【FIFAワールドカップ】カタールW杯1次リーグ第2戦、日本はコスタリカに0―1で敗れた。この一戦で韓国メディアは、スタジアムの観客席に注目。日本人サポーターが旭日旗を張り付けようとした際、大会係員に取り外しを求められたという騒動に注目し、一斉報道した。
韓国「イーデーリー」は「ドイツ戦で勝った後、競技場の観客席の後片付けをして全世界から賛辞を受けた日本が、今回は旭日旗で恥をかいた」と報道した。同メディアは「試合途中、観客席で見苦しい場面が起きた。一部の日本のサッカーファンが軍国主義を象徴する旭日旗を持って競技場に入ってきたのだ。何人かのファンは旭日旗を振りながら応援し、他のファンは競技場の手すりなどに旭日旗をかけたりもした。幸いなことに、競技場の安全要員たちが直ちに出動して撤去を進めた。幸い、大会関係者の素早い措置のおかげで旭日旗は競技場から消えた」と現地の様子を伝えた。
さらに同メディアは「日本のサッカーファンは、ドイツ戦を終えた後、自発的に競技場を掃除し、海外メディアから賛辞を受けた。コスタリカ戦を終えた後も観客席を後片付けする姿を見ることができた。しかし、今回は誤った歴史認識によって自ら恥をかいた」と、皮肉を述べている。
誠信女子大学のソ・ギョンドク教授が21日「W杯の現場、またはテレビ中継画面で旭日旗応援を見たら、直ちに情報提供してほしい。FIFAに直ちに告発し、記者団を通じて全世界に問題点を知らせる計画」と明らかにするなど、神経を尖らせていた。この騒動を韓国各メディアが速報。コスタリカ戦の勝敗よりも大きな注目を集めている。