新卒採用とグローバル人財採用を軸に、人と企業の成長を支援
1973年の創業以来、イノベーションを志向し、人と企業の成長をキーワードとする事業を展開する株式会社ディスコ。現在の社員数（2014年6月時点）は390名。企業に対する採用支援（新卒、中途含む）や人材育成・研修、教育機関に対する学生募集や経営実務の支援、医療従事者の採用を支援する看護師採用といった多岐にわたる事業を展開している。
サービス内容も多彩で、コンサルティング、メディア、イベント、Webサイトなどのクリエイティブ、適性検査などのアセスメントツールの提供、そして採用業務のアウトソーシングなど包括的なメニューを揃えている。
同社を代表するサービスとしてまず挙げられるのは、就職情報サイト『キャリタス就活』である。企業の魅力を的確に伝えることで学生の理解を深めて応募動機を醸成するコミュニケーション・プラットフォームとして機能。それにより、応募者数だけではなく応募者の質の確保を実現している。また、この『キャリタス就活』と連携して、国内合同企業説明会『Career Forum』を開催。学生の専攻や企業の業界を限定したイベントや、より多くの学生と企業の出会いを演出する総合型イベントなど、企業の魅力をダイレクトに伝えるバリエーション豊かな就職イベントをそろえている。
同社がカバーするのは日本国内で学び就職活動を行う人財だけではない。欧米やアジアの主要都市において日本からの留学生を対象とした『Career Forum』を開催し、グローバル人財の採用ニーズを持った企業に対し日英・日中バイリンガル人財の採用機会を提供している。1987年のボストンでの開催以来、留学生からの認知度は高まり、ロサンゼルス、ニューヨーク、ロンドン、シドニー、上海、北京など様々な国と地域で開催されるまでに至った。また、技術系大学院生、MBA学生など、普段はジョブフェアに訪れることがないような人財も数多く参加することが大きな特徴である。
冒頭に述べた通りメディア事業やイベント事業が同社のビジネスの全てではない。メディアやイベントをきっかけとしてクライアント企業における採用活動全般（採用計画からパンフレットやホームページの制作、説明会、筆記試験、面接、採用通知、入社式まで）や人材育成・研修などといったサポート、さらには採用実務の効率化をサポートするITシステム・サービスなどへと発展させていく。そういったサービスを通して、人財の成長や企業の成長に貢献することが同社のビジネスなのである。
グローバル時代に応じた就職活動や採用活動の仕組み作りに注力！
同社はもともと、「新卒採用」と「グローバルリクルーティング」の二つの領域を軸に成長してきた企業だ。
最初にボストンで『Career Forum』開催した2年後の1989年には米国に子会社を設立。以後35年以上にわたる事業経緯の中で蓄積してきた実績やネットワーク、ノウハウが同社の「グローバルリクルーティング」の強みだ。特にネットワークは強固で、13,000社を超える企業の人事部門、800以上の大学をはじめとする高等教育機関の就職課、留学生課、海外の日本人会などとのつながりを持つ。また、留学経験を持つ社員も多い。
こういった強みを持つ同社の存在意義は近年ますます高まっている。
社会全体で急激なパラダイムシフトが起こる中、企業が求める人物像は従来とは大きく変化した。インターネットが生活のインフラとして定着した現在、知識や情報を豊富に持つことや効率的に収集できることに価値がある時代は去り、溢れる情報の中から課題を発見したり創造的に物事を考えたり出来る能力が求められる時代へと移行した。また激化する国際競争の中で企業が生き残るために、グローバル感覚を持った人財がより多く求められるようにもなっている。
それにも拘わらず、学生の就職活動や企業の採用活動の仕組みだけは従来となんら変わることがない。このような問題意識のもと、同社がミッションとして掲げるのは、変化に対応するだけではなく将来を見通した上であるべき姿を提示し、採用や研修・育成、人事制度等の新しい仕組みを創造することによって、それを実現することだ。
そのミッションの下で同社が目指す姿は、「人財コンサルティング」である。これまではどちらかというと大学3回生から始まる就職活動および企業の採用活動支援を基軸としてきたが、今後は高校や大学低学年の段階におけるビジネスリテラシー教育、東南アジアや新興国への留学支援などの国際教育の推進、社会人の教育や転職、さらには企業における人事システムや制度作りなどのサポートにも力を入れる。それによって、継続的な人と組織（企業・学校）の成長と活性化、さらには日本社会の発展や変革に寄与していきたい考えだ。
「人財を変えることで企業を成長させ、日本を変える」
新卒採用やグローバル人財の採用で培ってきたネットワークなどの他、同社は様々な強みを持っている。採用業務のアウトソーシングでは、エントリー受付から選考・内定・入社にいたるプロセスのすべてで、数多くの企業の様々な業務を請け負ってきた。また、教育機関の経営効率化を支援するITシステム・サービスにおいては、大学受験の合否照合システムで国内シェアトップという実績もある。
これらは一部に過ぎないが、人財と企業の成長をキーワードに幅広いサービスラインナップを揃えていること自体が大きなアドバンテージだ。新卒採用領域からスタートし、日本の人財ビジネス業界の中でもいち早くグローバルリクルーティング分野に進出し、看護学生の採用支援、外国人留学生対象の採用イベントなど次々に新たなサービスを展開。その一方でインターネットやデータベースなどITの積極的な活用を行いながら業容を拡大してきたのである。
その背景にあるのは創業以来変わらぬベンチャーマインドとイノベーション志向だ。例えば25年以上続く『Boston Career Forum』も常に変化を続けてきた。もともとは日本国内と同様に「企業がブースを出している会場に留学生が集まり、企業の説明を聞く」というスタイルでスタートしたが、現在では「3日間の開催期間中に選考が進み、内定が出される」というスピード感を実現している。
そんな同社の魅力はなんといっても型にはまらない事業展開である。人々の成長、企業の成長、そして日本全体の発展に寄与するために常に進化し続ける。そのために社員一人ひとりに大きな裁量が与えられ、積極的かつ自由に提案できる環境が整っている。もちろんキャリアステップは個人のやる気次第だ。「採用アドバイザー」から「採用コンサルタント」へ、そして「人財コンサルタント」へと続くステップアップをぜひとも狙いたい。
失敗を恐れずに行動できる。それが同社に参画するために最も重要な条件である。人財を変えることで企業、そして日本を変える。そのビジョンが達成できるかどうかはそこに集まる人財の構想力や行動力によって決まる。ディスコ社は、そんな“ワクワク感”を味わうことが出来る数少ない企業の1つである。
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