【嘉手納】米空軍嘉手納基地内の住宅地に近接する元駐機場パパループへの「防錆(ぼうせい)整備格納庫」移設計画とF22ステルス戦闘機の暫定配備を巡り、基地周辺の住民らが2日、同基地第1ゲート前で抗議集会を初めて開いた。住民らは防錆施設の移設で環境被害のさらなる悪化と次世代戦闘機による騒音に「基地機能の強化だ」「静かな夜を返せ」と訴えた。嘉手納町で大規模な町民大会の開催も求めた。(中部報道部・砂川孫優)

 集会は第1ゲート前に陣取った住民ら約100人が「米軍サビ落とし格納庫の建設止めろ」「F22配備反対」と書かれたのぼりや横断幕を手に抗議の声を上げた。周囲を県警が警戒する中、フェンスを隔てた基地内から米軍関係者が集会をうかがう様子もあった。...