週刊少年ジャンプ 特別編集
1990年 サマースペシャル
特別読切 巻頭カラー 59P
スラムダンク試作的作品
原作/井上雄彦
赤が好き
単行本未収録作品
初夏
花道:モロ好みだ!
花道:声を かけたい!
花道:今 声をかけなければもう二度と会うチャンスはないかもしれない!
よし!行くぞ!
彼は見かけによらず 内気なのであった
晴子:な…なんですか!?
菊川仙吉:メガネをかけない方がステキだ
オレの理想の人に出会えた気がするよ
晴子:(メガネをかけてないと見えませんのに)
おじさん:やめないか君!いやがっとるじゃないか!
菊川:関係ねーよ
ガッ!
菊川:2年の桜木か
てめえ 近ごろ目障りだぜ
晴子:赤…
ビシ!
菊川:なんだコラ
花道:いやーキレーなカオしてるから女かと思った
菊川:美しいと言え!麗しいと言え!神々しいと言え!
花道:でもやっぱ男だった(ベルト)
菊川:はああああああ!
ドカッ!
花道:バカめ
晴子:あの、どーもありがとうございました
あのぉお名前を教えていただけませんか
花道:へ? 桜木花道…
晴子:桜木さん…
恋愛にはちっとも縁のなかった私だけど
なんだか恋の予感がしますわ
顔は見えなかったけど 私にはわかる
晴子:ちょっぴりシャイで素敵な人ですわ
赤い帽子の桜木さん
菊川:ゆるさん!桜木!
【学校】
桜木軍団:なーにぃ!女に惚れたぁ!?
洋平:やめとけやめとけ
胸に刻まれた7つの傷が8つに増えるだけだって
忠:こりんやっちゃのー
高宮:問題は3年の菊川仙吉だろ
あだ名はマムシの仙吉
マムシの異名どーり狙った獲物を追いかけて必ずモノにするってウワサだぜ
そのエモノが男でも女でもな
担任:さわがしーなーまたあの連中か
せっかくが転校生来たというのに
担任:さ、入りなさい
妙なのが5人ほどいるが気にしないように
洋平:んだよ そりゃあオレたちのことかよ
高宮:ざけんじゃねーよ
晴子:富が丘高校から来ました大咲晴子です
!!
洋平:ん?どーした花道
高宮:ま、まさかあの子が今朝の!?
晴子:やんきーですわ 私の大嫌いな
花道:や、やぁ
晴子:げっ!こっち来た!
担任:なんだ もう知り合ってたのかお前たち
晴子:何ですの あなたは!?
洋平:あれ、こいつのこと知らないの?
晴子:? 知りません 誰です?
!?
晴子:どーでもいいけど何ですか その赤い髪は
みっともないから近寄らないでほしいですわ
ズッコーン!
花道:ほ、ほんとに知らない?オレ桜木花道…
晴子:桜木花道?まさか!
バカな 同姓同名です!そうよ
だって赤い帽子をかぶってないじゃありませんか!
晴子:そ、そんな!
ズッコーン!
花道:ハー 短い恋だったな
なんでぇこんな女、性格は最悪だぜ
晴子:私ったらなんてバカなの
現実は赤い髪のこんな変な男
【お昼休み】
洋平:あたってるあたってる!
すげーな 晴子女史の性格鑑定は
高宮:じゃあこいつは?晴子女史
晴子:そうねぇ
コドモ
晴子:一説によると 人間の最も好む色は青だといわれているの
だけど唯一 赤を好む世代があるの
洋平:その世代っていうのは?
晴子:6歳以下
一堂:(爆笑)
色にはそれぞれ象徴する意味があるといいますから
この本によると 赤は…
「幼稚、野蛮、低俗、下品」
あらあんまりいい意味ないですわねぇ
「熱心」 くらいかしら
花道:ふぬー!(怒)
【剣道部 道場】
仙吉ギャルズ:今日の仙様 なんだか荒れてるわねぇ
また他校との争いかしら
菊川仙吉:追い詰めてやるぜ
桜木 花道!
スラムダンクのプロトタイプ的なこの作品
転校初日直前に出会うとゆーベッタベタな内容
花道と晴子女史の恋の行方は?
菊川仙吉の復讐劇の幕開けとなるのか?
桜木花道が常にくわえているキセルにはどんな意味があるのか?
いったいどーなってしまうのか!?
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TKホールディング
ザ・スピリットコレクション
桜木花道 白
わーわーゆーとります
お時間です
じゃあの