〇主武器
クレリヴァ「ククールシュ」；シュシュ＝ロゼル

〇副武器
ピッチ「ディアナ」；レイ・プリシーズ

〇BBS
　①ヴェール ダ マンドル
　②アンジェラ・リッチ
　③パドラッカス

〇戦法
ジェネ高麗タイプ(ルダール)
Crown：Rosa Saulcheng

〇主流
霧
Must…プライディー・メール
Special…ハスティーナ
L.I.…ファリアーテ

〇サブ
恨歌，大気(デメタールプランナー)，風，天気，羽
※天気・羽能力は"エンジェルフォルム"時に使用可能。

〇言語
　◎アーツ・アンセリア
　○正インセル語，正エレス語，アンスルソワ方言
　△イヤー太陽

〇初登場
2006.06 (26)

〇家系
父…カート＝ベン・ランバール
母…ユーリア・シェリア ／ シェリア＝リマナ・ランバール
姉…マリア＝カルナーネ・ランバール
夫…レーダー・ブレス ／ インスパイア・ブレイズ
息子…リーガル・アッシュ ／ アッシュ＝ロガット・ランヴァレント・インスパイア

…最愛の人からの強い求心力で転生した、ユーリア系天使。アーツ出身だが、レグジェの交流に寄与した功績を称され、レグ天使の階級では上位三番目のソロネ(座天使)の位を授かった。

現在では、再生の場面は大変限られる。主に、深層心理や睡眠中の夢の中、あるいは精神力か4力が濃い空間、若しくは最愛の人や愛息に命の危機迫る時などになる。また、最愛の人や愛息の求心力だけでは再生するに足りず、神力や各種精神力の補助を必要とする。精神体として再生されるのは基本的に27歳の姿。愛息を生んだ頃である。一方、本体は16歳の頃に"最愛の人"により殺害されている。幼少期から抱いていた特別な思いをその人に伝えられず、恋煩いで全てが中途半端だった少女は、その人に近づこうと猛勉強した。その末、敢えてその人と反対のパーティに調査部担当候補として入党した。二大政党の衝突の危機高まる頃を見計らっての入党も、その人の立場上戦闘中に逢える可能性があることも、それにより落命が不可避に近いことも、全て計算済みだった。ボルージュ論争で計算式は合致した。だが、未練という余剰が大きすぎた。その未練、転生後に知ることとなる希少な天使系譜であったこと、そして"最愛の人"の強い自責と情愛などが、彼女を転生、再生させるのだった。

ごく普通のクレリディーヴァの家庭に生まれ、クレリヴァの鍛錬を積んだ。学校でも大変優秀で、将来を嘱望された。ところが姉が交通事故で夭折してから歯車は徐々に狂い、反抗期には両親と不和になる。幼少期から認めていた恋心を忘れられず、目的達成のため政界に介入した。結末は上段落の通りである。
精神体として再生した後も、恋心の処理を決めあぐねていた。政権交代後の混乱に便乗し、裏で反政府派としてほぼ単独で活動をした。下手な活動家よりもよく研究されており、政治運営に関与する一部の人間からは脅威とみなされた。好きな人が政界で大仕事を成すニュースを見聞きすることが、彼女の何よりの喜びであった。情報収集の最中で好きな人の自宅を突き止めてしまった。最期の挨拶とて想い人の所を訪ねたところ、なんと引き留められた。すぐに信じることができなかったが、想い人の熱望で、求心力が切れるまでいることにした。空白の時間を埋めるように対話を重ね、愛を育み、"彼"の仕事が成功するようサポートをした。ふたりでも単独でもレグ空間へ行き、レグの諸問題を解決する筋道をつけた。諸問題が精神爆発に帰結することもあり、それを未然に防ぐ役に就いたりつかされたりもした。彼との子供を宿していたことが判ると、ふたりは入籍した。無事に息子は誕生し、彼女の求心力は切れた。
最愛の人と愛息が繋いだ求心力で、"転生"天使として三度再生した。しかし今度は恒常的でなく、記憶が欠如する時間も増した。それでも再生時点の状況を即座に把握し、それに見合った対応で、最愛の人も愛息も、彼らの友人もみな彼女を頼った。彼女が"見えなくなった"知らせでは、みな残念がった。愛息の成長と共に再生の頻度も減少したが、実はそれが彼女の望みでもある。愛息と言えど、一人の人間であるのだ。日々を彼ららしく全うするためにも、自分のことは風化して頂いた方がよいとすら考えている。あの日の告白を境に、永遠は確約されたのだから。

高い論理性と感受性を併せ持ち、聡明である。正に天使と形容される愛想や包容力があり、彼女に話を聞いてもらうだけで頭が整理され、元気が戻ると多くの人が言う。男性的な凛々しさや冷静さと、女性らしい優婉さや繊細さの均衡が高いレベルで取れており、突発的な大問題にも厳重に対処する。物静かな方だが、無言実行でもある。一度決断したことや好きになったものは絶対に曲げない、意志の固さもある。他人に対してきっぱり意見することが出来るが、その加減調整も苦にしない。才色兼備で非の打ち所がなさそうだが、相手の情報が皆無な状態での社交性やフレキシブルさはないようで、自ら人間関係を構築するのは不得手。時折強固な意志が裏目に出て、理屈っぽいと言われたり、頑固で他人の言動を聞き入れない様子が見られたりする。だがそのような時の殆どが不誠実な人を相手にしている時か、身を挺さねばならぬ時。"最愛の人"が幸多き人生だったと安穏に回想できるのなら、命は惜しくない。
('19.08.01)

　
～Relatives～
Blaidse (ブレイズ)
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Grard (グラード)
D'periea Victoire (ヴィクトワール)
Bruce (ブルース)
('19.12.13)