大学時代に某カラオケ屋にヒトカラに行ったら、なんか曲ダウンロード中にスピーカーからぴーひょろサウンドが漏れてて、機械の裏を確認したらモデムがつながってたので、これをスニッフィングすれば曲のデータが手に入れられるのではないかと考えて何店か回って調査した。
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返信先: さん
前の店とは別メーカの機種が入っている店に行ったところ、機械の下にハブがあった。もしかしてと思ってまた出直し、リピータハブを機械の間に入れ、Etherrealを起動したところ、なんと平文通信で、FTP(を改造したようなプロトコル)で店内サーバから曲を取得していることが分かった。
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曲の取得コマンドはSNGR(Song Retrieve)だった。user/passwordはメーカにちなんだサッカーチーム名を二つに分けたものだった。これを大学のヤバいハッカーに見せたところ、血迷った彼はあっという間に全曲取得スクリプトを作成し、カラオケボックスに8時間居座って全曲ダウンロードしてしまった。
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ファイル名はいわゆる曲番号なので、歌本から引けば曲名はわかるが、圧縮されていて、見せてもらったが私の手には負えないものだった。しかし彼は、圧縮ルーチンすら不明なこのファイルを展開する方法を見つけ出し、ついに全曲のデータをアーカイブ化した。
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展開した曲データのうち、実質のMIDIデータチャンクは、私の脳内デコーダがパーサを設計した。当時MIDI,着メロファイルのコンバータなどを作っていたうえ、音感持ちの私には簡単だった。
彼はヤフオクで別メーカーの基板から引っこ抜いたデータを再生するカラオケプレイヤーを作成済みだった
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そのプレイヤーをこのデータに対応させ、曲データアーカイブとセットにしたCD-Rを、彼は私に「このデータの存在の開示・データの流出を禁ずる。違反した場合金200万もしくは指一本いただく」という中二病満載の契約書とともに渡してきた。
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こうやって存在を明かしたわけだが、彼は請求しに来てくれるだろうか。それならそれで、安いものである。ちなみに彼はそのあと、自作のシェアウェアに仕込んだ、不正シリアルを入力されるとPC内の個人情報を送出し、損害金を請求するようなコードを埋め込んだのがばれて大学にめっちゃ怒られていた。
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ところで当時は、一人カラオケ文化が少し発生し始めた頃であり、一人でカラオケ屋に行くと有無を言わさず2人分の金を払え、と言われるようなこともある時代であった。それでも二人分の金を払って調査したりしていたなぁ
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