昨日はぞろ目なし
ラスレス
>無題Nameとしあき 22/12/01(木)01:30:11No.17368235+
>ラスレスならクー様の衣装がイーブイの着ぐるみになる

ノーヴェ・スカリエッティはある目的地に向かって車を走らせている
その車の中にはナカジマジムの選手達が勢揃いしていた
ヴィヴィオ、リオ、コロナ、アインハルト、ミウラ、フーカ
何故ならこれはヴィヴィオ達が言い出した事だからである
　『ノーヴェ、アツェレイお兄ちゃんは？』
　『あいつは今ちょっと精神統一する為にある場所に籠ってるよ』
　『精神統一？』
　『あぁ、あいつもインターミドルを順調に勝ち進んでる
　　これから先は苦戦する事もあるだろう
　　そう言う時あいつは決まって精神統一をして気持ちを落ち着かせるのさ』
　『ノーヴェ！あたしお兄ちゃんの精神統一の訓練見てみたい！』
相手はただの兄貴分ではない、世界王者である
その訓練内容に興味を持つのも仕方がなかった

エリオと水と勢いと＜王者の精神統一＞

今日のナカジマジムにはクイントがついている為ノーヴェが離れたも問題は無い
ノーヴェはクイントに事情を説明すると笑顔で背中を押し出してくれた
若い選手達の力になるなら出来る事は協力したいという思いからだろう
　「期待を裏切る様になるから先に言っておくけどな
　　お前達が思っている様な大層なトレーニングじゃねぇぞ？
　　参考に出来る様なものとも限らないしな」
　「いえ、私達はアツェレイさんがどんなトレーニングをしているのかに興味があるのです」
アインハルトの言葉に他の者も同意する様に頷いた
選手達の中でアインハルトは貪欲だった
特に同じチャンピオンという立場で言ってもアインハルトとアツェレイではあまりにも違う
だからこそ同じジムに所属する先輩であるアツェレイが世界王者というのは都合が良かった
こうして王者の訓練を直接見て学ぶ事が出来る機会に恵まれるのだから
　「まぁお前達がそれでいいならあたしは構わないんだけどさ」
そう言って車を走らせてしばらくすると目的地へと到着した
そこは殆ど人が通らない様な場所で静けさが辺りを包み込んでいる

車から降りた一同はノーヴェに先導されるままその先へと進むと
　「あれ？この音…水の音？」
　「水の音ではありますがこれって…滝の音ですか？」
一同の耳に届いてくるのは大量の水が流れ落ちる音である
それが滝という答えに繋がるのは難しくなかった
そして視界が開ける場所に出るとそこには大きな滝が見えてきたのだ
　「ほら、見えてきたぞあそこにアツェレイがいる」
　「あれ……兄さん！？」
一同が目にしたのは滝に打たれるアツェレイの姿
いわゆる『滝行』という修行を行っている光景であった
水着姿で真っすぐ立ち、目を閉じて胸の前で手を合掌の様に合わせている
その姿勢のままで滝から流れ落ちる水を一身に受けていた
　「これが…アツェレイさんの精神統一の訓練なのですか？」
　「あぁそうさ、アツェレイは大事な試合の合間とかよくここに来る
　　あんな感じで滝の水を受けて精神統一する為にな」

　「ノーヴェさん、あれって精神統一のトレーニングになっているのですか？」
滝の水に打たれる姿を見てあまり精神統一出来ているとは思えない
アインハルト達は少々疑問が残る光景だった様だ
　「実際やってみると分かるけどな、あれは力任せじゃ出来ないんだ
　　むしろ精神統一するしか無理なくらいとさえ言う人もいる」
　「私……やってみたい！」
　「ボクも！」
最初にそう宣言したのはヴィヴィオとミウラだった
　「私も！」
　「私も興味があります」
　「ワシもやってみたいです！」
リオ、コロナ、アインハルト、フーカがそれに続く
アツェレイの姿を見て刺激を受けたのだろう
だがノーヴェはあまり乗り気ではない、何故なら
　「やると言ってもお前ら何も準備してきてないだろ？」

　「さすがに服を着たままじゃあたしは許可出来ん
　　やりたいのならしっかり準備してからでも」
　「水着なら持ってきてますよ！」
　「はぁ！？」
実はヴィヴィオ達はここに来る前に予め準備はしてきたのである
と言っても滝行の事を知っていた訳ではない
どこでもトレーニングが出来る準備をしてきただけで
よく見ると全員小さな荷物を持ってきている
その中には替えの衣服に大小の大きさのタオル、そして水着まで入っていた
　「お前らなぁ…」
これにはノーヴェも頭を抱えるしかない
しかし準備が出来ているのなら断る事もいかなくなり
　「分かった、だがここには更衣室が無いんだ
　　だから車の中で着替える事、いいな？」
　「「「「「押忍！」」」」」

　　「アツェレイお兄ちゃーん！」
　00「――――（ｽｩ...）何だ、お前らも来たのか」
目を瞑り滝に打たれるアツェレイは妹分達の声を聞いて目を開く
だがそこには特に驚いた様子がない
　　「おいおいアツェレイ
　　　『来たのか』って最初から気付いてただろ？」
　00「流れを感じ取ったからな、その姿…もしかしてお前達も…」
チラッとノーヴェに視線を向けると申し訳なさそうな顔を返される
それで全てを察したアツェレイは滝から出て数回首を左右に傾けた
　00「（ｺｷｺｷ）言っておくが半端じゃなく難しいぞこれは
　　　やるにはまず準備運動を入念に行う事、いいな」
　　「「「「「押忍！」」」」」
滝の下はそこまで深くはないが滝の水が溜まる場所である
先輩としてトレーナーとしてアツェレイは注意事項の説明を忘れない
危険な目に合わない様注意を促しながら全員に柔軟をさせたのだった

　　「うわー！？（ﾊﾞｼｬｰﾝ!）」
　　「ちょ！？無理ー！？（ﾊﾞｼｬｰﾝ!）」
　00「まぁ最初はそうなるよな」
結果としては全員が滝からの水に身体を支えきれず下の溜め池に落下した
これはアインハルトも例外ではなく意外な程難しい事に困惑している
　　「レイさんは平然と真っすぐ立っていたのに…」
　　「身体を真っすぐ支える事さえ難しいね」
先程のアツェレイは背筋を伸ばし真っすぐの身体を維持したまま滝に打たれていた
よくよく思い出してみれば滝の水が当たっても微動だにしていない
　00「水の流れは真下に向かって流れている
　　　だがそれを自分の身体で受ける際に水の流れは左右や上下に変わる
　　　しかもそれには法則性がなく予測が出来ない
　　　常にどの方向に流れが向いてもいい様に全身の筋肉で支える必要がある
　　　足腰を支える両足は勿論、腰、腹筋と全ての筋肉で支えなければならない
　　　他に余計な事を考える余裕が無い分いい精神統一になる」

　　「こりゃしばらくはかかりそうだな」
　00「会長、何故こいつらを連れてきたんです？」
タオルで水気を拭き取りながらアツェレイはノーヴェに問いかける
ここはアツェレイだけが知る精神統一トレーニングスポットだった
それを知られたのはアツェレイとしては複雑な心境でもある
　　「悪かったって、あいつらがどうしても知りたいって言ったんだ
　　　お前は世界チャンピオンなんだ、気になるのも当然だろ？」
王者である以上その背中を追いかけるのがチャンジャ―達である
そう考えると無下に出来ない気持ちも理解は出来た
　00「これも王者故か…」
　　「可愛い妹分達だろ？兄貴分としてはさ」
　00「仕方がないな…」
そうしてアツェレイは滝行に苦戦する妹達を指導するのだった

NEXT：『風格』

ぞろ目だったらユーノとエリオとトーマをトリプルギロチンコ！

ゾロ目ならアツェレイをノーパンミニスカメイドの衣装で拘束してミウラの家に放置する

ぞろ目なら明日のエリオのおっぱい枕はジークっぱい

ラスレスならフーカの衣装がバニーガールになる