれまで、こねたり発酵させたりする工程を1台でこなせるホームベーカリーを製造してきた。今回は本格的なパン作りを趣味とする人などをターゲットに、1つの工程に特化した製品を販売する。ニーダーは8月下旬から順次発送予定で、希望小売価格は5万9800円。発酵器は9月上旬から発送予定で4万9800円。