京都を代表する名所、三十三間堂は、時代によって様々な魅力で、人々を惹きつけてきました。今回は中村雅俊さんが、時代ごとに意外な歴史をひも解き、ふだん滅多に見ることのできない特別な風景と出会います。
　まずは、全て国宝である1000体もの千手観音立像と対面。いつもと違う角度から見られる特設階段を登ると、そこには圧巻の光景が…。
　平安時代、後白河法皇はなぜこのお堂に千手観音を祀ったのか？当時、大流行していた熊野詣との深い関わり。さらになぜ、千手観音を1000体も祀ることにしたのか？当時、絶大な権力を誇った平清盛の、大出世の理由が明らかに。戦国時代。秀吉が三十三間堂を巻き込んで計画した「豊臣テーマパーク」とは？江戸時代、三十三間堂は庶民のスタジアムに。人々を熱狂させたあるイベントとは？
　さらに現代の絶景。闇に浮かぶ1000体仏とは？名所・三十三間堂の、知られざる真実が明らかになります。