SEIKO NTPクロックを購入しました
はじめに
SEIKOのNTPクロック(無線LANモデル) NCA-3002を購入しました。
どこも在庫がなく、メーカー取り寄せしてもらいました。(納期1週間程度)
新居に引っ越しおしゃれな壁掛け時計を探しておりましたが、なかなか好みのデザインが無かったため、妻と相談しシンプルなデザインで選定することにしました。
筆者は素人のため嘘を書いてある可能性もあります。あらかじめご了承ください。
壁掛け時計に求める要件
ざっくりですが時計に求める要件を整理してみました。
- シンプルなデザインであること。
- 視認性が良いこと。
- 子供の教育を考慮しアナログ時計であること。
- 静音であること。
- 正確な時を刻めること。
- 時刻修正が安定していること。
時刻修正の安定性を考慮すると電波時計は採用できず悩んでおりましたが、SEIKOのNTPクロックの存在を知りました。
SEIKO NTPクロック の特徴
- ネットワーク到達性があれば時刻を修正できる。
- NTPサーバーを参照するため自宅サーバーと同じ時を刻める。
- デジタル時計、アナログ時計を選べる。
- PoEモデル(有線LAN)、乾電池モデル(無線LAN)を選べる。
- SNMP 対応
- システム起動の通知
- 時刻取得後状態の通知
- 電池電圧低下など
ネットワーク構成
無線ネットワーク設計に関しては前回の記事を参照ください。
自宅ネットワークは用途ごとにネットワークを分離しているため、NTPクロックとサーバーは以下のように異なるネットワークへ配置しました。
- DNS/DHCP/NTP兼用サーバー
- IPアドレス
- 192.168.1.1
- 192.168.1.2
- IPアドレス
- NTPクロック
- L3スイッチ
- DHCPサーバー
- 下記情報をDHCPで配布
- IPアドレス
- 192.168.0.x
- サブネットマスク
- 255.255.255.0
- デフォルトゲートウェイ
- 192.168.0.254
- DNSサーバー
- 192.168.1.1
- 192.168.1.2
- NTPサーバー
- 192.168.1.1
- 192.168.1.2
- IPアドレス
- 下記情報をDHCPで配布
DHCPに関する補足
DHCPサーバーとDHCPクライアントとの通信はブロードキャストが利用されているため、DHCPサーバーとDHCPクライアントは同じネットワークにいる必要があります。
DHCPクライアントを終端するルーターやL3スイッチでDHCPリレーエージェント機能を有効にすることで、異なるネットワークに存在してもDHCPリレーエージェントが、DHCPクライアントから受信したブロードキャストをユニキャストへ変換しDHCPサーバーに転送することが可能になります。
設置
重量は約1.4kgで付属するフックを壁に取り付けます。
石膏ボードも対応しており、問題なく取り付けができました。
硬派なデザインで視認性は良好です。
最後に
実際使い始めて満足度はとても高いです。自宅のNTPサーバーへ同期しているため、電波時計のように設置場所によって時刻の修正ができないといった問題はありません。
無線LANモデルを採用しましたが、2.4GHz帯を利用しているため、無線APと極端に遠く設置しない限りは問題なく利用できると思います。
また、パソコン/ネットワーク機器/サーバーなどと同じNTPサーバーを参照しているため様々な機材と時刻が一致しとても気分が良いです。
NTPクロックは、電波時計と比べラインナップが少ないため、今後ラインナップが増えていくと良いなと思いました。
以上。