MMDは日本の3DCGを破壊してしまった

日本の3DCGヤバくね?

MMDは日本の3DCGを破壊してしまった (2022年度版)2022/08/16加筆

2022/08/16加筆

自分は2018年、2019年の下記記事を書いた人物とは別人である。


MMDは日本の3DCGを破壊してしまった

anond.hatelabo.jp


■1年前の「MMDが日本の3DCGを破壊した」について

anond.hatelabo.jp


2018年に日本の3DCGがMMDガラパゴス化したと指摘され、およそ3年が経過した。
現在の日本の3DCGはどうなってしまったのか?
結論から言えば中国(ビリビリ動画)に日本の3DCG(ニコニコ動画)は完全に追い抜かれてしまった。
日本の白物家電が中国・韓国製に駆逐されたのと同じように、世界から完全に取り残されてしまったのだ。

 

MMDは現在の3DCGの水準から見ればゴミクズである。

 

これはMMDモデル製作者やMMDモーション製作者などをこき下ろすつもりで言ってるのではない。
MMDはありとあらゆる面において「古い」のだ。


例えば東方プロジェクトを原作とする東方MMDの場合を考えてみよう。


まず主人公の博麗霊夢は2012年2月に一般配布された「にがもん式博麗霊夢」を使用しているのを未だによく見かける。
にがもん式以外でも博麗霊夢モデルは山程配布されているが、とりあえず現在でも主流として使用されているのはにがもん式であることは異論ないはずだ。

 


その博麗霊夢が住居としている博麗神社は2017年2月に配布された博麗神社mk2が使用されることが多い。

 

未だに現役の
2012年のにがもん式博麗霊夢
2017年の博麗神社


したがって、東方MMDの動画は2022年現在においても
2012年に配布されたMMDモデルを使用して
2017年に配布された博霊神社ステージを使用して、
更に2014年に配布された人間の里をそのまま使用して動画を制作しているケースがほとんどである。


2022年1月1日、Youtubeで「東方MMD」で検索したら下記動画がヒットした。
現在再生数7万で評価も悪くなさそうなので紹介しておきたい。


たとえば、幻想郷が博麗霊夢の敵になったとしたら【東方MMD紙芝居】

www.youtube.com


投稿時間2021年12月19日である

 

2006年に発売されたプレステ3くらいのグラフィック


別にこのMMD動画がMMDにおいても技術的にレベルが低いだとか、そういう話をしたいのではなく、2022年1月現在でも、この動画が現在のMMD界隈の一般的な技術水準である。


「以前からあまりに何も変わっていない」
MMDを以前から知ってる人間からすればそのような印象を抱くと思う。


これは東方MMDに限った話ではなく、初音ミク、艦これ、ウマ娘、ツイステ、刀剣、FGOVtuberMMD特撮、ロボット…その全てが「MMDの技術的レベルはこの数年間ほぼ変わっていない」のは認めるはずだ。
無論、2017年前後に登場したMMDで物理ベースレンダリングを可能とした「Ray-MMD」、「sdPBR」、開発放棄されたMMDの後継として2020年に開発開始されたMMD後継ツール「NexGiMa」の登場など、一応MMD動画制作をサポートするツールなどが完全に息絶えたわけではない。しかし、それらのツールを駆使したとしても現在のMMD動画は技術的に見てもせいぜいプレステ3のゲームと同レベルのグラフィックであることには変わらないだろう。


じゃあどうすればいいのか?
これは極めて簡単な話で、古いグラフィックなら新しくすりゃいいのだ。
ゲームを少しでも知ってる人間なら「HDリメイク」「リマスター版」などのキーワードで考えるとわかりやすいだろう。
例えば2007年に販売されたFPSゲームコール オブ デューティ4 モダン・ウォーフェア」の場合、2016年にそのグラフィック面などを強化したリマスタータイトル「コール オブ デューティ モダン・ウォーフェア リマスタード」が発売された。テスクチャも演出も現在の技術レベルに合わせて高画質にすれば「古いものは新しくなる」のだ。

Call of Duty: Modern Warfare 2 Campaign Remastered


例えば博麗神社ステージなら石畳のテスクチャは253Kbでサイズは512*512である。木などのテスクチャも512*512、今どきのスマホゲームですらこんな画像サイズで制作されてないんじゃないのかと思うほど低画質である。これを適当なテスクチャ配布サイトなどからサイズ4K、あるいは8Kに差し替えば高画質化することができる。実に簡単な話である。
現在2022年1月。当たり前の話だが2017年頃と比較するとパソコンのスペックは大幅に向上した。グラボだけでもGTX980とGTX3080を比較すれば236%の性能差がある。今のスペックに合わせた画質で制作すりゃいい。


ところがそれを許さない事情が存在する。
MMDことMikuMikuDanceはその開発においてDirectX 9を使用しており、2014年に開発が事実上打ち切られているため物理演算がシングルスレッドにしか対応していないし、グラボも4G以上積んでもほぼ変わらないのだ。
これは自分でグラボをGTX980からGTX1080に換装した際に、MMDFPS表示数値は何も変わらなかった経験や、ツイッターでのMMDerがPC買い替えたときの報告などからも間違いなくMMDあるいはMMM(MikuMikuMoving)は現在のパソコンスペックに全く適応出来ていないと断言できる。
よってパソコン自体はそのスペックを持て余しているのにも関わらず、テスクチャを高画質化したりキャラクターを大量に表示したりするとMMDソフトウェアが耐えきれないという事態が発生する。故にいつまで経ってもMMDはせいぜいプレステ3のレベルを超えることが出来ないのだ。


一応、2020年に開発開始されたMMDの後継ツール「NexGiMa」はマルチスレッド対応で最新のグラボをフルに活用できる。

https://sites.google.com/view/nexgima/Home

 

高性能だがエフェクトに対応してないNexGiMa


MMDDirectX 9、NexGiMaはDirectX 12で開発されている。物理演算はMMDと比較にならないほど高速であり、かつ正確であり、600FPSでの物理演算焼き込みなどあらゆるニーズに応えるスペックを揃えている。まさに新時代のMMDと言えるだろう。
じゃあ今までMMDやってきた人間はそれで映像作れば問題ないと思われるかもしれないが、この「NexGiMa」はMMDで使用されてきたエフェクト、「MikuMikuEffect」には対応していない。開発者曰く対応するつもりもないと言う。(動画制作において基本となるエフェクトには実装を予定しているらしいが)
そんなわけで現在のMMDDirectX 9のMMDでモーションを作成して、DirectX 12のNexGiMaでマルチスレッドの物理演算を使用して、最終的にDirectX 9のMMDでシングルスレッドレンダリングを行うという客観的に相当おかしなワークフローで動画を制作している人間が多い。


また物理ベースレンダリングの「Ray-MMD」も元々レンダリングが出来ないツールに無理矢理レンダリングが出来るようにしたというだけあって、かなり扱いづらい仕様となっている。


Ray-mmd 夜景メイキング【ライト & フォグ編】

www.youtube.com

「ポイントライトの配置」で震え声を上げる動画


上記動画はMMD界隈では有名なモデラー、アールビット氏が動画制作においてRay-mmdを使用するメイキング動画である。
今までUnityやUnreal Engineを少しでも使用した人間ならこの動画を見たら「頭がおかしい」と思うだろう。その工程や調整などはあまりに複雑怪奇でMMDの仕様を知っている自分でも見てて混乱してくる。いちいち何もかもがファイル形式で存在しているものをドロップして追加する必要があり、パラメーターは全てテキストファイルで管理されておりもう訳がわからない。


特にこの動画の興味深いのは、6分15秒付近からのライトを使用してステージに光を追加する場面である。


6:36「そこで、ポイントライトで光を追加します(震え声)」
8:23「残り12個、頑張って配置していきます(涙目)」


これは記事著者が煽っているのでなく、本当に動画の字幕で(震え声)と表示されている。8:50には「この作業を簡単にやる方法をご存知の方、教えてください・・・」とも。


今一度確認するが(震え声)とか(涙目)と表現している作業は「ポイントライトの配置」である。設定だとかビルドだとかシェーダーだとかではなく、「配置する作業」だ。


そして言うまでもなく、ライトを配置すればするほどパソコンのスペックをまともに使用できず最適化も一切されないMMDは簡単に動作が重くなり、やがて作業不可能の状態に陥るのだ。


2019年に「MMDは日本の3DCGを破壊してしまった」がMMDerの間で話題になった際に「MMDは3DCGの敷居を下げた」とか「MMDは気軽に扱える制作入門ツール」だのの意見があったが、ポイントライトの配置で涙目になる3DCG制作ツールとは一体何なのか?


まったく理解し難いことに、MMDは涙目になるくらいに扱いづらいと認識しているアールビット氏は自身のMMDモデルをMMD以外使用禁止という規約を付けて配布しているのである。一体何をしたいのか訳がわからない。

 

ちなみにUnrealEngine5のポイントライトの配置などでは涙目にはならない


さて、ここまでの問題を解決する実に簡単な方法がある。


それは
Unity、Unreal EngineBlender、Cinema4Dなどの外部ツールで
MMDモデルとMMDモーションを使用して
現在の技術レベルに合わせてMMDモデルやステージを改変するなどして動画を制作する。


たったそれだけでMMDの諸問題は全て完全に解決する。


それを実現させた界隈が存在する。


日本のMMDが現在に至るまでプレステ3レベルのCGを作り続け、動画を公開しても再生数も伸びず使用者が激減して「MMDは衰退した」などと言ってる間に、
「そんなものは外部ツール使えば解決する」とばかりに平然と外部ツールを使いこなし、プレステ5レベルのCGでMMD動画を作成している界隈が存在しているのだ。


それが中国。ビリビリ動画である。

 

 

【倭fufu】ばんばん!ばばーん!

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おおっと登場~


とにかく上記動画を一度見てもらいたい。


投稿日 2021年10月28日
現在再生数181万5千回。(2022年1月2日現在)


配布されている初音ミクMMDモデル「ふわミクさん」(製作者は日本人)で
配布されているMMDダンスモーションで
音源は「はたらく細胞!!」OPテーマカップリング曲「ばんばん!ばばーん!」の日本語版をそのまま使用して
レンダリングはCinema4Dを使用している


日本人が作った初音ミクというキャラクターが
日本人が作ったMMDモデルが
日本アニメの日本語で歌った音源で
配布されているMMDモーションを使用して
中国人が動画制作して中国人に大絶賛されて投稿されて3ヶ月足らずで180万再生である。


これはビリビリ動画において意外でもなんでもないことで、普通に日本語で歌ったり話している音源を使用している動画が山程投稿されている。


ちなみに現在ニコニコ動画で開催されている動画イベント「MMD廃」で、投稿数200作品以上のうち初音ミクがダンスする動画で最も再生数が高いのは7千回である。


一応確認しておくが、もともとMMDはその名の通り初音ミクをダンスさせるために開発されたツールである。
無論「原神」などのコンテンツも向こうのMMD界隈で盛り上がっているが、それでも「初音ミク」へのコンテンツの盛り上がりは日本人以上ではないかと思う。

 


Cinema4Dはリアルタイムレンダリングじゃないだろ?という指摘がありそうなので、今度はリアルタイムレンダリングのUnrealEngineを使用した映像を紹介しておきたい。


【4K】はためく初音 (ふわりクレヨン)

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【4K】初音ミク-うそつき

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2020年12月12日に投稿されたリアルタイム動画である
ニコニコ動画のレベルがこの領域に到達するまであと何年かかるのか?


下記動画投稿日 2021年12月18日
現在再生数17万4千回。(2022年1月2日現在)


UnrealEngineの技術デモとしては「うそつき」だけでも良かったのだが、一応初音ミクが歌う音源を使用した「ふわりクレヨン」も紹介しておく。
念の為説明しておくが、動画で踊る初音ミクモデルはTda式と呼ばれる超有名モデル。ふわりクレヨンもうそつきも配布されたMMDモーションを使用している。


何故ここまでリアルタイムで超高画質の映像を作れるのか?
まずMMDUE4では扱えるデータ容量は次元が違う。


例えば「うそつき」で登場する森林公園のような場所は、UE4のアセット「City Park Environment Collection」を使用している(完全無料)。そのデータサイズはLITE版でも1.6GB、通常版なら4.4GBに及ぶ。
参考としてMMDのステージは博麗神社mk2は39MB、人里ステージは99MBである。
データサイズ100MB前後のステージで、すぐに動作が重くなって涙目になるMMDに対して、1GB超えのステージをリアルタイム60FPSで動かしてくるUnreal Engineとでは勝負にすらならない。このことはフォトリアルだろうがアニメタッチのCGだろうが関係なく製作作業において圧倒的に有利に働く。


更に動画はRTX(リアルタイム レイ トレーシング)を使用している。もちろんここまで超高画質だとそれなりのスペックでもリアルタイムでサクサク動くとはいかないようだが、それでも動画のレンダリング速度は既存のプリレンダリングと比較しても圧倒的に早い。


Unreal Engineを知らなくともこの動画製作者はMaya、Marvelous Designer、houdiniを使いこなすワークフローの解説記事を公開しており、中国語を知らずともGoogle翻訳などを利用すれば読むことが出来る。
この動画製作者がそれなりに高い次元の技術者であることはわかるはずだ。
このレベルの3DCGクリエイターがビリビリ動画には何人もいる。

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最後にYoutubeから
Unreal Engineを使用したアニメ映画監督、新海誠風の学校教室映像を紹介する

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この「3DCGで新海誠のアニメ背景のような表現技法に挑戦する」という技術デモはビリビリ動画で割とよく見かけるものである。
ただこれは完成度が高すぎてテクニカルアーティストの領域ではある。
これがUE4を使用すれば誰でも同様のことが出来る、と言うつもりはないが、理論的には「MMDステージをUE4にインポートして新海誠のようなアニメ表現技法で表現することは可能」ではある。繰り返すがビリビリ動画ではアニメ表現技法に挑戦している人間はそれなりにいる。ニコニコ動画では見たことがない。


UnrealEngineのRTXonで描写されたTda初音ミクの動画が
ビリビリ動画で話題になったのが、2020年3月14日である。
現在再生数170万回。

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2022年1月現在、RTXonと聞いて、何のことか理解できる日本のMMDerはどれだけいるだろうか?そしてそのRTXを超える照明技術「Lumen」が既にUE5で使用可能であることも。
MMDステージを新海誠のようなアニメ背景に加工するのは可能である、と聞いて「自分にも出来るかもしれない」とか「そういう技術が存在するのなら勉強したい」だとか、未知の技術への挑戦意欲が湧く人間はどれだけいるだろうか?


もはや日本(ニコニコ)と中国(ビリビリ)で3DCGに対する意識レベルがまるで違う。
新しい技術を取り込み続ける質の高い個人制作3DCGが日常的に投稿される中国の環境と、いつまで経っても代わり映えしない薄汚くレベルの低い個人制作3DCG映像に目が慣れてしまった日本人とではもう救えない程の差が存在している。

 

 

 

 


ここからニコニコ動画に投稿された動画を紹介しよう。


にじさんじMMD x Blender】summertime【ヌンボラ】

www.nicovideo.jp

ツイッターでは1.6万リツイート 5.7万いいね

https://twitter.com/BAKUbaku_84/status/1448963599813079041

「とんでもねえクオリティ」
「物理演算やばい…」
「服がすごいなぁ」
「どうなってるんや…」
「服の中に手が入ってる…!演算やばスギィ!」
「服どうなってんだこれ?」


2021年10月に中国人がニコニコ動画に投稿した動画だが、
レベルの低いCG映像に慣れ過ぎた日本人からすると、
そんなにプリレンダリングで描写されたクロスシミュレーション映像が珍しいものか?


レベルの高い映像を称賛するなとは言わないが、クロスシミュレーションが随分と前から「布料」というジャンルで存在して毎日アップロードされるビリビリ動画で「物理やばい」とかそんな反応見たことないんだが。

 

 


MMDツイステ】◆ONE OFF MIND◆【TAMUO式 デイヴィス・クルーウェル】

www.nicovideo.jp

MMD界隈でも話題になった2021月3日12日投稿の
「Unreal Engine4でレンダリングされたMMD映像」である。

もう流れるコメントが、「未開の部族が現代の最新技術を初めて目の前にしたそれ」と同じである。
「頭が追いつかない…主さん神……」
「振り込み先書いてないけど無料で観て捕まらんか心配になる」
「プロが趣味で作ったのか・・・?????」
「我々お金払わなくて大丈夫…?」
「これはお金請求されても文句言えないレベル」

未開の部族が現代の科学を見た反応。


繰り返すが映像を称賛するのは実に結構だが、そのおかしな反応は何だ?
「お金払いたい」なんて反応をビリビリ動画で見たことがないぞ。


MMDは日本の3DCGを破壊してしまった、にて
「日本の3DCG作品はMMDじゃないと観てもらえない」だとか「MMDじゃないと正しく評価されない」というのは全くの幻想だったのだ。


むしろ別ツールでレンダリングするだけで呆気なく「お金払いたいですぅう!!」という視聴者から反応が出てくるならこれからは全員Unreal Engineレンダリングしたら良いだろう。今なら誰でも完全無料だ。


結局どんなツール使ってもMMDと名乗るだけで良かったのだ。
実のところMMDの技術を競い合うはずのMMD杯でも、After Effects使って優勝、Cinema4D使ってクオリティーアップ、編集で有料販売映像素材貼りまくってMMD映像として大絶賛だのが横行していた。MMDの定義が曖昧だったのは他ならぬニコニコ動画MMD界隈だったことはMMDの歴史が証明している。それならもう何使おうが全部MMDで良いだろ?


2022年にもなって「MMD以外で使用されるのが怖いから自分のデータはMMD以外で使用禁止にします!でもMMD以外の世界は何も知りません!知りたくもありません!」とか本気で主張している未開の部族と中国人とでは別次元で違うのだ。
何も知らない出来ない無能に有能が価値観を合わせていたら、いつまで経っても技術進歩がない。

 

他社に面倒だと思われても「今までのやり方」である手書きのFAX利用がやめられない中小企業

 

「使い方が難しそう」という理由でガラケーを使い続ける老人

 

フロッピーディスクより便利なものがあると、頭では理解しているがシステムを変更できない役所の公務員

 

電子マネーという概念が理解できないから意味不明な理屈で非効率な現金払いを続け情報弱者

 

自分の経験則からDX(デジタルトランスフォーメーション)への変革を阻害する

 

 

全く同じことが、あろうことか情報技術の最先端であるはずの3DCGで発生している

 

 

それはまさに中国と日本の現状だろう。

 

 

DX9のMMDしか扱えない老害
「『自分がわからないこと』については

キチガイみたいに過去の経験と思い出話を
他者から見て意味不明な言語を使って繰り返し叫んでおけば

『コイツ面倒くさい』と思って
私達から離れてくれるはずだ!」という
痴呆老人と同じ発想でクソみたいな言い訳が続いている。

MMD界の過疎化・衰退・復興について語るスレ

https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/music/23040/1647400068/

 

時代に追いつけない老害がどんな言い訳を並べようが

中国人と韓国人が最先端技術を研究して

それをモデリングと動画制作に組み込み

実際に超美麗な3DCGを制作して発表している以上

もはや勝負にもならない

 

www.youtube.com

 


中国人の「超美麗なMMD」を見て感嘆の声を上げる日本人のみなさん

日本人製作者側の「BlenderMMDじゃない」なんて言い訳は一切通用しない

Youtubeに上がってる美麗なMMDを作っているのは
だいたい中国人か韓国人で
何故か日本人はゴミばかり作っていると認識される日は近いだろう

 

 

 

 

自分が考える最大の問題点は、
日本人のMMD界隈は3DCGの技術方面に何の興味を持たないことである。
本当に何も知らない、できない、勉強もしようとしないのだ。


MMDじゃないと3DCGで2次創作出来ない」などと長年MMDを制作している人間が本気で語っているのを見ると、一体今まで何を見て生きてきたのか甚だ疑問である。
自分は3DCGを作りたいのではなくて、お気に入りのキャラクターで創作したいだけなんです!というのなら何で2014年に開発放棄されたツールを使用して、2022年にもなっても薄汚い映像を作り続けているのだろうか。そのお気に入りのキャラクターに失礼だとか思わないのか?本当にそのキャラクターが気に入ってるのなら、それを魅力的に描写する手間を惜しむなよ、と思うのだが。


あくまで趣味でやってることなんだからクオリティーとか言い出すな、という意見も見かけるが、自分が趣味でやることと、新しいことに挑戦出来ずにクオリティーが低いまま継続していることとはあまり関係がないだろう。Blender、Unity、UnrealEngineを使う中国人が全員映像のプロだとか思っているのか。


新しいことに挑戦出来ない、興味も持てない。新しいことが魅力的であるとわかっているのに学習意欲が出てこないので自分の脳内イメージでそれを否定する。


それは「趣味」ではなく、「老い」だろう?


今度から日本人MMDerは新しいソフトウエアへの移行が出来ない言い訳に、「趣味」ではなく「老い」という言葉を使った方が他人に理解されるのではないか?自分は何も出来ないまま停滞を続けることを肯定出来る言い訳が「老い」だ。現代日本に相応しい言い訳だと思うが、いかがだろうか。


モデリングBlenderを使用している。リアルタイムレンダリングのEEVEEやプリレンダリングのCYCLESが無料で使用できることも当然知っている。でもそれを試すのも勉強するのもメンドくさいから今まで通りMMDでサクッとレンダリングしま~す」とばかりにMMDを使用した動画を上げ続けるニコニコ動画に対して、ビリビリ動画ではEEVEEやCYCLESでレンダリングされたMMD動画が毎日アップロードされている。


その一例

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これが「凄い」ではなく「普通」だと思わなければ感性が腐る

ちなみにニコニコ動画でも先程の例のようにBlenderで作成された動画がアップロードされることがあるが、その殆どが外国人によるものだ。一体どうしてここまで差が付いてしまったのか。


これからMMDか3DCGを始めようとするのなら、ニコニコ動画でもYoutubeでもなく、ビリビリ動画にアカウント無料作成して毎日チェックすることを強く推奨する。(無料アカウント開設で1080Pで観覧可能になる)。
動画検索すればするほど、ニコニコ動画のレベルとの差に愕然とするだろう。MMD動画に関する動画の数も、3DCGへの知識も熱意も日本とは比較にもならない。


冗談抜きでニコニコ動画YoutubeMMDなんか見ていたら目が腐る。

日本のMMD界隈で持て囃される時代遅れの3DCG映像なんか、世間の目から見れば薄汚いゴミクズ同然であることを常に意識しないと本当に感性まで腐り果てる。各個がクオリティーが高いものを実際に作れるか否かはさておき、意識だけは上を向いていないとどこまでも没落していくだけだ。


自分は全員が全員MMDレンダリングを今すぐ辞めて、パソコンに超負荷がかかる新たな制作ツールを投入して動画を作れ!などと主張するつもりはない。制作環境は人によって大きく違うことは言うまでもない。収入のない学生に対して超高性能パソコン買ってレンダリングしろとは言えないし、その辺の事情は中国も変わらないからだ。
だが、時は既に2022年。ここから3DCGに興味があって、パソコンを購入する場合、ミドルスペックのパソコン、例えばRTX 3060搭載のスペックのパソコンは価格17万円前後で購入出来る。現在のミドルスペックはUnrealEngineで映像制作が可能であるスペックなのだ。

17万円!?
そんな高いパソコンなんてとても買えないよ!とか言い出すつもりなら面白い。
それはまさに飛躍する中国GDPと比較すれば停滞を続ける現代日本を象徴するかのようだ。貧乏日本人には3DCGなど所詮は高嶺の花だったというのも一理ある。
まあ自分も3DCGを扱う日本人なので、何も出来ないまま老いていく最下層の連中と一緒にされても困ると言うのが本音ではあるが。

 

ビリビリ動画の人間は全員お金持ち…という訳ではない
そもそも高齢者だらけの日本MMD界隈と違って
ビリビリ動画は現役の学生が多いので何だかんだで金が無い
低いスペックでもBlender Cinema4D UnrealEngineに挑もうとする人間は多い
(ただし画像は2020年9月時点)

 

2022/08/16追記

UE5で映像制作する最低ライン

上記の記述はUnreal Engine 4の場合で

現在正式リリースされているUnreal Engine5は

要求スペックが一気に引き上がる

 

Ryzen 7 5800X

DDR4-3200 DIMM (PC4-25600) 32GB(16GB×2)

NVMe対応 M.2 SSD 1TB

GeForce RTX 3080 12GB GDDR6X

 

このスペックが最低限必要だと思う

 

ただビリビリ動画を見る限り

これより下のスペックでUE5を動かしてる人間はいるにはいる

ただ作業効率的に相当厳しい

Unreal Engine 4は現在でも特に何の問題なく使用できるので

上記スペックに満たないのならそちらを推奨する

少なくともMMDというゴミを使い続けて人生を無駄にするよりマシだ

 


しかし入門者ならともかく長年MMDやってきた人間が奮発してGTX3080搭載したパソコン購入しても、MMDレンダリングするのを続けるとしたらもうそれは正気とは思えない。最新の自作パソコンにWindowsXPをインストールして作業する!と言ってるようなものだ。

 

MMDはそれまで敷居が高かった3DCGを低くしてくれた!MMDを否定するな!と言うのは、
WindowsXPポンコツだったWindowsMEと比較したら素晴らしいOSだった!と、
令和になっても語り続けているようなものだ。
体に老いを感じる人間には思い出話が楽しくて仕方ないんだろうが、そろそろ未来の話をしたらどうだ?
初音未来の名前が泣くだろ?

 

このままDirectX9を称賛するような事態が続けば
10年の停滞ではなく20年以上も停滞が続くのだが?


そもそも外部のツール、例えばUnrealEngineはそんなに難しいのだろうか?
自分も以前はMMDで動画制作していたのでMMDerの気持ちが一切分からないとか、そういうわけではない。
作業感覚としてはMMDだろうがUnrealEngineだろうがやることは基本的に変わらない。配布されている素材をダウンロードしまくって、それをUnrealEngineで手当り次第にインポートして、それを指定した時間通りに並べりゃいいだけだ。カメラ動かしてキーフレーム打つとかエフェクト盛るとかモーフで表情付けると3DCGの概念は何も変わらない。プログラミングの知識もほぼ不必要である。全ての素材を1から自分で作らなくちゃいけないというイメージがあるのならまるで違う。余程の大企業でも無い限り、全ての素材を自作するなんてとても無理だから、配布されている素材を使いまくってコンテンツを自作しようと言うのがUnrealEngineの正しいイメージだ。

 


Unityが小学生の授業で使用されているこの時代に、「そういうのは全部プロが使う凄いツールなんでしょ?すごく難しいんでしょ?自分には絶対出来ないに決まってる!!」と脳内イメージで語ってくるのが現在の日本MMDerである。

 

 

www.unrealengine.com

何も理解できないというのなら

まずはマーケットプレイスを眺めてみるのはどうだろうか?


当たり前の話だが、Unreal Engineマーケットプレイスで無料配布・販売されているエフェクトは、かつてビームマンPらが開発してきたMMDのエフェクトのクオリティーを圧倒的に上回る。MMDのエフェクトを使いたいからMMDから永遠に離れられないんだ!という主張は、もう気が狂っているとしか思えない。UnrealEngine製のゲーム映像をただ一度とすら見たこともないのだろうか?ゲームで見たエフェクト演出の大体はマーケットプレイスに存在しているというイメージでまったく問題ない。AAA級ゲームタイトルの凄いエフェクトはその立場に関係なく現実的に手に届く場所に存在しているのだ。

 

エピックゲームは毎月限定で有償アセットを無料配布している。
1ヶ月に1度購入手続きだけでもやっておけ!!

www.youtube.com


このことは可愛いキャラが可愛くダンスするような動画よりも、どちらかと言えばゴジラ仮面ライダーアーマード・コアのような背景、質感、エフェクトを追求する必要があるジャンルに即効性がある。必要な素材は8Kの解像度マテリアルなども含めてマーケットプレイスに山ほどある。

MMDゴジラを時間かけて頑張りました!テクスチャーとエフェクトは何も進歩せずPS3並です!」
仮面ライダーMMDで頑張りました。モーション大変でした!テクスチャーとエフェクトはPS3並です!」
アーマード・コアMMDフロム・ソフトウェアに新作出してもらえるように頑張りました!テクスチャーとエフェクトは10年前のPS3並です!」


…それは人生の無駄じゃないのか?モーションに時間をかけたことが何の意味にもなっていない。
MMD外部でレンダリングして、2022年現在の技術水準の環境下で動画制作したほうが動画製作者にも視聴者にも遥かに有意義だとは思わないのか?

 

ちなみに自分が知っている限りで

アイドルマスターアイドルマスター スターリットシーズン)

仮面ライダー

ウルトラマンなどはUnreal Engineを活用している

 

cinema.ne.jp

TTFCの「ウラ仮面ライダー」でこの辺りのことも柴﨑貴行監督に聞いてるので、ぜひそちらも見ていただきたいんですが、今回はこの世界を作り出すにあたって「Unreal engine(アンリアルエンジン)」というソフトを使っているとのこと。

こうして毎年毎年、決してふんぞり返ることなく新しい技術を取り込んでいく挑戦には心底敬服します。

一般的に見たら「仮面ライダーは毎年作品は変わるけど、結局はどれも一緒でしょ?」なんて思われてる方もひょっとしたらいるかもしれませんが、この細かなシフトチェンジの積み重ねが、王道をさらに確固たる王道とし、東映特撮という強力なブランドを作り上げているといっても過言ではありません。

 

こんなふうに現場は特撮技術を時代に合わせて変化しているのに

そのファンであるはずの特撮系MMDerは新技術に一切興味を示さない

 

こういう話を聞いても時代遅れのDirectX9のシングルスレッドレンダリングを絶対やめないぞ!!!死ぬまで続けるぞ!!俺は新しい技術なんて何も興味ねえ!!

と、ふんぞり返る特撮系MMDerさんは一体ヒーローたちから何を学んだのか?

 

「失敗したっていいさ 挑戦しなくちゃ始まんない」
「青春全部かけたってイイって思えるようなナニカ
探してるよ いつでも」
「ゴールは無い世界 妥協はしない」

と主張するキャラクターを扱うのに

「面倒」とか「失敗するのが嫌だ」「自分は今のままで満足」という理由で
同じ場所に留まり続ける日本のMMD界隈

 

 

////////////////////////////////

以下

動画制作者向け


UnrealEngineを使用する場合、自分が考える初心者向けのワークフローとして、
まず「Epic Games launcher」「Unreal Engine」(無料)をインストールして、
「NexGiMa」(無料・日本人開発)でMMDモデルにモーションを付けて物理とIKを焼き込むなどして、
「MMDBridge」(無料・日本人開発)か「IM4U」(無料・日本人開発)でMMDモデルとモーションをUnrealEngineにインポート、
「VRM4U」(無料・日本人開発)でMMDモデルの外見を調整して、アセットをマーケットプレイスで手当り次第ダウンロードしてUnrealEngineのプロジェクトにインストールして、それをシーケンサー(UnrealEngineの動画制作機能)で並べてカメラ付けてエフェクト盛って動画をキャプチャーすればよい。

 

一例として

IM4UをインストールしたUE4 4.16に

PMXと

NexgimaでIKと物理焼き込んだVMDを入れて

「プレイ」で正しく動作することを確認出来たら

UEの4.27かUE5にアセットを任意のプロジェクトに移行する

移行したプロジェクトでVRM4UでPMXをインポートして外見を調整する

移行した元のPMXに外見を調整したPMXのマテリアルを移植する

 

(下記 UE4MMD動画出来るんだぁな動画 も参照)

 

IM4UでPMXのエラーが出た場合、PMXエディダの「PMXデータの状態検証」に✕マークが無いか、「全ての親」がボーンの一番上にあるかなどを確認する

「標準ボーンチェッカー」も使用してみる

何度やっても上手くいかない場合

別のPMXかVMDで確認してみる

 

とにかく慣れが必要。

 

「MMDBridge」も「VRM4U」も開発者は日本人で、かなり丁寧なチュートリアルも存在する。

動画での紹介。
VRM4U Features 機能紹介

www.youtube.com

 

事前意識としては

「今から勉強して1年後に完全移行出来るようになればいい」
「実戦投入出来るのは2年後…」くらいの勉強期間が必要だと思うべき

1ヶ月、2ヶ月やそこらで全部出来るようになると絶対に思わないように

 

面白い事例があるので紹介する

 

 

 

上記は2020/12/17に投稿されたものである

この投稿者は

何故かやたら薄着の初音ミク

大雪の中で何もない森林で踊らせて

「私が『UE4MMD動画出来るんだぁ!』と

大満足してしまいました」とのことでMMDでの制作に戻り

2022年8月に

Ray-MMDで全力編集しまくった動画を投稿しているわけだ

 

 

だが考えてみよう

この投稿者が2020年12月から2022年8月まで

 Unreal Engineの勉強を続けていたら今頃どうなっていただろうか?

 

当然ヘタリアMMDもUnreal Engine5で作成するはずだ

 

学習を継続していれば

「日本人としては限りなく貴重な

Unreal Engineでキャラクター映像を制作出来る人材」として

人生が変わっていた可能性がある

 

 確かに学習には手間がかかる

だからと言って途中で投げ出し、

ゴミ動画を作る毎日に元に戻れば全て無意味である

 

これまでMMD出身者(旧MMD杯上位入賞者レベル含む)が

Unreal Engineを学習しても

あっけなく挫折してしまうのをTwitterで何人も見てきた

 

それまでの実力と実績が故に

何十時間もかかる講座を終わらせる程度には学習意欲は高いのだが

最大の要因は「金がかかることを覚悟していない」ことである

 

逆に言えば「金がかかることをやるから

自分がこれから始めることに将来性がある」とも言える

 

www.unrealengine.com

 

例えば

MJH Modular Japanese Town Houseというアセットがある

現在価格59.99ドル 8750円である

(セール時はもっと安くなる)

無料のデモも配布されているので

特に東方MMDを作成している者

あるいはよく見ている者は1度見てほしい

MMDの人里そっくりだと思うだろう

 

東方MMDで見たことある気がする光景

 

当然のことながら詳細は全然違う

というよりこのアセットは実際には全てバラバラになった形で配布されている

 

イメージとしては

「組み立て済の完成品ジオラマと販売されているのではなく、

自分で組み立てる必要があるプラモ」である

 

なので「地面が舗装されているのは違う」だとか

「鈴奈庵がない」だとかは見当違いも甚だしく

まず「ステージはそのまま使うもの」という感覚を捨てる必要がある

 

それだけで余裕で半年以上はかかると思う

 

「このアセットを買うことが出来る」だけでも

東方MMDを作っている人間はUnreal Engineを始める動機になるのではないか

 

更にUnreal Engine5はカット・細分化・ブーリアン・UV編集まで含む

モデリングツールを標準搭載されている

 

 

www.youtube.com

 

 更にUltra Dynamic Skyという天候操作アセットを組み合わせる

5800円

 

 

 

 

  Cinematographer Lite - A Photorealistic Camera System

www.unrealengine.com

更にCinematographer Liteも組みあわせよう

2000円

 

 

www.unrealengine.com

ついでにCinemotion 2 Real Handheld Camera Motion Kitも買おう

3500円

 

 

 

…と、ガンガン金を出せる奴が超強い

逆に言えば金さえ出せば確実に強くなれる

 

 

ゲーム制作会社で実務経験ある人間は10万単位で金が必要、ということをわかっている

神アクションRPGゲーム制作・完成!開発費〇〇万円!? - YouTube

 

「3DCGは金も時間も沢山かかる」

これは可能性があると考えるべきか

それとも可能性がないと考えるべきか

 

金が出せる奴が3DCGは圧倒的に有利

そして2022年8月時点で世間は殆どUnrealEngineを何も理解できていない

この事実は何を意味するのか

これについては自分で確かめてよく考えてほしいが

自分のイメージとしては「今すぐに投資すれば確実に値上がりする株」だ

将来確実にビリビリ動画の「超高画質、次世代の3DCG技術を称える」価値観は日本にも浸透する

いつまでも「個人で作成される3DCG」は薄汚い画質なのが当たり前、DirectX9のシングルスレッドでみんな満足してくれる時代が続くとは思えない。必ずどこかで急速な価値観の方向転換がやってくるはずだ

そしてその時に勝者となるのは「学習していた」人間である

 

年収1000万円超えも実際可能。それほど日本にはCGの人材が足りていない。
日本の3DCGがMMDというゴミで没落しているのを
チャンスと見るなら今すぐ行動しろ

 

 

なおUnrealEngine5はUnrealEngine4の3倍重い。

スペックに自信無いならUnrealEngine4 Ver.4.27でいい

 

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何度でも言うが動画制作ならやることはMMDとほぼ変わらない。
もちろんソフトウエアの習得で多少の時間は必要かもしれない。しかしゲームを作るのならまだしも映像制作ならそこまで頑張って勉強するほどではない。学習リソースもエピックゲームズが中高生を対象にしたレベルから完全無料で日本語で用意している。それ以外にもUdemyなどネットに日本語で山ほどある。プログラミングの経験も不要。別に英語を学ぶ必要もない。

 

www.udemy.com

www.udemy.com

Unreal Engineならとりあえずコレ買っとけというUdemyの講座

普段は2万円もするがセール時には何故か90%割引になって3000円未満で買える。

受講者の中には小学生もいる)

 

 


勉強がどうしても面倒と言うのなら逆にDirectX9でいつまで制作を続けるつもりなのか?

自分たちが制作する映像が界隈の衰退を招くほど客観的に見て薄汚くレベルが低く、ソフトウェアも扱いにくくデータ処理も遅くて現在の水準じゃとても使い物にならなくなってしまったのは、他ならぬ映像を制作する自分たちが一番自覚しているはずなのだが?


別にUnityでもBlenderでもCinema4DでもMAYAでも、何でも構わないので試しに1度やってみろと思う。しかしやらない。日本のMMDerは何も試すことも学習することもないまま2022年になってしまった。まさにガラパゴス。一応先進国であるはずの日本で、未開の部族のような価値観が続いているのはある意味で凄い。アンリアルエンジンと聞いて「アンリアルエンジン…?なにそれ?しらない!レイトレーシング…?も~なにがなんだかよくわかんないよ~?」という3DCG界隈が2022年になってもこの世界で存在しているのは逆の意味で奇跡と言えよう。

 

 


さて、最後に利用規約の話をしよう。

 

 


実は最初に紹介した再生数181万回の【倭fufu】ばんばん!ばばーん!は完全な利用規約違反動画である。
「ふわミクさん」の利用規約を抜粋すると


使用上の注意
このデータはMikuMikuDance及び互換ソフト(MikuMikuMoving等)でご使用いただけるデータです。
PMXエデッタ等の周辺ツールでの使用は構いませんが、ゲーム等、他ソフトウェア上での使用は禁止させていただきます。


4.MikuMikuDance及び互換ソフト(MikuMikuMoving等)以外での使用     不可
 ※PMXエディッタ等の周辺ツールでの使用は可とします。


わざわざ他ソフトウェア上での使用は禁止と2回も書かれているが、最終更新履歴2021年3月であるので、それ以降に公開された、「ばんばん!ばばーん!」はほぼ確実に「知っちゃこっちゃねえよ」とばかりに無視されている。


だがこの利用規約、「他ソフトウェアでも使用可能」と解釈することも出来る。
何故なら「互換ソフトなら使用可能」なら「PMXかVMDを使えるツールは全部互換性があるツール」と解釈すればいいのだ。
例えばMMDの後継ツールはUnrealEngine!と自分は思うだけでUnreal Engineは互換性があるツールと解釈出来る。PMXファイル形式からの変更は不可能という規約もアンリアルエンジンはとうの昔にPMXもVMDも扱えるので全部意味ない。
MMD以外使用禁止」に対して「だからMMDのMMDBridge使ったけど何の問題あんの?」に対してどう反論する?
利用規約をきちんと読んで絶対に厳守してください」という主張に対して「利用規約をきちんと読んで絶対に厳守した上で、他ソフトウェア上での使用は禁止とあっても使用可能と解釈しました。それに反論あるのなら技術的な側面から反論してください」などと返ってきたら何も勉強してこなった人間たちはどうするつもりなのか?


もうひとつの問題はそもそもばんばん!ばばーん!はCinema4Dで制作されたという説明は存在していない。この動画製作者は過去にCinema4Dで「ふわミクさん」のレンダリングに関する技術的な解説記事を公開しているが、ばんばん!ばばーん!がCinema4Dで制作であるとは確かに言っていない。故に証拠がない。
既に海外では何を使ってもMMDのデータを使用すれば全て「MMD映像」と主張する。
漫画を読むのに、それがPhotoshopなのかSaiなのかCLIP STUDIOで制作されたのものか読者は一切気にしないのと一緒である。MMDで動いていた初音ミクの3DCGは何を使おうが全部「MMDで作成されたMMD映像」で何の問題があるのか?


日本人から見れば曲解であることは十分承知している。


しかし2021年に利用規約違反としか解釈出来ないMMDモデルの使用された動画が、181万回再生されてもビリビリ動画の誰からも問題にされることもなく、むしろビリビリ動画運営から表彰され、100万再生以上を対象にした2021年の動画アワードにノミネートされている。賞金まで贈呈されるらしいのでなかなかの大問題だと思うのだが。


この「利用規約違反からの成功体験」からビリビリ動画では日本人からの配布物に存在する利用規約の重要度が薄まることは確実である。「利用規約違反だ」という主張に対して「そもそも利用規約違反じゃない」という余地がある以上泣き寝入りするのはMMDモデラー側である。MMDコミュニティーが黙ってないぞ!?と日本人が騒いでも、日本のMMDコミュニティーなんかとっくに死んでることを中国人は知っている。衰退を嘆きながら何も出来ないゾンビ集団が存在しているだけだ、と。


MMDに引きこもっているのはMMDは自分の権利を守ろうとしているから!という意見が2018年の■MMDは日本の3DCGを破壊してしまった、に対する反論があったが、引きこもって守れる権利など最初から存在しなかったのだ。そんなに自分の権利を守りたいのならムラ社会から積極的に外部に出て少しは勉強しろよと思うが、それをしたくないのなら外部から搾取される側であり続けるだけだ。そういう一面からも「MMDは日本の3DCGを破壊してしまった」。


これも情報流出が続く日本と、安価でコピーしてくる中国との関係性を象徴しているように思う。結局全ては国民性によるものだろうか。

 


MMDの未来はどうなると思うか?


日本人MMDerは語るだろう
MMDはもう未来なんてねえよ。このままズルズルと衰退するだけ。今後どうするかは使用できなくなったときに俺以外の誰かが考えればいんじゃね?知らんけど」


中国人MMDerは語るだろう
「UnrealEngine5の無限のポリゴンを扱う「Nanite」や動的ライティングの「Lumen」などのような、新たな技術でこれまで以上に可愛い初音ミクの姿を見られると期待しています!」

 

果たしてどちらに未来(ミク)が存在するのだろうか?