不適切保育15例を確認、静岡 足つかみ宙づり「虐待」
静岡県裾野市の私立「さくら保育園」で保育士が複数の園児に暴言を吐くなどしていた問題で、市は30日、園児の足をつかんで宙づりにしたり、ズボンを無理やり下ろしたりといった行為も確認したと明らかにした。不適切保育は15例に上り、記者会見した村田悠市長は「虐待事件と認識している」と述べた。
市は同日、子ども・子育て支援法などに基づき県と合同で園と園を運営する社会福祉法人「桜愛会」を特別監査する方針を示した。園の安全管理体制について職員に聞き取りなどを行う。
市によると、不適切保育が確認されたのは1歳児のクラスを受け持つ女性保育士3人。いずれも懲戒処分を受けた。