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運営会社が自己破産申請の手続きに入り、休業が続いている三田まほろばブレッツァ=三田市学園4(撮影・土井秀人)
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運営会社が自己破産申請の手続きに入り、休業が続いている三田まほろばブレッツァ=三田市学園4(撮影・土井秀人)
運営会社が自己破産申請の手続きに入った三田まほろばブレッツァ=三田市学園4
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運営会社が自己破産申請の手続きに入った三田まほろばブレッツァ=三田市学園4

 兵庫県三田市学園4、カルチャータウンの中心部にある商業施設「三田まほろばブレッツァ」の運営会社が自己破産申請の手続きに入っていることが1日、関係者への取材で分かった。同施設では2018年、同県朝来市の企業が地場産品販売を始めたが集客が伸びず閉店。19年には同県豊岡市の「布袋クリエイティブ合同会社」がリニューアルオープンさせたが、11月中旬から臨時休業が続いていた。(小森有喜)

 施設は県企業庁がカルチャータウン内の地区センター用地約1ヘクタールに約2億8千万円をかけて整備。建物は面積980平方メートルの平屋で、約200台分の駐車場も用意した。18年6月、兵庫五国の食材をPRする拠点として、契約を結んだ朝来市の企業がオープンさせたが、近隣への大型スーパー出店などで思うように集客できず、1年あまりで契約解除となった。

 19年10月には、県と新たに10年契約を結んだ「布袋-」が施設を運営し、地元食材を充実させた物販やレストランを展開。近くにある関西学院大学神戸三田キャンパスの学生が施設内で飲食店を営むなど盛り上がりを見せていた。

 一方、市内では競合する食品スーパーが相次いで開店したほか、新型コロナウイルス禍で遠方からの客足が遠のき、レストランの集客も悪化。今年10月末までの利用客は約4万1千人で、1日平均は160人程度にとどまった。

 先月13日、県に「経営継続は難しい」との旨の連絡があり、翌日から施設の臨時休業が続いていた。県の担当者も「経営が順調ではない、という話は聞いていたが突然のことだった」とする。県は賃貸契約の解除に向けて手続きを進めており、今後のテナントの活用方法については未定としている。

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