事務所と窓の亀裂

Activate Office & Windows

AAct PortableによるOffice 2016のアクティベーション


AAct Portableは、自動的にKMSをセットアップしWindowsとOfficeの全てのVLエディションをアクティブにする事が出来ます。 実行プログラムはポータブルタイプなので、PCにインストールする必要は有りません。

汎用ボリューム ライセンス キー (GVLK:KMSクライアントプロダクトキー)の手動インストールと削除機能がサポートされており、WindowsやOfficeの再アクティブ化のスケジュールタスクを手動で作成する事も出来ます。
他の同様のWindowsとOfficeのアクティベーターと比較して、基本的に、小さなファイルサイズ、ポータブルな単一の実行ファイル、残存ファイルなし、インターネット接続を必要としない等の利点を持っています。

AAct Portableは、Windows XP, Vista, 7, Windows 8, 8.1, 10, Server 2008, 2008R2, 2012, 2012 R2, Office 2010/2013/2016のVL(ボリューム ライセンス)エディション に対応してます。
インストールされたOfficeがRetail(製品版)で、KMSライセンス認証をサポートしていない場合は、このツールによるアクティブ化はできません。その場合は、KMSAutoNetや、Office 2013-2016 C2R Install等、Retail→VL変換が可能なツールを使用します。

WindowsやOfficeを入手する場合は、Windows ISO Downloader というソフトを使用すると便利です。
Windows ISO Downloaderは、WindowsやOfficeのISOファイルをMicrosoftのサーバーから直接ダウンロードできるソフトです。例えば、「Office 2016 Pro Professional Plus」をダウンロードした場合は、設定されたダウンロードフォルダに、ディスクイメージファイル(ProPlusRetail.img )がダウンロードされます。拡張子.imgファイルは、.isoファイルと全く同じ形式のファイルなので、マウントする際は、該当するWindowsプログラムへの関連付けを行います。(.isoへの拡張子変更でも可)

Windows ISO Downloaderの使い方につきましては、こちら(PDF文書)にまとめておきました。

このソフトの実行プログラム(AAct.exe)を使用する前には、必ずPCにインストールされている市販のウィルス対策ソフト、或いは、Windows10 に付属の Windows セキュリティ(旧 Defender)のリアルタイム保護を一旦無効にする必要が有ります。

操作手順


1. 管理者権限でプログラム(AAct.exe)を実行すると以下の画面が表示されます。


2. 画面左の「Office Activation」をクリックするとアクティベーション処理を開始し、しばらくすると処理が完了し、<Product activation successful>が表示されます。


3. 「Office Information」をクリックすると、ライセンス・ステータスが表示されます。LICENSED(ライセンス完了)が表示され、 Remaining Grace(使用期限)残り179日間と表示されます。


4. 左下のアイコン「」をクリックして、以下の画面を表示します。「Create Office reactivation task」(Officeの再アクティブ化タスクを作成)をマークして「Ok」ボタンをクリックします


5. 以下の画面が表示されます。「×」をクリックしてプログラムを終了します。



再アクティブ化のスケジュールの確認



再アクティブ化のスケジュールの確認は、WindowsディスクトップのPCアイコンを右クリック → 管理 →「コンピューターの管理」画面表示 → タスクスケジューラ → タスクスケジューラライブラリをクリックして以下を表示します。


AAct Portableで設定される「AAct」というサービスは、マイクロソフト側のサーバーからの180日ごとのOffice製品の再認証の要求に対して、ここでは(デフォルト設定)10日毎に自動起動して再認証をクリアしています。
もし、自動起動のトリガー設定を変更する場合は、上記画面のAActオンマウス → 右クリック → AActのプロパティー画面表示 → 「トリガー」タブ → 「編集」ボタンをクリックして行う事が出来ます。


以下のトリガー編集画面表示から、起動スケジュールを、毎日(間隔指定)、毎週(間隔、曜日指定)、毎月(月、日、曜日指定)に変更する事が出来ます。


再アクティブ化実行プログラムの設定は、AAct画面の左下に有るアイコン「」をクリックした時の起動画面から「Create Office reactivation task」を実行する事により自動的に行われますが、その確認と編集は、AActのプロパティー画面表示 → 「操作」タブ → 「編集」ボタンをクリックして行う事が出来ます。


「編集」ボタンをクリックすると、以下の「操作の編集」画面を表示します。ここでの設定項目(自動実行プログラムと追加オプションコマンド)を確認して下さい。
初回アクティベートで「Create Office reactivation task」(Office再アクティブ化タスクの作成)を選択した場合は、プログラム/スクリプト(*2)と自動実行プログラムのオプションコマンド(*1)が以下のように設定されます。

注: Windowsが正規ライセンスでインストールされている環境で、このツールによる Microsoft Office のアクティベーションを行った場合は、必ず、「引数の追加」欄の記述を確認するようにして下さい。
もし、引数「/ofs=act」と「/win=act」が併記されている場合は、下図のように「/ofs=act」の単独表記に変更して下さい。


自動実行プログラムのオプションコマンド (*1)

/win=act - プログラムを隠しモードで実行、Windowsをアクティブにしてプログラムを終了します。
/ofs=act - プログラムを隠しモードで実行、Officeをアクティブにしてプログラムを終了します。
/wingvlk - プログラムを隠しモードで実行、Windowsキーをインストールしてプログラムを終了します。
/ofsgvlk - プログラムを隠しモードで実行、Officeキーをインストールしてプログラムを終了します。
/taskwin - Windowsの再起動タスクを作成します。
/taskofs - Officeの再起動タスクを作成します。

尚、Officeの再アクティブ化タスクの作成を行うと、自動実行を行う為のファイル(AAct.exe)(*2)が、Windowsフォルダ内にコピーされる為、以後はウィルス駆除ソフトによって認識されるようになります。
この実行プログラムがウィルス駆除ソフトにより削除されないように、実行ファイル(C:\Windows\AAct.exe)をスキャン除外ファイルに指定するようにします。


警告: このツールを使用してMicrosoft製品のアクティベートを行い、ソフトウエアを継続使用する事は、違法となりますので、記載内容の取り扱いにつきましては自己責任でお願いします。

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