野生の大魔王が最強すぎてシーカーの奴らがまるで最深部を目指そうは不適合者、異常あり。
俺はただの
神「お待ちしておりました?!DD 相愛花 様?!実はお前様に折り入ってお話がァッッッ!?」
朕「何言ってんだ!?!?全然わっかんねぇなオイ!!」
髪「この世界より上位の世界で恐ろしい手刀をする大魔王が誕生してしまったのですぅ♡このままだと、世界の全てが魔王の手でぶった斬られるかもしれないのですぅ♡♡」
某「そんで!!オラはナニをすればいいだぉぉぉ~~~~~(~…~(!!!」
紙「この宇宙より上位の世界へ旅立ってもらいまする。そこで大魔王を倒してもらいたく存じ上げまする」
俺「わかりましたねぇ!!邪険「夜」行きましょうね~~!!」
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説明しよう!ここで紙が言った上位世界とは、DD相愛花が暮らす宇宙とは比べ物にならないほど大きいαワールドと呼ばれる世界だ!!どれぐらい大きいかというと、DD相愛花が暮らす宇宙を無限に内包する1世界を無限に内包する2世界を無限に内包する3世界……と無限を超越して続けても無に等しい宇宙にしかならないほど大きな宇宙である!!!厳密には、「0を「DD相愛花の暮らす宇宙」、0でない任意の順序数βを、「γ<βを満たす任意の順序数γに対応する全ての世界を無限を超えて内包する上位世界」に対応させた時の、「全ての順序数に対応する全ての世界を内包する上位世界」が素粒子1個分の大きさに等しい大きさの宇宙」だ!!!!
そしてアタイって最強なDD相愛花は、パワーアップしてαワールドの一般人に等しい大きさまで大きくなってαワールドに旅立った!もちろん身体能力も比例して大きくなるぞ!!ちなみにDD相愛花は、DDが苗字で相愛花が名前だ!!
===αワールド===
我「さぁ、魔王さまはどこだ!!姿を表せ!!」
上「魔王はここを(0,0,0)とした時の(100,100,100)の座標に半径3の球状の穴の姿で存在しています!単位は光年(αワールド基準)です!」
俺「分かった!!オラっっ!!光年破壊ビぃぃぃぃいム!!!」
魔王「ちょっと待ったー!」
吾「誰だお前は!」
魔王「私こそが魔王だ!そのビームを撃ってしまったら、この宇宙は滅んでしまう!世界を滅ぼす怪物め!この私と正々堂々勝負しろ!」
儂「分かった!メートル破壊ビーム!!ஐ」
魔王「フッっ……私には効かんよ私は様々なスキルを持っているからね!!」
余「どんなスキルを持っているんだ!」
魔王「フフフ…それはだねぇ!!精神を消滅させる能力!物体を消滅させる能力!存在を消滅させる能力!死の概念を押し付ける能力!時間操作!因果律を無視して全てを消滅させる能力!物理攻撃無効!精神攻撃無効!消滅攻撃無効!存在干渉攻撃無効!概念攻撃無効!時間操作無効!因果律操作無効!自動蘇生!願いを叶えるスキル!どうだ!このスキルの数は!私には叶うまい!それに、全てのスキルのレベルがLV.ULTIMATEだ!」
僕「なんでスキルにレベルがあんだよ!?教えはどうなってんだ教えは!?」
魔王「特別に教えてあげよう!!この世界のスキルにはレベルが存在する!!LV.0で一般的な効果、任意の順序数βに対するLV.βのスキルは、γ<βを満たす任意の順序数γに対してLV.γである如何なるスキルよりも優先されるほど強力な力を持つ!そしてそしてそしてぇぇえっっっ!!!LV.ULTIMATEのスキルはぁ!!任意の順序数βに対してぇ!!LV.βである如何なるスキルよりも優先されるほど強力な力を持つ!!この意味が分かるかねぇ!!ちなみに、私のスキルは全てこのαワールド全域を効果範囲とする。つまり、君に勝ち目はないっっ!!!そしてぇ!!君に慈悲の一撃をプレゼントしてフィナーレとしよう!!!」
あまりにも強大なスキルを持つ魔王。このまま、DD相愛花は魔王に為す術もなく敗れてしまうと誰もが考えた。
ーーーしかし、その時不思議な事が起こった。
魔王の一撃を受け、一瞬にして消滅したかに見えたDD相愛花はーーー無傷。
かすり傷ほどの傷も負わず、白銀のオーラを放ちながら、ただ平然と、そこに立っていた。
「…………っ!…なぜ……だ…なぜ…………まだ倒れていない……っ!?」
「当たり前だろ。そんなん。それはなぁ……!!」
DD相愛花は、魔王の全力の攻撃を意にも介さずに、そのまま純白の虹を纏った拳で、魔王を殴り飛ばした。
「俺が、最強だからだっ……!!」
DD相愛花がここまで強い力を手に入れたのには、理由が存在する。
それは、彼が隠し持っていたスキル……「設定変更」の力だ。
「設定変更」ーー自分自身を物語のキャラクターに見立て、その設定を意のままに改変する能力。まさに全能に等しい最強の力。
その力で自身の設定を強化し、魔王の攻撃に対する絶対的な耐性を獲得したのだ。
スキルのレベルは、数が大きい方が強い、と単純に定義を拡張したのなら、彼の設定変更ならば、如何なる順序数よりも大きい、想像しうる限りどれだけ大きい数だろうと……否、想像し得ない数も含めまさしく全ての数より大きい数をレベルにもつスキルだろうと、容易く創ることができるだろう。
少なくとも、魔王の持つ全てのスキルに対する耐性を、DD相愛花は持っていた。
「……っ!なんというデタラメなぁっっ!!……しかし…ならばぁっ!!」
魔王の体から黒に堕ちた空の粒子が放出され、DD相愛花に対し、さらなる能力を発動した。
それは彼の持つ如何なるスキルでもない。
権能。
スキルよりも優先される上位の力。
魔王は、その権能を用いて因果律を歪める。
いくら設定を変えられるからといって、所詮は設定変更。奴が未だスキルに対しての力しか手に入れていないのなら、設定を変える前にその行動を封じればまだ勝機はあると考えたのだろう。
黒き粒子が、時間と空間を無視した動きでDD相愛花を襲った。
魔王の権能が如何なる原因も、如何なる理屈も無視して「消滅」という結果を押し付ける能力を発する。
同時に、DD相愛花から、行動を起こすに必要な原因を奪い、行動できたという結果を摘み取る。いかに設定を変更しようと、それより前にそれを行ったという結果が消滅し、設定を変更したという事実に辿り着けない。良くて消滅という結果に辿り着き、悪ければ如何なる結果にも辿り着けずに事実として観測すら出来ないまま消え去るだろう。
しかしーー。
「……まだ因果だとか理屈だとかが機能すると思ってんのか?もう、どうやって相手を因果に従わせるかの戦いじゃない。因果なんて置いてきぼりにして、テメェで俺と殺り合うしかねぇんだよ」
ーーしかし、それでも、だけれども、この生物には叶わない。
DD相愛花は、依然として魔王に向かってきていた。
権能を超える力を有していた訳では無い。
既に、この男が、順序を超越していたのだ。
DD相愛花は、既に相手の…いや、それだけではない。自身も含めた全ての行動に先手をとって活動出来てしまう領域に達していた。
例えそれが既に為された行動であろうとも、関係なく、それを覆す。
魔王には設定変更を一度使用したあとも通常の順序に従っているように見えていた。それは確かに事実だ。しかし、DD相愛花はそれすらいとも簡単に覆す。因果を脱する前にその行動を封じられようと、封じられた後で、それより前に因果を脱する。
それが、最強に至った男の姿だ。
「次はーーいや、もう一発で終わらせるわ、じゃあな、弱いケツ穴がよ」
次の瞬間には、DD相愛花に、魔王を倒すため、引いては己が最強に至るための全てのスキル、権能、異能、設定が既に創造され、彼に宿っていた。
そして、当然の如く時間を超越した絶対的な速度で、一瞬の間すら掛けずに既に魔王への接近を果たす。
「
刹那の時間すら経過する前に、DD相愛花の渾身の一撃が、魔王に浴びせられていた。
物体も、精神も、存在も、事象も、時間も、概念も、因果も。
スキルも、能力も、権能も、異能も、設定も。
ありとあらゆる全てのものを破壊しうる一撃が、魔王ただ一人に直撃し、魔王の肉体は少しずつ崩壊を始めた。
「……貴様は…何者だと言うんだ………」
「まだ喋れんのか。すげえよ、お前。死ぬけど。まぁ、せっかくだし教えてやるか。俺はなーー」
「ーーただの、
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ーーー『再世紀 第1章31節』
ーーーn年後ーーー
DD相愛花は神となり、世界をより
それは、かつてのαワールドより遥かに果てしなく、彼の想像しうる限り、いや、想像しえないとしても関係なく全ての大きさをも上回るほど巨大に。
彼は神になった。世界の全てと同化し、世界を意のままに書き換え、世の調停者として永く地球に降臨することとなった。
彼は全てを支配した。彼が創り替えた世界はもちろん、その世界にあまねく命の魂、即ち精神も、概念も、因果も。
如何に全てを超越しようと、全てにすら含まれぬと論理を逸脱しようと、全ては彼の掌の上にある一冊の本に過ぎない。
それらも全て、あらゆる全てを、彼は支配し、意のままに書き換え操った。
そして世界は和平を手に入れた。
そんな世界での、一幕。
「あ~!!遅刻しちゃ~う!!ダッダッタッ」
「あ~やべやべ遅刻する遅刻するダダダダダッ」
ガシャーン
「痛ててて……」
「痛ったぁぁ……」
「あれ…?」
「もしかして私たち…」
「「入れ替わってない!?!?!?」」
~fin~
裏設定
・DD相愛花は女子幼稚園児ですが男だし代名詞は彼です。heです。彼の世界は寛容なのでok。
・魔王は強いのでDD相愛花に創り替えられた世界で復活を果たしました。今では仲良くお互いを高め合って因果も時間も置いてけぼりです。