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LGBTがセクシュアリティを語らなくなったのは・・・ [現代の性(同性愛・L/G/B/T)]

6月1日(水)

コメント欄にいただいた話。

最近のLGBTが、自らのセクシュアリティを語らなくなったのは、同じ場にいるアセクシュアルの人への気配りなのだそうだ。
とても興味深い説だ。
セクシュアリティを話題にすると、アセクシュアルの人が「傷つくから」らしい。
なんて、やさしく思いやりが深いのだろう。

そうなると、今後、トランスジェンダーだけでなく、ゲイもレズビアンもバイセクシュアルも、ますます自らのセクシュアリティを語らなくなりそうだ。
自らのセクシュアリティを語らないセクシュアル・マイノリティって、いったい何なのだろう?
存在意義(レゾンデートル)が揺らいでくる。

最近の若い人は、LやGやTのコミュニティを経ることなく、いきなり「LGBT」のコミュニティに入る人も多くなっているようだから、そういう場で同席するアセシュアルの人へ(過剰な)配慮をするということも、あるのかもしれない。

私たちの時代には、ゲイのコミュニティでも、レズビアンのコミュニティでも、そしてトランスジェンダーのコミュニティでも、アセクシュアルの人はまずいなかった。
だから、配慮する必要はなく、好きなだけセクシュアリティ語り(エロ話)ができた。
でも、それはもう過去の話なのかも。

「セックスを語らない」だけでなく「セックスをしないLGBT」も増えているような気がする。セックス・フォビックな雰囲気がだんだん強まっていくのかも。
セックス嫌いのゲイとか、セックス・フォビアなレズビアンとか、昔だったらあり得ないタイプが出てくるのかも。
確たる根拠があるわけではなく、あくまで、私の妄想だが・・・。
(でも、私の妄想的予言って、けっこう当たるんだよ)

10数年前「セックスなんかするような人は性同一性障害ではない」という言説が流布したことがあったが、近未来的に「セックスなんかするような人はLGBTではない」みたいな言説が出てきたら、それはそれでとても興味不快、もとい興味深い。


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