ことの詳細を知らない人は「ジャニー喜多川 ガーシー」とかでググって。
無理もない。事務所のイチオシタレントだったキンプリ平野紫耀が創業者のジャニー喜多川と肉体関係を持っていたことが、同じく被害に遭ったという元ジャニーズJr.の口から暴露されたのだから。
おかでげこれまで不発続きだったガーシーおじさんの暴露にしては久々に大きな反響を呼んでいる。
その反響は「ジャニーズ事務所やべー。ドン引き」みたいな一般人の感想、そしてジャニオタ達による「火消し」である。
ここではジャニーズのゴリ押しに辟易していたTV好きの立場から、今回の件について思ったことを書く。誰にも求められてないが勝手に書く。
【ジャニー喜多川の性加害について】
ネット各所でもいわれているように、ジャニー喜多川の少年に対する性加害というのは「公然の事実」である。80年代以降、ジャニーズ事務所を退所した複数の元タレントが暴露本で奴のセクハラを生々しく暴露している。そして2000年代にはとうとう最高裁での事実認定までされている。この辺の詳細はググればいくらでも出てくるので割愛。
そのため今回、火消しのジャニオタ連中は「今更?そんなの知ってたしw」みたいなムーブを始めている。
いうまでもなく、これは自分達の首を締める行為でしか無い。だってそれが本当ならジャニオタはジャニーズ事務所が「社長のショタホモ爺が少年達に性的暴行を行う事務所」と知っていながら「ショタホモ爺の『洗礼』を受けてテレビに出るジャニタレ達」で大はしゃぎし、金を落としていたことになるのだからほとんど同罪である。
少し考えれば、というか考えなくても分かることだと思うのだが分からない人が多かったらしく、このムーブによってジャニオタはジャニーズ事務所を擁護するどころか自分達ファンの異常性を際立たせたのである。
ジャニオタの火消しで併せて目立つのは、告発者の岡本カウアン氏やガーシーに対する人格攻撃である。
「カウアンはカスジュ(素行不良のJr.)だった!」とか「ガーシーは議員の仕事しろ!」みたいなものである。岡本氏は売名、ガーシーは再生数稼ぎのためにデマを流したとジャニオタ達は断固思い込みたいようである。
まず、岡本氏とガーシーが信用のおける人物かといわれれば、たしかに限りなくNoに近いというのが私個人の感想である。
ガーシーはいうまでもないし、岡本氏については今回初めて知ったがジャニーズ退所後はシンガーソングライターとして活動しているというものの目立ったヒットは無く、世間的には無名といってよい。今回、よりによって(議員兼)暴露系YouTuberのガーシーとコラボしたのもタレントとして注目を浴びることが狙いであるのは本人のTwitterでのコメントを読んでも間違いないだろう。
しかしここでポイントとなるのが「利害関係に基づく暴露=嘘」ではない、という点である。何故ならデマというのは事実を持ち合わせていない人間が仕方なく切るカードであり、もし本当に絶好の暴露ネタを持っていたならばそれを話せばいいだけだからである。
先の通りジャニー喜多川の性加害は最高裁でも認定されており、ジャニオタにとっては「今更」な話のようなので彼がそうした行為に走っていたことは確実といってよい。そうであれば、人気グループのエースとして事務所の猛烈なプッシュを受けていた平野紫耀にジャニーが「手を出していない」と考えるほうが難しいだろう。
ちなみにTwitter等で「ジャニーさんは当時もう高齢だったのでそんな性欲は無い」と主張するジャニオタがいるがこれは苦しい説明である。人間、特に男性の性欲というものはそう簡単に失われるものではない。
日本性科学会が4年前に発表した「中高年セクシュアリティ調査」では、「この1年間に性交渉をしたいと思ったことはどれぐらいあるか」という質問に対し、配偶者のいる男性では60代の78%、70代の81%が、「よくあった」、または「ときどきあった」、「たまにあった」と答えている。さらに単身者の場合でも、同じく60代~70代男性の78%が「あった」と答えている。
(余談だが女性の場合は配偶者ありで60代の42%、70代の33%が、「あった」と答えており、単身では32%が、「あった」と答えている。)
よって当時のジャニー喜多川の年齢は本件をデマと断定する根拠にはなり得ない。
つーか「男は爺でも性欲モンスター!」とかいうのはフェミ連中が日頃男叩きで主張しまくってることだよな。
以上のことから平野紫耀とジャニー喜多川の肉体関係については信憑性が高い、というのが私の見解である。
ちなみに配信では平野の3P参加以外にも、元TOKIOの山口達也は2018年の性的暴行騒動でSixTONESの田中樹を庇っていたという情報も語られている。
これも岡本氏のTwitter開設(当時のジャニーズはSNS禁止)が事件の1年前の2017年であることから「時系列がおかしい」と指摘するジャニオタがいるが、これについては岡本氏自身もあくまで「噂」と語っている。事件の1年前に退所したばかりなら、親交のある人間から人づてに話を聞いた可能性はあり得るだろう。こちらについても事実ならばれっきとした犯罪行為であり到底許しがたい。
【ジャニーズの今後について】
これまでテレビ局をはじめとする大手マスコミは、ジャニー喜多川の性加害や事務所タレントのトラブルをことごとく黙殺し、ジャニー喜多川やジャニーズ事務所およびその所属タレントを持て囃してきた。しかし最近の相次ぐグループの解散・休止やタレントの退所、副社長の電撃交代等で世間もこの事務所の「歪さ」に気付きつつある。今回の暴露はそれに拍車をかけるものでしか無いだろう。
ちなみに、海外では米ニューヨーク・タイムズやBBCニュース、仏AFP等の大手メディアでジャニー喜多川の性加害について何度も大々的に報じられており、批判はこの件をタブー視する日本マスコミにまで及んでいる。最近トラビス何たらとかいうグループがアメリカ進出したらしいが、向こうでの扱いはお察しである。(もっとも、それも日本の大手マスコミは正しく報道しないだろうが)
個人的にはもちろん性犯罪事務所がエンタメ業界でデカい面してるのは観ていて気持ち悪いけど、それ以前にジャニタレは歌もダンスも演技も非常にチープで低レベルな人材がほとんどなのでそれをゴリ押しする事務所はさっさと淘汰されて頂きたいですね!