キャリアの方向性にも「粒ちがい」な個性が表れている社員たちに、各職種について語ってもらいました。
社員のこだわりや達成感から、自分が働く未来を想像してみてください。
小暮 菜月 | クリエイティブ職 | 2012年新卒入社 |
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子どもの頃の夢を叶えるために
みなさん、こんにちは。
2012年入社、アートディレクター(以下、AD)の小暮菜月です。高校時代、進路に迷っていたときにふと小学校の卒業文集を読んでみたところ、小学生の自分は「美大に入ってデザイナーになる」と書いていました。当時の自分の夢を叶えてあげようと思いたち、美術を志すことに。美大生時代、またしても進路に悩んでいたとき、グラフィックデザイナーの大貫卓也さんの講義で「世の中に対して想いを伝えられる」広告という手段に感銘を受け、大貫さんがかつて入社していた博報堂を志望したのがはじまりです。
入社してからは、尊敬する師匠である小杉幸一さんのもとで4年間デザイナーとして修行を積み、今ではひとり立ちしてADとして仕事にするようになりました。
担当する商材は食品から新規コンテンツまで多岐にわたり、通常のマス広告からブランディング、商品開発など、さまざまな分野にチャレンジしています。世の中と多様な関わり方ができるので、毎日飽きずに楽しい日々を送っています。
視覚だけじゃなく、
五感の全てに訴える広告づくり
ADとは
“広告、宣伝、グラフィックデザイン、装幀などにおいて、主に視覚的表現手段を計画し、総括、監督する職務である。顧客の依頼・要望あるいは、立案された計画を目的達成するための素材や表現方法を模索し決定する。” 「アートディレクター」『ウィキペディア フリー百科事典日本語版』 最終更新 2022年1月11日 (火) 06:11
とwikipediaにはまとめられています。私自身は、ADは単なる「絵づくり」ではなく「世の中に“なに”を“どのように”伝えればいいのか」、視覚だけではなく感覚の全てを根幹からつま先まで演出する「血管」の役割だと思っています。
今やポスターだけに限らず、SNSやその他の領域など、メディアはどんどん拡大しています。そんな広がり続ける手段の中で、「最適解」を模索しデザインしていくことは、大変ですがとてもやりがいのある役割だと思っています。
ADの仕事をしていて達成感を味わえる点は、私が絵を好きになったきっかけとつながっています。小学校時代、内気でなかなか友達ができなかった私は、ただひたすら机に座ってじゆうちょうに絵を描いていました。その時、たまたまノートをのぞいた男の子が「お前めちゃくちゃうまいな! みんなみろよこれ!」と叫んでクラス中に見せて回ってくれて、それがきっかけで友達ができたんです(笑)。はじめて自分のつくったものが受け入れられた体験が忘れられず、今に至っています。
つくったものの向こう側に「人」がいなくては、つくる意味がないと思っています。誰かが私たちがつくったもので喜んでくれたり、何かを感じてくれたり、世の中から反応が返ってきたりする瞬間が、いつも私を最高の気分にさせてくれます。
自分の“好き”を大切に
一緒に仕事するなら、人に興味があり、かつ自分の想いを持っている人と働きたいです。どんなものであれ、自分の「好き」を大事にしてほしいですね。社員たちは本当に個性豊かで、一人ひとりが違う魅力をもっています。人が好きで、自分の想いを持って動けるのが、バラバラな個性をもつ人たちの共通点なのかなと思っています。
いくつかの「もしも」を、社員にも自由に想像してもらいました。
社員の中にある答えからあなたならどうするか、想像してみてください。
- もしも世界が終わるとしたら、何をしたいですか?
- おうちでゆっくり夫婦で過ごす!
- もしも明日休みを取れるとしたら、何をしますか?
- 映画館か動物園にいきたい!
- もしも願いがひとつ叶うとしたら、あなたならどんな未来をつくりたいですか?
- みんなが認められる格差がない世界にしたい!
※出演者の所属、職種、その他の全ての情報は本記事掲載開始日時点のものであり、現在の情報とは異なる場合がございます。