こう言う製品があればありえそうだなと思わせる
リアル感がある描写が素晴らしかった。
テレビのCMを見ているような感覚でした。

　地球は丸い、地球は太陽のまわりを回っている。現代人が当たり前のように持っている宇宙観も、異端だった時代があり、その時代の人々にとって宇宙は平らな世界を覆うものでした。昔『当たり前』だったことは、けして現代の『当たり前』ではありません。では現代の『当たり前』は未来にとって？

　もしかしたら、未来の地球は丸くないかも知れないし、宇宙は空の先にはないかもしれない。筆力に支えられたリアリティに、そんな未来もあるかも、と思いを馳せてしまいました。

世界がサイバーに沈むとき、人々はどういう反応を示すのだろうか？
仮想世界で生活が事足りるようになったら、自分はどう生きるだろうか。
このような世界はもうすぐそこまで来ていて、私たちは何かを失うまで気づかないのかも知れません。

あたりまえってなんだろう
考えること信じること、悩みやよろこび。便利なこと、大変なこと。疲れること、簡単なこと。あたりまえにふだんしていることってなんですか？すぐにおもいつくもの。
あたりまえに朝起きて瞳をとじて眠る。
それすらあたりまえじゃなくなるかもしれない